京阪鴨東線(三条~出町柳。京都府京都市) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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出町柳駅にて。特急用の8000系電車です。

  

今回は、京阪本線の終着駅である三条駅から鴨川沿いに北上し、叡山電鉄のターミナル駅である出町柳までを結ぶ路線で、
1989年に開業した事実上の京阪本線の延長区間である地下線、
京阪鴨東線(けいはんおうとうせん)を紹介します。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
京阪電気鉄道:鴨東線  三条~出町柳  2.3km   (※1)  
(※1)全線複線・直流1,500V電化。軌間1,435mm。        
  
  
踏破達成時   2001年5月  
撮影時   2009年3月ほか  

  

  

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三条駅は写真手前から奥へと延びる道路・川端通の地下にあります。
かつての三条駅はこの付近の地上にありました。

  
  

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三条駅にて。特急列車など鴨東線のほとんどの電車が京阪本線と直通運転しています。

  
  

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三条駅は島式ホーム2面4線の地下駅です。当駅を始発・終着とする列車も設定されています。

  

三条を発車するとすぐに京都市東山区から左京区へと変わり、鴨川の東岸(左岸)と市街地の間を通る川端通の地下を北上します。そして琵琶湖疎水の下を潜ってから丸太町通と交差する地点にある神宮丸太町に着きます。

  

神宮丸太町を発車後も京都大学の施設などに沿って通る川端通の地下を北上します。やがて電車の速度が下がると、ほどなくして今出川通と交差する地点にある終点・出町柳に到着します。

  
  

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出町柳駅は島式ホーム1面2線の地下駅で、終端方には車止めがあります。
また、特急、通勤快急、快速急行は折り返し時に「整列乗車」の措置が取られ、降車扱い後にドアを一旦閉めて座席の一斉転換や車内点検を行った後、車両を乗車位置まで移動させてドアを開けて乗車扱いを行います(一部例外あり)。

  
  

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出町柳駅は左京区の市街地にあり、賀茂川と高野川が合流して鴨川となる地点にあります。
また、叡山電鉄の出町柳駅と併設されていて、比叡山や鞍馬方面への玄関口になっています。
尚、1980年代の叡山電鉄は接続する鉄道路線がなく、乗客減に歯止めがかからない状況でしたが、京阪鴨東線の開業により京阪沿線からのアクセスが向上したため、奇跡の(?)復活を遂げました。

  
  

乗り鉄の注意点   

鴨東線は実質的に京阪本線の延伸路線で、運転される列車も早朝・深夜に設定されている三条発出町柳行き普通電車2本を除き、すべて京阪本線と直通運転を行っています。

  

データイムは淀屋橋~出町柳の特急が毎時6本(神宮丸太町を通過)、各駅停車は淀屋橋~出町柳の準急と中之島~出町柳の普通が各3本運転されています。平日朝ラッシュ時は増発されます。また、朝や夜間には快速急行、通勤快速急行、急行、通勤準急の各種別の列車も運転されています。

  

所要時間は、神宮丸太町を通過する特急、快急が3~4分、各駅に停車する種別が4~5分と、大差ありません。

  

最後に、鴨東線では建設費償還のために60円の加算運賃が設定されていますが、フリーチケット等でお出かけの際は問題ありません。

  

  

のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
三条駅   京阪電気鉄道:京阪本線(直通運転)  
三条駅   京都市営地下鉄(三条京阪駅):東西線 (一部列車は京阪京津線と直通運転)  
出町柳駅   叡山電鉄:叡山本線、(鞍馬線列車)  
  
(参考:Wikipedia)