今回は、京都府八幡市の男山を登る京阪電気鉄道のケーブルカー路線で、
石清水八幡宮への参詣路線として特に正月三が日の初詣時には多くの乗客で賑わう路線、
京阪電気鉄道:鋼索線(通称:男山ケーブル)を紹介します。
石清水八幡宮への参詣路線として特に正月三が日の初詣時には多くの乗客で賑わう路線、
京阪電気鉄道:鋼索線(通称:男山ケーブル)を紹介します。
尚、2019年には「石清水八幡宮参道ケーブル」へと通称が変更されています(2023年追記)。
(Yahoo!地図を使用)
区間 | 全長 | 高低差 | 方式 |
八幡市~男山山上 | 0.4km | 82m | ケーブルカー。軌道間隔1,067mm |
踏破時 | 1999年5月 |
撮影時 | 2008年1月 |
山麓駅に相当する八幡市駅は京阪本線駅の南西側(淀屋橋側)にあり、独立して古風な駅舎が設置されています。
改札外連絡になっていて、また京阪線と鋼索線の運賃は合算となっています。
改札外連絡になっていて、また京阪線と鋼索線の運賃は合算となっています。
尚、八幡市駅は2019年に京阪本線の駅が石清水八幡宮駅に、
石清水八幡宮参道ケーブルの駅がケーブル八幡宮口駅に、
それぞれ改称されています(2023年追記)。
八幡市駅にて。ケーブルカー駅標準の頭端式ホーム2面1線の構造ですが、通常は写真左側のホームのみを使用します。また、ホームは階段状になっています。
車両は京阪特急カラー(旧塗色)ですが、京阪特急の塗色が変わってもこちらは現在に至るまでこのままとなっています。
車両は京阪特急カラー(旧塗色)ですが、京阪特急の塗色が変わってもこちらは現在に至るまでこのままとなっています。
八幡市駅ホームより男山山上方を望む。いきなり急な上り勾配になっていて、山中を走ります。
八幡市駅を発車しました。分かりづらいですが、正面には京阪本線の八幡市駅ホームが見えます。
京阪本線の向こう側には京滋バイパスの高架橋も見えます。
京阪本線の向こう側には京滋バイパスの高架橋も見えます。
複線幅のトンネルへと入り、中間地点にて男山山上駅から下ってきた車両とすれ違います。
中間地点はトンネル内にあり、これは全国のケーブルカーでも希少なケースだと思います。
中間地点はトンネル内にあり、これは全国のケーブルカーでも希少なケースだと思います。
中間地点を過ぎると、今度は橋梁で谷を越えてトンネルへと入り、そのトンネルを出るとすぐに山頂駅に相当する男山山上駅に到着します。
先程の地点より山麓方を望む。眺望は素晴らしいです。
先程の地点で少し東側を望む。京阪本線の木津川橋梁や、京都競馬場のある淀の町並みを一望できます。
さらに遠く、京都市街地の方や比叡山なども望めます。
さらに遠く、京都市街地の方や比叡山なども望めます。
八幡市駅を発車して約3分登り続け、男山山上駅に到着しました。
こちらも駅構造は頭端式ホーム2面1線ですが普段は西側(写真左側)のホームのみを使用します。ホームは階段状になっています。
こちらも駅構造は頭端式ホーム2面1線ですが普段は西側(写真左側)のホームのみを使用します。ホームは階段状になっています。
尚、男山山上駅は2019年にケーブル八幡宮山上駅へと改称されました。
(2019年追記)
男山山上駅は石清水八幡宮北側の分かりにくい場所にあります。
駅舎の構造から駅が険しいところにあることがわかります。
駅舎の構造から駅が険しいところにあることがわかります。
男山山上駅で下車して山道を5分ほど歩くと石清水八幡宮に着きます。
初詣時は多くの参拝客で賑わっています。
営業期間 | 通年。但し、設備点検のため運休する日、時間帯あり(要確認)。 |
営業時間 | 7:40~18:45。 |
運転間隔 | 7:40~9:00は20分間隔(※1)、9時以降は15分間隔(※1)。多客時は臨時便を増発します。 |
所要時間 | 片道3分。 |
料金 | 大人片道200円、往復400円。小人片道100円、往復200円。 |
男山ケーブルの切符売場・改札は八幡市駅にしかありません。男山山上駅から片道乗車する場合は、そのままケーブルカーにのって八幡市駅まで下り、八幡市駅の精算機で精算をすると同時に出場証を受け取り、出場証を自動改札機に通して出場する必要があります。
尚、『スルッとKANSAI』は利用可能ですが、ICカード『PiTaPa』は利用不可能です。ご注意下さい。
尚、『スルッとKANSAI』は利用可能ですが、ICカード『PiTaPa』は利用不可能です。ご注意下さい。
⇒2020年6月1日に『PiTaPa』および全国相互利用サービスに対応したICカードが
利用可能になりました。(2023年追記)
乗換駅 | 乗換路線 |
八幡市駅 | 京阪電気鉄道:京阪本線 (八幡市駅まで徒歩2分) |
(参考:京阪電気鉄道のHP、Wikipedia)