京都市営地下鉄東西線(2008年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

イメージ 1
三条京阪駅にて。東西線は全駅フルスクリーン式のホームドアを装備していて、しかも自局の車両は地上へ出ることがないので車両の写真を撮れませんでした…。前面で写せたのはガラスで反射した前面のLED行先表示器のみです。正面が見えないのに行先表示器が必要かどうか疑問ですが…。

  

今回は、京都市中心部は東西に走りますが、路線東側の六地蔵~山科は南北に走る、全線が地下を走る京都市交通局の地下鉄路線、
京都市営地下鉄東西線を簡単に紹介します。

  

尚、普段の東西線では車両の編成写真を撮ることは困難を極めます(醍醐車庫の公開時には見学可能と思われます)。
ゆえに車両(50系)の写真はありませんが、ご了承願います(Wikipediaに50系の写真が掲載されています)。

  
  

イメージ 2
(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
京都市営地下鉄:東西線  六地蔵~太秦天神川  17.5km   全線複線・直流1,500V電化  
(※)軌間1,435mm。      

  

  

踏破達成時   2008年3月  
撮影時   2008年3月ほか  

  

  

イメージ 3
六地蔵駅は京都市営地下鉄の駅で唯一、京都市外の宇治市に設置されています。
背後を通るJR奈良線との乗換は便利ですが、京阪宇治線へは一般道を歩いて10分ほどを要します。

  
  

イメージ 4
六地蔵駅にて。殆どの駅が島式ホーム1面2線の構造で、フルスクリーンタイプのホームドアが設置されています。
ホームドアは駅ごとに色が違います。また、少しだけ50系電車の側面が見えます。

  

六地蔵駅を発車するとすぐに京都外環状線の地下を走るようになり、京都府・宇治市から京都市伏見区へと変わります。住宅街の地下を北東へ走り、石田を経て開業当初は起点駅だった醍醐に着きます。
醍醐を発車後は北へ針路を変え、山科区へと入ります。引き続き住宅街の地下を小野、名神高速道路を潜り椥辻(なぎつじ)、東海道新幹線との交差地点にある東野と進み、やがて市街地へと入ると山科に到着します。

  

山科を発車すると左へカーブして西へ針路を変え、住宅街の地下を走ります。やがて三条通の地下へ進むと京阪京津線が合流し、御陵に着きます。

  
  

イメージ 5
御陵駅にて。京阪京津線との分岐駅で、方向別の2層構造(上層が太秦天神川方面、下層が六地蔵・浜大津方面)になっています。

  

御陵~三条京阪は東西線開業と同時に廃止された京阪京津線の代替区間です。
御陵を発車すると山間部を進みますが、京阪時代に通っていた三条通とは違い、やや北側を通ります。東山区と左京区を少しずつ通った後に再び東山区へ入ると蹴上(けあげ)に着きます。蹴上を発車後は左へカーブして市街地を通る三条通の地下を西へ進み、平安神宮に近い東山駅を経て京阪線との連絡駅である三条京阪に到着します。

  
  

イメージ 6
三条京阪駅の地上部にて六地蔵方を望む。かつては京阪京津線が三条通の中央を通っていました。
写真右側が京津線時代の京津三条駅跡です。

  

三条京阪を発車すると右へカーブして京阪鴨東線をアンダーパスし、少しだけ左京区へ入って鴨川を潜り中京区へ入ります。今度は左へカーブして祇園祭の山鉾巡行コースになっている御池通の地下へと進み、京都市役所前に着きます。当初は京阪京津線からの乗り入れ列車の終着駅でした。京都市役所前を発車後も市街地を通る御池通の地下を西へ進み、地下鉄烏丸線との連絡駅である烏丸御池に到着します。

  
  

イメージ 7
烏丸御池駅にて。烏丸線との乗換客で賑わっています。

  

烏丸御池を発車してしばらくすると今度は押小路通の地下へと入り二条城前に着きます。その後は二条城のお堀の南側を西へ進み、山陰本線【嵯峨野線】との連絡駅である二条に到着します。

  

二条を発車すると再び御池通の地下へと戻り、市街地をさらに西へ進みます。西大路御池を過ぎると島津製作所の工場の間を通り、右京区へと変わり住宅街を進みます。やがて山ノ内浄水場の北側を通ると天神川を潜り、終点の太秦天神川に到着します。

  
  

イメージ 8
太秦天神川駅にて。ほとんどの駅が同じような構造なので、単調で面白味に欠けます。
ホームドアの色が他駅と違いますね。

  
  

イメージ 9
太秦天神川駅にて。この付近の御池通は地下鉄とほぼ同時に整備されました。
2008年の地下鉄延伸開業後少し遅れて、写真手前側(西側)の路上には嵐電の嵐電天神川駅が開業しました。

   

   

乗り鉄の注意点   

東西線では各駅に停車する普通電車のみの運転で、京阪乗り入れ電車以外の全電車が六地蔵~太秦天神川の全線通し運転です。
京阪からの乗り入れ電車は浜大津方面~御陵~京都市役所前・太秦天神川の運転ですが、データイムを中心に3分の1強が太秦天神川まで直通運転します。

  

データイムの運転本数は、六地蔵~御陵が毎時8本、御陵~京都市役所前は京阪直通系統が加わり毎時12本、そして京都市役所前~太秦天神川は毎時10本です。
平日朝夕ラッシュ時はさらに本数が増えますが、逆に早朝・夜間~深夜は本数が減少します。

  

使用車両は、六地蔵~太秦天神川の地下鉄系統は自局車両の50系6連、京阪直通系統は両先頭車両がセミクロスシートになっている京阪800系4連と、系統によって明確に分けられています。自局車両が京阪京津線へ乗り入れることはありません。

  

所要時間は、六地蔵(12分)山科(3分)御陵(6分)三条京阪(4分)烏丸御池(4分)二条(4分)太秦天神川 です。

  

  

のりかえ  

乗換駅 乗換路線
六地蔵駅 JR西日本:奈良線 (徒歩5分)。京阪電気鉄道:宇治線 (徒歩15分)  
山科駅 JR西日本:東海道本線【琵琶湖線】湖西線  
山科駅 京阪電気鉄道:京津線 (京阪山科駅まで徒歩5分)  
御陵駅 京阪電気鉄道:京津線(太秦天神川方面~浜大津方面を直通運転)  
三条京阪駅 京阪電気鉄道(三条駅まで徒歩6分):京阪本線鴨東線  
烏丸御池駅 京都市営地下鉄:烏丸線  
二条駅 JR西日本:山陰本線【嵯峨野線】  
太秦天神川駅 京福電気鉄道【嵐電】:嵐山本線 (嵐電天神川駅まで徒歩5分)  
  
(参考:Wikipedia)