大手予備校2社ともに令和5年度建築設備士試験2次製図試験総評がでました。
令和5年度の建築設備士第二次製図試験総評に関するブログは
総合資格学院さん
日建学院さん
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基本計画 総評
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総合資格学院HPより引用
建築設備基本設計製図(第1問と第2問は選択問題:第3問~第5問は共通問題)について
選択問題の空調・換気設備は、第1問(2)の計算問題において、「ダイヤフラム型密閉式膨張タンクの必要容量」が初めて出題されました。
選択問題の給排水衛生設備では、第1問の計算問題の「厨房用の自然冷媒ヒートポンプ給湯機の加熱能力」と、第2問の系統図の「排水通気設備」が2年連続で出題されました。
共通問題の第3問では、「ファンコイルユニット系統のみ」の配管図が初めて出題されました。冷温水管は「リバースリターン方式」であり、平成27年に出題されたダイレクトリターン方式との違いを理解しているかがポイントでした。また、ドレン管の計画も付加されており、難度の高い問題でした。
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日建学院HPより引用
2,建築設備基本設計製図
『建築設備基本設計製図』は、「空調・換気設備」、「給排水衛生設備」、「電気設備」の3分野から受験者が選択して解答する選択問題となっている。
第1問と第2問がそれぞれの分野に特化した問題となっており、第3問~第5問が選択分野にかかわらず解答する共通問題となっている。
1)空調・換気設備
出題構成としては、第1問が空調機の能力表と一次エネルギー消費量計算、膨張タンクの必要容量計算、ガラスの表面結露の発生の有無、第2問が配管系統図という内容だった。
特徴としては、第1問において、一次エネルギー消費量の計算やガラスの表面結露の発生の有無は2年連続で出題された一方で、膨張タンクの必要容量計算は初めての出題だった点が挙げられる。
2)給排水衛生設備
出題構成としては、第1問が各種機器の計算問題、第2問が配管系統図という内容だった。
特徴としては、第1問において、自然冷媒ヒートポンプ給湯機の加熱能力の計算問題が2年連続で出題された点が挙げられる。
また、第2問において、排水通気設備の系統図を作成させる問題も2年連続の出題という点が挙げられる。
3)電気設備
出題構成としては、第1問が機器表、ケーブルのこう長計算、テレビ端子の出力電圧計算、第2問が単線結線図という内容だった。
特徴としては、第1問において、ケーブルのこう長計算やテレビ端子の出力電圧計算が数年ぶりで出題された点が挙げられる。
4)各設備(共通問題)
出題構成としては、第3問がFCUの配管図、第4問が便所の配管図、第5問が照明器具の設計台数と器具の配置図という内容だった。
特徴としては、FCUの配管図はかなり久しぶりの出題、便所の配管図は2年連続での出題という点が挙げられる。
また、昨年に引き続き照明器具の配置図を計画する際、最大器具取付間隔に関する規定が出題された点も挙げられる。
合格発表日
2023年11月2日(木)
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総合資格さんは「難易度高い」で煽っているのはありますが、個人的に大手予備校の総評から判断してになりますのでその点をご了承ください。
結論:独学の王道「過去問演習と講習会テキスト」で対応可能だったと思います。
ここでも、久しぶりに出題されたテーマ、新たに出題されたテーマが連続して出題されるの法則が発動。
独学者はこの試験元のシグナルに敏感に反応しないといけないというか、過去問研究をしていればすぐに気づく試験元シグナルです。
過去問研究していない人間がよくネット含めて言うことが
「2次製図試験は、参考書の一般書籍ない、解説付きの過去問の一般書籍ないのに対策の立てようがない」
ですね。
でも、普通に過去問演習していれば、連続出題の法則を知っていれば、必ず前年の過去問演習は独学者にとってマストです。お題のテーマが違ってでもね。
共通平面図問題で、衛生選択は別として、空調選択と電気選択で便所配管をがっつり1年分演習しておけば、ボーナス平面図1問を試験元が受験生に与えてくれてます。ほんとに!
平面図3問のうち1問GETっておおきくないですか?
前年の過去問の平面図を勉強する。だけ。
そりゃ一般書籍ないので、過去問をそろえるのって読めないし、時間かかるし、メルカリさんとかで探すので時価だし、めんどくさいですよ。
でも、過去問集めるといいことがある。
試験元が過去問をきちんとそろえて、対策してきて、空調・衛生・電気を偏ることなく勉強してきた人間を合格させてあげるよということなんですね。
「試験対策のしようがない」、「採点がブラックボックス」ということが、とかく言われるこの建築設備士の2次製図試験。
独学者がやらなくてはいけない「過去問分析」(4年程度ではなく、10年20年と長い期間の分析)をして、「その試験元のシグナルを読み取れるまでやってない貴方が、そしてまだ建築設備士を持っていない貴方が、建築設備士試験の何を語れるのか?
