大阪メトロ谷町線(大阪府守口市~大阪市~八尾市) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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東梅田駅にて。30000系電車です。
  
今回は、大阪市の東部を走る大阪市営地下鉄の路線で、路線延長が大阪市営地下鉄の中で最長の路線、
大阪市営地下鉄谷町線を紹介します。
現在は運営主体が変わり、Osaka Metro(大阪メトロ) 谷町線と呼ばれています。
  
尚、相撲界(角界)の用語・「タニマチ」は大阪の谷町が語源です(詳細については諸説あり)。
   
  
 路線名  区間  営業キロ  備考
 大阪市営地下鉄:谷町線  大日~八尾南  (※1)28.1km  (※2)
 
(※1)営業キロは28.3km。
(※2)全線複線(軌間1,435mm)・直流750V電化(第三軌条方式)。

  
  
 踏破達成時  1999年4月
 撮影時  2009年~2012年
 
  
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起点の大日駅は大阪市内ではなく守口市内にあります。
駅周辺はやや郊外といった感じで、イオンモールなどがあります。
また、駅西方の地上には大日検車場があります。
  
  
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大日駅にて。島式ホーム1面2線で、終端方には留置線があります。
   
大日を発車すると、市街地を通る国道1号線(京阪国道)の地下を南西へ、守口(京阪守口市駅は南へ500m)、今里筋線との接続駅である太子橋今市と進みます。
太子橋今市を発車後は大阪府・守口市から大阪市旭区へと変わります。そして南南西へと針路を変えて千林大宮、関目高殿と進みます。
関目高殿からは国道1号を離れて都島通の地下を南西へ進み、都島区へと入ります。難読駅名の野江内代(のえうちんだい)を過ぎると西へ進み、小運転電車の始発・終着駅である都島に到着します。
   
   
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都島駅にて。写真の車両は2013年に廃車となった30系電車です。
データイムを中心に当駅から文の里まで『小運転』電車が運転されるため、本数が増えます。
   
都島を発車すると大川を潜り、北区へと変わると、天神橋筋六丁目(通称:天六)に着きます。
天神橋筋六丁目を発車後は南西へ進み、中崎町を過ぎると中心市街地へと入り、左へカーブして東梅田に到着します。御堂筋線の梅田駅の南東側に東梅田駅があります。
   
   
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東梅田駅にて。谷町線では最多の乗降者数を誇ります。
御堂筋線、四つ橋線とは改札外連絡となります。両駅へhは地下街・地下道が通じています。
また、乗換時は特定の改札機を通らなければならないなど条件があるので事前に確認を。
   
東梅田駅を発車すると御堂筋線と並行して御堂筋を南下しますが、梅田新道の交差点を左折して東へ針路を変えて御堂筋線と分かれます。その後は国道1号(京阪国道)の地下を進み、南森町に着きます。
   
  
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南森町駅にて。
ホームは御堂筋線のなんば駅や大阪環状線の天満駅と同じような2面2線の配置で、元々は島式ホーム1面2線でした。
   
南森町を発車後も東へ進みますが、東天満の交差点を右折すると路線名と同じ谷町筋を南下します。そして大川を潜ると中央区へと入り天満橋に着きます。
天満橋を発車後は大阪城の西側、大阪府庁や大阪府警、NHKなど官庁街を南下して谷町四丁目に到着します。
   
谷町四丁目を発車すると引き続き谷町筋を南下し、谷町六丁目、谷町九丁目、天王寺区へと入って四天王寺夕陽ケ丘と進みますが、谷町六丁目以南の西側沿線には多数の寺院があります。
四天王寺夕陽ケ丘を発車後は四天王寺や天王寺公園(茶臼山)の付近を通り、天王寺に到着します。
   
天王寺を発車すると阿倍野区へと入り、谷町筋が「あべの筋」と名を変えた道路の地下を引き続き南下して阿倍野に着きます。この間、地上の「あべの筋」の中央には阪堺電気軌道上町線が通っています。
阿倍野を発車後は左へカーブして、阪神高速14号松原線の地下を南東へ走り、小運転電車の南側の始発・終着駅である文の里に到着します。駅西側を御堂筋線が南北に通っていますが、駅は設置されていません(すぐ南に昭和町駅があります)。
   
  
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文の里駅にて。『小運転』の電車は文の里止まりで、これより八尾南方へは本数が減少します。
   
