京阪本線(その2・樟葉~三条) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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中書島駅にて。2013年で運行終了した特急用の3000系電車(初代)です。

  

大阪・淀屋橋から淀川左岸を北東へ走り、京都市街東部の三条へ至る通勤路線であり、京都・宇治方面への観光路線でもある
京阪電気鉄道京阪本線の第2回目は、
樟葉(くずは)から京都府へと入り、伏見から京都市街の東側を北上して東山区の三条駅へ至る区間について紹介していきます。
今(投稿時)は紅葉の時期です。特に土休日は利用客が多いことでしょうね~。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  
  

路線名   区間   営業キロ  
京阪電気鉄道:京阪本線  淀屋橋~三条  49.3km  

  

  

今回紹介の区間  

区間   営業キロ  備考  
樟葉~三条  21.6km   全区間複線。直流1,500V電化。軌間1,435mm  

  

  

踏破達成時   1999年2月  
撮影時   2009年~2014年  

  

  

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樟葉駅は幅の広い島式ホーム2面4線の構造で、淀屋橋方・三条方の双方から当駅止まりの列車も一部設定されています。
樟葉駅周辺は大規模な住宅街になっています。
駅前には京阪系の商業施設「くずはモール」がありましたが、2005年に「KUZUHA MALL」として新生オープンし、さらに2014年3月には増床リニューアルオープンしました。

  

樟葉を発車すると、引き続き淀川の堤防上を北へ、左手に淀川を、右手に住宅街を見ながら走ります。淀川の対岸には東海道新幹線、阪急京都本線、東海道本線【JR京都線】が通っています。

  
  

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しばらく走ると右手遠方に石清水八幡宮のある男山(鳩ヶ峰)が見えてきて、大阪府枚方市から京都府八幡市へと変わると橋本に着きます。

  

橋本を発車後は右へカーブしながら男山の北側を回り込み、右側に男山ケーブル(鋼索線)が見えてくると八幡市に到着します。

  

八幡市を発車すると右手に市街地を見ながら左へカーブして木津川を渡ります。

  
  

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その後は右手に洛南浄化センター、左手に田園を見ながら左カーブで進み、京滋バイパスをアンダーパスすると淀川(宇治川)を渡ります。

  
  

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淀川を渡り終えてから京都市伏見区へと変わり、右へカーブして高架線の両側に広がる淀車庫を見ながら走ると一旦地平へ下ります。

  

そして市街地へ入ると再び高架区間になり、左手に淀城跡を見ながら走ると淀に着きます。

  
  

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淀を発車後は右手に京都競馬場を見ながら走ります。

  

その後は宇治川の堤防に沿って延々と非住宅地(横大路運動公園や南部クリーンセンターなどが立地)を北東へ走り、やがて新高瀬川を渡ると市街地へと入って中書島に到着します。

  

中書島を発車すると左へカーブして、東へ直進する宇治線と分かれます。その後は北へと針路を変えて市街地にある伏見桃山に着きます。伏見桃山を発車後も市街地を北上し、丹波橋に到着します。近鉄京都線との乗換駅で、かつては近鉄京都線の前身である奈良電気鉄道線と線路がつながっていて、京阪電車が京都駅まで直通運転していた時代もありました。

  
  

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丹波橋を発車すると右へカーブして近鉄京都線をオーバーパスし、その後は住宅密集地を北へ進んで国道24号をアンダーパスすると墨染に着きます。

  

墨染を発車後は琵琶湖疏水を渡り、名神高速道路をアンダーパスする地点にある藤森に着きます。高速バスの深草バスストップは西へ約500mです。
藤森を発車後は琵琶湖疏水に沿って住宅街の中を北へ走り、深草に着きます。深草を発車後は左へ右へカーブしながら走り、伏見稲荷駅に着きます。初詣時はとても賑わう伏見稲荷は駅の南東側、JR奈良線を渡った先にあります。

  
  

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伏見稲荷駅を発車後は琵琶湖疏水を渡り、奈良線に寄り添うと東山区へと変わり、鳥羽街道に着きます。

  

鳥羽街道を発車後は左手に任天堂リサーチセンター(旧本社)を見ながら走り、築堤に上がると右へカーブして奈良線をオーバーパスします。そして地平区間になると再び奈良線に寄り添い、東福寺に到着します。JRから東山・叡山電鉄方面へは当駅乗換が便利です。

  

東福寺を発車すると奈良線が分かれ、市街地を北上します。

  
  