単に自分の過去問演習不足を棚に上げてるだけじゃないの?
まあ、自分はこれで建築設備士試験対策は十分だったと思っているが、試験元からすれば不十分だったということで、それを認めたくないので、精神的平衡を保つために試験が悪いとしているだけにしか見えません。イソップのブドウがすっぱいのキツネさんですね。
一般書籍がないので対策を「簡単に」できないのはやむを得ないです。だって、本来なら、空調建築設備士・衛生建築設備士・電気建築設備士という3つに独立して成り立つ分野を1つの資格試験としているので。商業的に採算取れないというのはあります。
で、声高々に「対策取れない」、「こんな試験(否定的なニュアンス)」と言われてもね。合格してから言ったら?と自分は冷ややかに思うわけです。
自分はプライド持って勉強してますし、この建築設備士試験で自分は施設管理屋として50に近いおっさんが職業人・プロとして大きく成長したと感じているから。この建築設備士2次試験で過去問演習を20年分集めやりこんだ結果、技術士衛生工学部門を受験しようと思えたわけです。
受験生への苦言を言いたくはないのですが、言わずにいれないおっさんでした。
話は戻して、
共通製図ですが、空調はついに出ましたFCU。絶対に出ると思って予想し続け、ついに当たった。笑
図書館でFCUないと踏んでいた受験生を潰しにかかった感はありますね。
図書館は水を嫌うからFCUはおかしい理論・・・。
FCUの図書館って現実に日本各地にありますし。ネットで検索するとFCUの図書館の記事などバンバンあります。図書館のお題をもってFCU切るって・・・。
だって、過去問演習しているとわかる「長期にわたって出題されていない問題は出るの法則」、もう過去問演習をした受験生にとっては、FCUでるというシグナルが点滅どころか、常時点灯です。下手すればベルが鳴動してるレベル。準備する以外にないというぐらい。
ここらへんで自分はFCU出題予想しています。
何度も言いますが、予想が当たった俺ってすごい自慢をするつもりは毛頭ありません。
20年分の過去問を集め、過去問分析と演習をきちんとすれば、おのずと出る問題が見えてくる。わかるようになるということを言いたいのです。
Nは全く当たらなかった、Sの予想はクソ、講習会テキスト使えない。
いろんな参考書の悪口が巷に溢れていますが、いい年した社会人が予備校の予想が外れて試験に落ちるの嘆くのって・・・。嘆くならいいですが、悪口を声高らかにいう。
ちゃんと現状分析してやってる受験生も見受けられますが、とかく、この手の自分は正しいと信じて疑っていなくて、悪口・非難する受験生ネット民の多いこと多いこと。辟易します。
FCUのリバースリターン方式は過去問にありませんが、講習会テキストにはリバースリターン方式の解説があります。
合わせ技になりますが、過去問演習でFCU出るぞと予想できるし、講習会を受講していれば過去問にないFCUのリバースリターンの平面図例もGET。
電気についても過去問演習していれば十分対応可能でしょう。ほんとうに定番問題の組み合わせでしかありませんから。
以上から、
過去問をそろえ過去問演習する&講習会を受講し講習会テキストをGET
という独学者の王道・定番をきちんとすれば、空調・衛生・電気の平面図はおのずと満点がとれるということになります。
大手予備校さんを否定するわけではありませんが、独学で十分に戦えますよ!ということを自分は言いたいだけ。もちろん情報量は大手予備校さんがありますし、受験指導のノウハウはあるので、「独学が向いていない方はいいと思います。おすすめです。」
計算問題も過去問20年分、できなくても10年分程度集めれば、ほぼほぼ網羅できるので演習をきちんとすれば計算問題も満点近いと思います。
あとはR2年の試験変更によって、もはや鬼門となってしまった基本計画。これにどれだけ注力するかというところでしょう。
何度も言いますが、事実上の解説付き過去問は流通しているのは、古本の講習会テキストしかないので、過去問を10年から20年集めてきちんと演習をする。当該年度の講習会を受講し講習会テキストを入手して、これまたきちんと対策をする。
これだけで、今年度は選択問題の計算、平面図の空調・衛生・電気はほとんど点数がとれるという計算です。