大手予備校さんなり、講習会なりで出題予想はなされます。

 

そして各受験生がすべて習得する方を除き、出ない予想などをして勉強範囲を狭めていきます。

 

大なり小なり各個人は出題予想をしているものです。

 

さらには試験直前に試験説明が始まるまで、多くの受験生は参考書に目をとおし合格をつかもうと最後まで頑張るものです。

 

今回、自分が直前に出ないと予想しつつも、不安になり目をとおしたものがドンピシャ2問出ました。試験開始の問題読み込みで「よっしゃー!」と心の中で叫んだことは言うまでもありません。ここまであたったのはないないというくらい神が告げた感じのレベルです。

 

しかし、実際の試験戦線において神風など吹かない。厳然と勉強をした積み重ねでしかないのですが、過去問演習を徹底して行うとこのような神のお告げに近い、なんとなく出るのではという感覚が出てきます。これは建築設備士のみならず、他の資格試験でもそうです。

 

過去問演習を徹底的にすることにより、出題側の求める能力・出題したい箇所が自然とわかるようになり、なんとなく出るのではという虫の知らせがおりてきます。

 

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自分の読み

 

①今年度の講習会で講師の先生は、「厨房ダクトは去年出たので今年は出ないと思いますが」というコメントを講習会のときにしていました。実際に自分もさすがに空調関連で厨房2年連続はないだろうと思っていました。なので、一応、講習会の教科書の予想問題はしましたがR02の厨房排気ダクト計画までは手を出していませんでした。講習会教科書に取り上げられた厨房換気計画までしかやらず。

 

②平面図(衛生)で、浴室が出ることは十分に予想可能でしたが、浴槽循環ろ過装置のフローはどうなるか悩みました。R02では管径の計算が省略されたため、それと同等の位置づけであると考えられるため省略になるだろうと。

 

自分はだいたい45分から30分ほど前に会場入りして試験説明開始まで直前対策をするタイプです。①は本当にその時間で、R02の新傾向で同じのが出されると対策していないなと不安になったのと、建築設備士試験によくある前年の過去問また出題されるの法則、今年度建築設備士試験1次試験ではみごとに自分の出ない予想は外れるの法則、これらが急に脳裏をよぎりあわててR02の過去問基本計画を開き確認をしました。

 

前年の過去問よく出るの法則

6020令和3年度建築設備士1次試験いよいよ明日!

 

結果、厨房の排気ダクトではありませんでしたが、厨房の排気フードの計画がでました。

 

でも、排気ダクトみていたので、書けないとは思いませんでした。

 

R02の過去問とおり、「耐蝕性のあるステンレス製」、「油抜き栓を設置する」が書けました。R02の厨房排気ダクトを確認していなければ絶対にかけていません。

 

②については、過去問で浴槽の場合はほぼ、この浴槽循環ろ過装置のフローが出題されていたこともあり。やはり万が一出題された場合は怖いなと思い、21日の土曜にH29とH25の過去問を参考に軽く確認しました。試験会場でも一応確認、製図で出ることを想定していたので、当然ながら順番と弁類・逆洗浄が命。しっかり確認しました。

 

あのような形で出題されると思いもよりませんでしたが、基本計画でろ過設備のフローが文章題にて出題。

 

もちろんできました。

 

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これは予想が当たった自慢ではなく、過去問演習をきちんと行えば自ずとできるようになるものであるということを言いたいのです。

 

よくわからないが、出題されそうだという感覚。過去問でこの場合は、ずっとこれが出ているなーという感覚。昔頻出のテーマだったが、最近出ていないなーという感覚。

 

もちろん外れることも多々あります。

 

というか、外れることのほうが圧倒的に多いです。でも、それは自己の職業人としての知識が増えることになり喜ばしいことだと自分は思っています。

 

外れた予想も書いておきます。

 

自分はBCPが絶対出ると思っていました。なので、自家発電機、雑用水、機器の耐震化などを準備していました。

 