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東海道新幹線と東海道本線【琵琶湖線】をアンダーパスすると地下区間へと入り、地上線跡と琵琶湖疏水跡(現在、この付近の琵琶湖疏水も地下を流れています)に整備された川端通の地下を進むようになると七条通と交差し、鴨川のほとりにある七条に着きます。地上線時代は鴨川と琵琶湖疏水の間にある堤防上を走っていました。

  

七条を発車後も、鴨川のすぐ東側を通る川端通の地下を北へ走り、国道1号(五条通)と交差すると清水五条に着きますが、清水寺は東へ約1.5kmとやや遠いです。
清水五条を発車後は祇園地区の西側を北上し、四条通と交差すると祇園四条に着きます。阪急京都本線との乗換は当駅が便利です。

  

祇園四条を発車後も引き続き祇園地区の西側を北へ進み、三条通と交差すると京阪本線の終着駅である三条に到着します。

  
  

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三条駅は島式ホーム2面4線の地下駅で、1989年に鴨東線が開通するまでは京阪線系統の終着駅でした。

  
  

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三条駅は1987年まで地上駅で、鴨川と琵琶湖疏水を隔てる堤防上に京阪本線のホームがありました。
京阪線の地下化以降は、堤防と琵琶湖疏水の部分に川端通が整備されて、当時の面影がだいぶ失われました。
また、写真右側のスペースには京津線の京津三条駅がありましたが、こちらは1997年に京都市営地下鉄東西線開業に合わせて廃止されました。
京阪本線と京津線との間には渡り線もありました。

  

また、三条駅は三条大橋のすぐ東側にあり、駅周辺は市街地になっています。

  

  

乗り鉄の注意点(昼間帯中心)  

京阪本線では特急(京阪特急)、通勤快急、快速急行、深夜急行(淀屋橋→樟葉のみ)、急行、通勤準急、準急、区間急行(淀屋橋~樟葉のみ)、普通と、多くの種別の列車が運転されています。
昼間帯は特急、急行、準急、普通の4種別のみの運転ですが、急行は淀屋橋~樟葉間の運転で、準急は萱島~出町柳で各駅に停車します。
ラッシュ時や早朝・深夜には通勤快急、快速急行、急行、通勤準急の運転もあります。

  

特急は淀屋橋~出町柳で毎時6本の運転で、主に2ドア・ダブルデッカー車両連結の8000系8連が使用されますが、一部は3ドアの3000系が運用に入ります。乗車列車にどちらの形式が使用されるかは、京阪ホームページの時刻表で確認できます(ドア数が表示されていて、2ドアだと8000系です)。

  

準急は淀屋橋~出町柳で毎時3本の運転で、複々線区間内の京橋~萱島で途中、守口市のみ停車の通過運転を実施しています。萱島から三条方は各駅に停車し、普通列車の役割を担っています。

  

普通は毎時6本の運転で、大阪方では中之島線に直通していて、京都方は萱島止まりが3本、出町柳直通が3本です。普通のみの停車駅から北浜・淀屋橋へ移動される際は、京橋駅がお勧めです。天満橋駅での乗換ですと階段などの上下移動が伴い、時間が掛かるので控えた方が良いでしょう。

  

使用車両は、特急は前述の8000系、3000系(2代目)がメインですが、ラッシュ時などは他の通勤車(8連)も使用されます。
急行以下は主に3扉通勤車の7連、8連での運転で、5ドア車の5000系も活躍しています。

  

淀屋橋からの特急での所要時間は、樟葉まで28分、中書島まで39分、祇園四条まで50分、三条まで52分、出町柳まで58分です。

  

  

のりかえ   

乗換駅   乗換路線
樟葉駅   京阪電気鉄道:京阪本線(大阪・淀屋橋方面)  
八幡市駅   京阪電気鉄道:鋼索線【男山ケーブル】    
中書島駅   京阪電気鉄道:宇治線  
丹波橋駅   近畿日本鉄道:京都線 (近鉄丹波橋駅まで徒歩3分)  
東福寺駅   JR西日本:奈良線  
祇園四条駅 阪急電鉄:京都本線 (河原町駅まで徒歩10分)   
三条駅 京阪電気鉄道:鴨東線(直通運転)     
三条駅 京都市営地下鉄(三条京阪駅まで徒歩5分):  
東西線 (京阪京津線方面へは東西線利用)  
   
(参考:Wikipedia)