![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/35/1f/j/o0550041214425416611.jpg?caw=800)
尼崎駅にて。321系電車です。
今回は、大阪市の東のターミナルである京橋駅から西進して「キタ」を通り、東海道本線のやや南側を走って兵庫県にある尼崎駅に至る、ほぼ全線が地下を走るJR西日本の路線、
JR東西線を紹介します。尚、正式な路線名称に「JR」が付いた唯一の路線です。
計画・建設時は「片福連絡線」と呼ばれ、文字通り片町線【学研都市線】と福知山線【JR宝塚線】を結ぶ路線として建設されましたが、開業後は尼崎側で福知山線の他に東海道本線【JR神戸線】との直通運転も実施されています。
尚、今回の記事の写真は全て2011年~2012年に撮影しています。
よって、車両の種別幕が現在とは異なり、当時は路線別のアルファベットが表示されていません。
今回は、大阪市の東のターミナルである京橋駅から西進して「キタ」を通り、東海道本線のやや南側を走って兵庫県にある尼崎駅に至る、ほぼ全線が地下を走るJR西日本の路線、
JR東西線を紹介します。尚、正式な路線名称に「JR」が付いた唯一の路線です。
計画・建設時は「片福連絡線」と呼ばれ、文字通り片町線【学研都市線】と福知山線【JR宝塚線】を結ぶ路線として建設されましたが、開業後は尼崎側で福知山線の他に東海道本線【JR神戸線】との直通運転も実施されています。
尚、今回の記事の写真は全て2011年~2012年に撮影しています。
よって、車両の種別幕が現在とは異なり、当時は路線別のアルファベットが表示されていません。
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/b0/70/p/o0640048014425416647.png?caw=800)
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
JR西日本:JR東西線 | 京橋~尼崎 | 12.5km | 全線複線・直流 1,500V電化 |
踏破達成時 | 1999年3月 |
撮影時 | 2011年7月ほか |
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/f5/46/j/o0550041214425416670.jpg?caw=800)
起点の京橋駅は、単式ホーム2面2線となっています。元々は島式ホーム1面2線でした。
尚、JR東西線の全列車が学研都市線へ直通しています。
尚、JR東西線の全列車が学研都市線へ直通しています。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/cc/12/j/o0550041214425416699.jpg?caw=800)
京橋駅より尼崎方を望む。中央に引上線があり、学研都市線の折り返しに使用されています。
JR東西線は引上線の両側を下り勾配で走り、地下へと向かいます。
JR東西線は引上線の両側を下り勾配で走り、地下へと向かいます。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/e5/5d/j/o0550041214425416724.jpg?caw=800)
その後は片町駅跡の地下を通過して右へカーブし、京阪本線と交差すると大阪城北詰に着きます。
大阪城北詰を発車後は毛馬桜之宮公園の藤田美術館付近を通り、左へカーブしながら大川を潜ると大阪府大阪市・都島区から北区へと変わります。そして桜の通り抜けで有名な造幣局の北側を通ると国道1号線(京阪国道)の地下を西へ走るようになり、大阪市営地下鉄谷町線と並走するようになると大阪天満宮に着きます。地下鉄の駅名は南森町です。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/3c/fd/j/o0550041214425416757.jpg?caw=800)
大阪天満宮駅にて2012年2月撮影。
この1か月後にホームドア(4扉車用可動式ホーム柵)が設置されました。
大阪天満宮を発車後は引き続き市街地を通る国道1号の地下を西へ走り、新御堂筋と交差する梅新東交差点の先で谷町線が右へ分かれ、御堂筋と交差する梅田新道交差点から国道2号線の地下を走るようになると北新地に到着します。
この1か月後にホームドア(4扉車用可動式ホーム柵)が設置されました。