電気の受変電設備の総容量と契約電力出るとおもってました。

 

系統図でスプリンクラーか排水通気でると思ってました。3回ほど系統図演習しました。

 

基本計画で系統図が知識転用できたというくだりの記事は以下の後半を参照ください。

6020令和3年度建築設備士2次製図試験大手予備校総評&個人総評その1基本計画編

 

でも出ませんでした。そんなものです。BCPについてどこかで必要となったときにうんちくは言えるのだろうと思います。また、業務で必要となった場合も施設管理屋としてなにがしか専門的発言ができるのだろうと思います。

 

排水通気とスプリンクラー系統図については、基本計画で出題されたので、そのまま知識転用できましたし、きちんと書くことができました。

 

もし仮にR02の厨房排気ダクトの過去問を確認していなければ、問2の排気フードは空白で試験終了を迎えていたと思います。

 

だとしても、講習会の講師の先生のせいだとは思いませんし、準備をしなかった自分せいだと思います。

 

結論がずれてしまいましたが、過去問をとにかく講習会4年分とは言わずに、10年20年と集めてしっかりと過去問演習をしましょう。そうすれば出題予想が当たるようになります。また、出るかもしれないというマイナーな分野もきちんとやると、本番の試験で使える知識となったりもします。

 

過去問がすべてを教えてくれます。

 

独学者は過去問演習を徹底的におこなうことにより、過去問分析が同時に行えるのです。

 

だから、最低20年程度の過去問を集めないと意味がないのです。5年では絶対に足りないのです。

 

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〇建築設備士試験製図道具

6020 建築設備士2次製図試験における製図道具1(持っていけるもの)

6020 建築設備士2次製図試験における製図道具2(筆記具・消しゴム・蛍光ペン・筆箱)

6020 建築設備士2次製図試験における製図道具3(電卓・直定規・コンパス・テンプレート)

6020 建築設備士2次製図試験における製図道具4(三角定規、三角スケール、分度器、はけ等)

6020 建築設備士2次製図試験における製図道具5(製図セット)

6020 建築設備士2次製図試験における製図道具6(バンコテンプレートプラス)

6020 建築設備士2次製図試験における製図道具7(15cm三角定規)

 

〇建築設備士試験2次製図試験時間配分考察

6020 建築設備士2次製図試験(令和2年度変更分)の時間配分考察その1(とりあえずの時間配分)

6020 建築設備士2次製図試験(令和2年度変更分)の時間配分考察その2(最終時間配分)

 

〇令和3年度法令集アンダーライン・付箋関係

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集アンダーライン開始

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集アンダーライン完了(令和3年度法令集最終形態)

※アンダーライン・線引きのやり方・方法

6020令和3年度 建築設備士試験対策 法令集アンダーラインにおけるアンダーライン線引き方法

※付箋の補強・フィルム付箋はなにを使うのがよいか

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスについて

※付箋・インデックスの分類

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について1(前提条件)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について2(消防法関連)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について3(建築士法)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-1(建築基準法)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-2(建築基準法)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-3(建築基準法)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-4(建築基準法)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-5(建築基準法)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-6(基準法告示)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-7(基準法告示)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について5(電気分野)

 

○令和2年度試験時の建築設備士試験法令集アンダーライン

6020建築設備士試験に向けて法令集アンダーライン・線引き

6020建築設備士試験に向けて法令集アンダーライン・線引き その2(建築基準法の読解)

6020建築設備士試験に向けて法令集アンダーライン・線引き その3(建築法規12年分消化)

6020建築設備士試験に向けて法令集アンダーライン・線引き その4(建築法規15年分消化)

6020建築設備士試験に向けて法令集アンダーライン・線引き その5(最終的線引きルール)

6020建築設備士試験における法令集アンダーライン・線引き済みの販売

6020建築設備士試験に向けて法令集アンダーライン・線引き その6(法令集最終形態)