文の里を発車すると引き続き阪神高速の地下を南東へ走り、東住吉区へ入って田辺、東へ針路を変えて駒川中野(駅の直上を走る近鉄南大阪線には駅なし)、そして平野区へと変わり右へカーブして南へ針路を変えると平野に着きます。尚、阿倍野の先から平野の手前までは、南海電気鉄道平野線の廃線跡の地下を走っています。
平野を発車後は国道479号(内環状線)を南下します。阪神高速はここでも高架で通っています。そして瓜破の交差点を左折して阪神高速と別れ、長居公園通を東へ進むようになると難読駅名の喜連瓜破に到着します。
   
喜連瓜破を発車すると住宅街を東へ進み、駅北側にバスターミナルのある出戸に着きます。
出戸を発車後しばらく進むと南へ針路を変えて近畿自動車道・中央環状線の地下を進むと長原に着きます。
長原を発車後は左へカーブして東へ進むようになり、やがて地上へ出ると同時に八尾市へと変わり、終点の八尾南に到着します。
   
   
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八尾南駅は島式ホーム1面2線の地上駅(半地下方式)で、北側にはさらに1線あります。終端方には車止めがあります。
ホームは北から2番線、3番線となっています。さらに北にある1番線にはホームがありません。
   
  
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八尾南駅には八尾車庫が併設されています。ホームから見ることができます。
車庫へは2番線から2度スイッチバックして入庫します。3番線は車庫に繋がっていません(昼間には1編成が留置されています)。
   
  
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八尾南駅には地下鉄の駅とは思えないほど立派な駅ビルが建っています。
駅は八尾市にあり、東へ約1kmの場所に八尾空港があります。
   
   
==== 乗り鉄の注意点 ====
谷町線では各駅停車のみの運転で、データイムは都島~文の里で5分毎、外縁部の大日~都島、文の里~八尾南では10分毎の運転ですが、平日朝夕ラッシュに増発される一方で早朝・深夜は減便となります。
   
また、データイムは大日~八尾南の全線運転電車『大運転』と都島~文の里の区間運転電車『小運転』が交互に運転されています。また、大日~文の里・喜連瓜破や都島~喜連瓜破・長原・八尾南の区間運転電車も早朝・深夜やラッシュ時に設定されています。
   
使用車両は22系と30000系で、両形式とも6両編成です。
   
所要時間は、大日(17分)東梅田(13分)天王寺(19分)八尾南で、長距離路線ゆえに全線通しですと51分にもなります。
   
   
==== のりかえ ====
 乗換駅  乗換路線
 大日  大阪高速鉄道:大阪モノレール線【本線】
 太子橋今市  大阪市営地下鉄:今里筋線
 天神橋筋  大阪市営地下鉄:堺筋線
 六丁目  阪急電鉄:千里線
 東梅田  大阪市営地下鉄:御堂筋線(梅田駅)、四つ橋線(西梅田駅)
 JR西日本:東海道本線(京都方面【JR京都線】神戸方面【JR神戸線】)
 JR西日本:大阪環状線(京橋方面西九条方面)
 JR西日本:(福知山線【JR宝塚線】列車)、JR東西線(北新地駅/徒歩10分)
 JR西日本(大阪駅うめきたエリア):<梅田貨物線>、(おおさか東線列車)。
 阪急電鉄:神戸本線宝塚本線、(京都本線列車)。阪神電気鉄道:本線
 南森町  大阪市営地下鉄:堺筋線。JR西日本(大阪天満宮駅):JR東西線
 天満橋  京阪電気鉄道:京阪本線中之島線
 谷町四丁目  大阪市営地下鉄:中央線
 谷町六丁目  大阪市営地下鉄:長堀鶴見緑地線
 谷町九丁目  大阪市営地下鉄:千日前線
 近畿日本鉄道(大阪上本町駅まで徒歩5分):難波線大阪線、(奈良線列車)
 天王寺  大阪市営地下鉄:御堂筋線。阪堺電気軌道(天王寺駅前電停):上町線
 JR西日本:関西本線【大和路線】阪和線
 JR西日本:大阪環状線(弁天町方面鶴橋方面)
 近畿日本鉄道(大阪阿部野橋駅):南大阪線
 阿倍野  阪堺電気軌道:上町線
(※) 野江内代駅ではJR西日本:おおさか東線と乗換可能です。  
  
(参考:Wikipedia)