大阪天満宮を発車後は引き続き市街地を通る国道1号の地下を西へ走り、新御堂筋と交差する梅新東交差点の先で谷町線が右へ分かれ、御堂筋と交差する梅田新道交差点から国道2号線の地下を走るようになると北新地に到着します。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/61/d3/j/o0550041214425416779.jpg?caw=800)
北新地駅にて。JR東西線における通過型ターミナル駅です。
2011年に4扉車用可動式ホーム柵が設置されています。その関係で3扉車の223系6000番台は直通快速の運用から撤退しました。
尚、北新地駅の計画当時の仮称は「桜橋駅」でしたが、駅の立地や北新地の商店主からの要望もあり、晴れて北新地駅に決定しました。
2011年に4扉車用可動式ホーム柵が設置されています。その関係で3扉車の223系6000番台は直通快速の運用から撤退しました。
尚、北新地駅の計画当時の仮称は「桜橋駅」でしたが、駅の立地や北新地の商店主からの要望もあり、晴れて北新地駅に決定しました。
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/d6/e7/j/o0550041214425416800.jpg?caw=800)
北新地駅にて。桜橋交差点の北西側より撮影。道路の右側が「新地」とも呼ばれる北新地です。
北新地を発車すると左へカーブして、市街地を通る国道2号の地下を西南西へ進みます。福島区へと変わり、阪神本線と並走して新福島に着きます。駅の東側に阪神本線の福島駅がありますが、乗換には一旦地上へ出る必要があります。また、意外と中之島に近く、京阪中之島線の中之島駅も徒歩圏内です。
新福島を発車後は並行する阪神本線が地上へ出ますがJR東西線は地下のままです。その後は大阪環状線と交差しますが、この地点に駅は設けられていません。さらに西へ進むと野田阪神前交差点へと差し掛かり、国道2号と同様に右へカーブすると海老江に到着します。地下鉄千日前線(野田阪神駅)、阪神本線(野田駅)と乗換可能です。
海老江を発車すると住宅街を通る国道2号の地下を北西へ走ります。そして淀川を地下トンネルで潜りますが、淀川をトンネルで潜る鉄道路線はJR東西線のみです。淀川を潜って西淀川区へ変わっても住宅街を通る国道2号の地下を北西へ走り、一角に西淀川区役所がある歌島橋交差点で右へカーブして国道2号を離れると御幣島(みてじま)に着きます。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/24/ab/j/o0550041214425416830.jpg?caw=800)
御幣島駅にて(京橋方面列車より撮影)。JR東西線の中間駅は全駅とも島式ホーム1面2線です。
御幣島を発車後は住宅街を通る府道10号の地下を北へ走りますが、阪神高速道路11号池田線の加島ランプ付近で左へカーブして地上を走る東海道本線【JR神戸線】と並行するようになると淀川区へと変わり加島に着きます。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/1b/fc/j/o0550041214425416858.jpg?caw=800)
(京橋方面列車より撮影)加島を発車後は地上へ出ます。下り線・上り線ともそれぞれJR神戸線の内側線と外側線の間に顔を出します。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/6b/60/j/o0550041214425416887.jpg?caw=800)
その直後に神崎川を渡り、兵庫県尼崎市へと変わります。
そして工業地帯の中を西へ走り、右手前方に再開発された新市街地が見えてくると終点の尼崎に到着します。
そして工業地帯の中を西へ走り、右手前方に再開発された新市街地が見えてくると終点の尼崎に到着します。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/08/85/j/o0550041214425416914.jpg?caw=800)
島式ホーム4面8線の尼崎駅にて。
JR東西線を運行する列車は主に内側ホームの3番のりば~6番のりばより発着していますが、一部列車は2、7番のりばを使用します。
尚、大半の列車がJR宝塚線やJR神戸線へ直通しますが、一部列車は尼崎を始発・終着としています。
==== 乗り鉄の注意点 ====
JR東西線を運行する列車は主に内側ホームの3番のりば~6番のりばより発着していますが、一部列車は2、7番のりばを使用します。
