大手予備校2社ともに令和3年度建築設備士試験2次製図試験総評がでました。

 

資格総合学院さん

令和3年度 建築設備士第二次試験(設計製図) 総評 (shikaku.co.jp)

 

日建学院さん

建築設備士二次試験 総評|建築設備士|日建学院 (ksknet.co.jp)

 

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基本計画 総評

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資格総合学院HPより引用

 

 

必須問題において、令和2年度には、従来の試験で具体的に指定されていなかった設問ごとの解答の個数が指定され、「ただし、~については除くこと」のように解答内容を限定する出題も見られるなど、解答形式に変化がありました。令和3年度も、令和2年度同様、記述に関する細かい条件や解答個数の指定が見られました。また、新傾向問題も多く出題されたため、過去の試験問題を丸暗記するだけの対策では、対応が困難だったと考えられます

第1問では「厨房の排気ファンの有効換気量(建築基準法)の計算式」がはじめて出題され、建築基準法で定められた有効換気量の正しい理解が問われました。第5問では「浴槽に設けるろ過設備の処理フロー」の順番を記述する問題が出題され、浴槽ろ過設備のシステムの流れを具体的に説明できる力が問われました。第11問では、令和2年度に引き続き「地階の設備室」の要点が出題されました。地階スペースの条件を的確に読み取り、計画建物にあわせた「空調熱源設備室」「給水設備室」「受変電設備室」の配置に関する要点を、建築設備士として具体的に提案する力が求められました。

 

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日建学院HPより引用

 

必須問題である『建築設備基本計画』の記述問題は、11問出題された。
出題形式の特徴としては、昨年に引き続き設問ごとに具体的な対象について、要点を具体的にいくつ記述せよという形式である。
第11問目については、昨年と同じような地階設備室の配置計画に関する要点の記述が出題された。
また、今年の試験でも問題文の冒頭で、計画条件の1頁に記載している事項については、解答として記入しても評価の対象外となる旨が記されていた。

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正直、キツかったです。

 

いちおう基本計画はすべての行を2行で埋めました。正直、1問のうち3文章書きますが、1文章全く出てこなくて、無理やり知識をつなげて強制的に関連付けた解答が4問とそこそこあるので、できましたとは言えないです。まあ、部分点をすこしおこぼれでもらって0点を回避という防衛線を下げながらの後衛戦闘でした。

 

問1で有効換気量の計算式と排気フードの計画

 

とりあえず、空調系は得意な方なので40QKはでましたが(QとKが何かは思い出せず)、さらに排気フードピンポイントは。。。後日とりあげますが、はー?と思いながら排気フードは他のを転用してしのげました。

 

問7の照明器具の配置

 

器具の配置ですか。。。。グレイとムラのないとうネタで3つ文章はどうすれば?。。。

 

問9の太陽電池アレイの配置

 

アレイの配置ですか。。。。ネタは講習会教科書の1文章しかありませんが?

 

問10コージェネの運転方式2つ

 

電主熱従しかしらんですよ。。。。

 

という感じです。

 

かなり問題の範囲が狭められているので、講習会教科書の予想問題解答例を穴なくすべて完璧に仕上げても60%持っていければがいいところではと思います。

 

というのも、講習会教科書を完璧に仕上げても、令和2年度基本計画新傾向の解答記述範囲を極めて狭めた問題ではふくらましてもいいとこ2文章までしか書けない。下手すれば1文章がいいところ。あと1つか2つ記述ネタを何か自分の実務なり他の知識なりから持ってこないといけない。

 

無から、ネタ元なしに、いきなりは記述ネタは出てこないです。少なくとも、自分のような文系出身で実務のみで闘う人間は。

 

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実際に講習会の予想問題参考解答例が無効化されたなーと思う問題が、これです。

 

衛生選択で、衛生の施設管理実務経験あってもけっこう焦りました。たぶん空調屋さんも苦しかったかもしれないですし、電気屋さんは「はー?」と思ったとおもいます。

 

問4排水管の計画の要点(通気管及び清掃口の計画は除く)

 

令和3年度建築設備士試験第二次試験受験準備講習会資料(建築設備士試験準備講習会委員会)より引用

 

講習会教科書に排水管そのものの解答例がない(笑)

 

通気ダメ、清掃口ダメ、排水管とあるので地下排水槽も普通に考えればダメ。。。。。

 

無理やり間接排水入れるか?ただ、それは飲料水の汚染防止のものであって、主たる目的は水質の保全であって排水管の計画かといわれると難しい。。。

 

地下の排水槽からポンプアップも排水全体のシステムとしての構成物であって、排水管の計画かといわれると難しい。。。

 

で、わからないとはならない。自分の今回の建築設備士試験での知識集積、施設管理屋としての経験と他の施設管理系資格の知識を総動員してどうにかするしかない。

 

厨房で排水温度のがあったぞとすぐに頭の引き出しから出てきたので、厨房設備の知識を転用

 

令和3年度講習会教科書より引用

 

①厨房排水があるので、排水温度に見合った配管材質を選定

 

系統図で排水通気の過去問も演習していたので、排水通気系統図の知識を転用

 

平成22年度講習会教科書より引用

 

 

そうそう、1階と2階以上で系統わけるぞとすぐに出てきて

 

②1階と2階以上は排水管の系統を分ける

 

さて残りは。。。。。

 

しょうがないので、講習会で講師の先生が平面図を書くときは、

 

「排水を最初に書きましょう。で、むやみに曲げない。」

 

という教えだ!ということで、

 

③排水管は重力式のため管を必要以上に曲げることなく、スムーズな配管となるよう計画する。

 

というような、排水管を主語として書いておかしくない文章を作るために、頭の中がグルグルと回りながら、頭の引き出しから知識をさがして、考えた基本計画でした。

 

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資格総合学院さんの総評で「過去の試験問題を丸暗記するだけの対策では、対応が困難だったと考えられます。」とあるとおりだと思います。

 

なので、基本計画の勉強範囲を絞って対策した人(去年厨房出題だから今年は出ないだろうとか、自分で習得する箇所を減らしていったという意味)は、自分の専門分野以外の問題はまずもってきつかったと思います。

 

自分はふりかえって、設計の専門教育を受けていないという負い目があるので、かなり自分の実力に不安だったので講習会テキストの予想問題すべて習得して、さらに製図過去問21年分で出たことのある分野にすべて手を出してよかったと思います。どうにかこうにか部分点狙いの点数は拾えたと勝手に自己解釈しているので。。。

 

ますますもって、基本計画は対策が広範囲になりかつ細かい知識を求められるようになり、覚えれば良いという令和元年以前の学習神話は完全に崩壊しました。

 

基本計画は得点しにくく、どこまでやればいいのか今後の出題傾向を見ながら、独学者は万全の準備が求められるようになっていくのだろうと思います。

 

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〇建築設備士試験2次製図試験時間配分考察

6020 建築設備士2次製図試験(令和2年度変更分)の時間配分考察その1(とりあえずの時間配分)

6020 建築設備士2次製図試験(令和2年度変更分)の時間配分考察その2(最終時間配分)

6020 建築設備士2次製図試験(令和2年度変更分)の時間配分最終実績

 

○令枝3年度建築設備士試験2次製図試験総括

6020令和3年度建築設備士2次製図試験大手予備校総評&個人総評その1基本計画編

6020令和3年度建築設備士2次製図試験大手予備校総評&個人総評その2製図編

 

〇建築設備士試験製図道具

6020 建築設備士2次製図試験における製図道具1(持っていけるもの)

6020 建築設備士2次製図試験における製図道具2(筆記具・消しゴム・蛍光ペン・筆箱)

6020 建築設備士2次製図試験における製図道具3(電卓・直定規・コンパス・テンプレート)

6020 建築設備士2次製図試験における製図道具4(三角定規、三角スケール、分度器、はけ等)

6020 建築設備士2次製図試験における製図道具5(製図セット)

6020 建築設備士2次製図試験における製図道具6(バンコテンプレートプラス)

6020 建築設備士2次製図試験における製図道具7(15cm三角定規)

 

〇令和3年度法令集アンダーライン・付箋関係

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集アンダーライン開始

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集アンダーライン完了(令和3年度法令集最終形態)

※アンダーライン・線引きのやり方・方法

6020令和3年度 建築設備士試験対策 法令集アンダーラインにおけるアンダーライン線引き方法

※付箋の補強・フィルム付箋はなにを使うのがよいか

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスについて

※付箋・インデックスの分類

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について1(前提条件)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について2(消防法関連)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について3(建築士法)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-1(建築基準法)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-2(建築基準法)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-3(建築基準法)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-4(建築基準法)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-5(建築基準法)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-6(基準法告示)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-7(基準法告示)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について5(電気分野)

 

○令和2年度試験時の建築設備士試験法令集アンダーライン

6020建築設備士試験に向けて法令集アンダーライン・線引き

6020建築設備士試験に向けて法令集アンダーライン・線引き その2(建築基準法の読解)

6020建築設備士試験に向けて法令集アンダーライン・線引き その3(建築法規12年分消化)

6020建築設備士試験に向けて法令集アンダーライン・線引き その4(建築法規15年分消化)

6020建築設備士試験に向けて法令集アンダーライン・線引き その5(最終的線引きルール)

6020建築設備士試験における法令集アンダーライン・線引き済みの販売

6020建築設備士試験に向けて法令集アンダーライン・線引き その6(法令集最終形態)