尚、大半の列車がJR宝塚線やJR神戸線へ直通しますが、一部列車は尼崎を始発・終着としています。
==== 乗り鉄の注意点 ====
JR東西線では普通の他に快速・区間快速・直通快速と様々な種別の列車が運転されていますが、JR東西線内では全列車が各駅に停車します。
昼間帯は快速(学研都市線内で通過運転)が木津~塚口と同志社前~塚口で毎時2本ずつ、普通が尼崎方面が長尾→西明石、京橋方面が須磨→長尾で片道毎時4本運転されていて、両種別合わせて毎時8本運転です。
朝夕は学研都市線直通の区間快速(JR東西線内は京橋方面のみ設定)や、おおさか東線を経由して大和路線の奈良まで足を延ばす直通快速も運転されていて、また快速はJR宝塚線側で宝塚や新三田、篠山口まで延長運転されます。普通は学研都市線側で松井山手まで延長運転され、JR神戸線側は加古川始発の京橋方面列車も一部あります。
また、前述のように京橋側ではJR東西線の全列車が学研都市線へ直通し、尼崎側ではJR宝塚線とJR神戸線へ概ね半数ずつ直通先が分かれる一方、尼崎で折り返す列車もあります。
使用車両は全て7両編成で、207系と321系が使用されています。207系は量産先行車の1編成を除いて3両+4両の分割編成です。
京橋からの所要時間は、北新地まで6分、尼崎まで18分です。
「キタ」の中心までは短時間で行けるので、学研都市線方面から梅田南部へ行くには環状線乗換より速いです。
一方、北新地~尼崎が12分も要しているので、JR神戸線の大阪~尼崎が快速で6分で行けることもあり、利用がやや低迷している印象です。
==== のりかえ ====
昼間帯は快速(学研都市線内で通過運転)が木津~塚口と同志社前~塚口で毎時2本ずつ、普通が尼崎方面が長尾→西明石、京橋方面が須磨→長尾で片道毎時4本運転されていて、両種別合わせて毎時8本運転です。
朝夕は学研都市線直通の区間快速(JR東西線内は京橋方面のみ設定)や、おおさか東線を経由して大和路線の奈良まで足を延ばす直通快速も運転されていて、また快速はJR宝塚線側で宝塚や新三田、篠山口まで延長運転されます。普通は学研都市線側で松井山手まで延長運転され、JR神戸線側は加古川始発の京橋方面列車も一部あります。
また、前述のように京橋側ではJR東西線の全列車が学研都市線へ直通し、尼崎側ではJR宝塚線とJR神戸線へ概ね半数ずつ直通先が分かれる一方、尼崎で折り返す列車もあります。
使用車両は全て7両編成で、207系と321系が使用されています。207系は量産先行車の1編成を除いて3両+4両の分割編成です。
京橋からの所要時間は、北新地まで6分、尼崎まで18分です。
「キタ」の中心までは短時間で行けるので、学研都市線方面から梅田南部へ行くには環状線乗換より速いです。
一方、北新地~尼崎が12分も要しているので、JR神戸線の大阪~尼崎が快速で6分で行けることもあり、利用がやや低迷している印象です。
==== のりかえ ====
乗換駅 | 乗換路線 |
京橋 | JR西日本:片町線【学研都市線】(直通運転)、大阪環状線。 |
京阪電気鉄道:京阪本線。 | |
大阪市営地下鉄:長堀鶴見緑地線(京橋駅まで徒歩10分) | |
大阪城 | |
北詰 | |
大阪 | 大阪市営地下鉄(南森町駅):谷町線、堺筋線。 |
天満宮 | |
北新地 | JR西日本(大阪駅まで徒歩15分):東海道本線(京都方面【JR京都線】) |
JR西日本(大阪駅まで徒歩15分):東海道本線(神戸方面【JR神戸線】) | |
JR西日本(大阪駅まで徒歩15分):大阪環状線(京橋方面、西九条方面) | |
JR西日本(大阪駅まで徒歩15分):(福知山線【JR宝塚線】)列車 | |
JR西日本(大阪駅うめきたエリア):梅田貨物線、おおさか東線。 | |
大阪市営地下鉄:御堂筋線(梅田駅)、谷町線(東梅田駅)、四つ橋線(西梅田駅) | |
阪急電鉄(梅田駅まで徒歩18分):神戸本線、宝塚本線、(京都本線列車) | |
阪神電気鉄道:本線(梅田駅まで徒歩10分) | |
新福島 | JR西日本:大阪環状線(福島駅まで徒歩10分【乗換指定駅ではない】) |
阪神電気鉄道:本線(福島駅まで徒歩5分) | |
京阪電気鉄道:中之島線(中之島駅まで徒歩15分) | |
海老江 | 阪神電気鉄道:本線(野田駅)。大阪市営地下鉄:千日前線(野田阪神駅) |
御幣島 | |
加島 | |
尼崎 | JR西日本:東海道本線【JR神戸線】(西明石方面直通運転) |
JR西日本:福知山線【JR宝塚線】(篠山口駅まで直通運転)、尼崎港線の廃線跡。 |
(参考:Wikipedia)