今回から独学2次製図対策について複数回にわたって取り上げていきたいと思います。

 

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○令和3年建築設備士試験独学製図対策
1基本方針
6020令和3年建築設備士試験独学製図対策その1ホテル過去問分析と予想(過去出題分析)
2各論(基本計画)
6020令和3年建築設備士試験独学製図対策その2-1ホテル過去問分析と予想(基本計画編1)
6020令和3年建築設備士試験独学製図対策その2-2ホテル過去問分析と予想(基本計画編2)
3各論(衛生選択問題)
6020令和3年建築設備士試験独学製図対策その3-1ホテル過去問分析と予想(給排水衛生編1)
6020令和3年建築設備士試験独学製図対策その3-2ホテル過去問分析と予想(給排水衛生編2)
6020令和3年建築設備士試験独学製図対策その3-3ホテル過去問分析と予想(給排水衛生編3)
4各論(共通問題)
6020令和3年建築設備士試験独学製図対策その4-1ホテル過去問分析と予想(共通問題編1)
6020令和3年建築設備士試験独学製図対策その4-2ホテル過去問分析と予想(共通問題編2)
6020令和3年建築設備士試験独学製図対策その4-3ホテル過去問分析と予想(共通問題編3)
5各論(空調選択問題)
6020令和3年建築設備士試験独学製図対策その5ホテル過去問分析と予想(空調設備編)
6各論(電気選択問題)
6020令和3年建築設備士試験独学製図対策その6ホテル過去問分析と予想(電気設備編)
7衛生最終方針
6020令和3年建築設備士試験独学製図対策その7ホテル過去問分析と予想(衛生に関する最終方針)
 
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建築設備士試験独学二次製図対策 大手予備校前年令和2年総評検討編です。

 

令和2年度より建築設備士試験が大幅に変更されており、過去のホテルを課題とした過去問が参考とならない個所も想定されることから、令和2年度製図試験の傾向を分析することは重要です。

 

以下、大手予備校さんの公開している総評を引用します。

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日建学院HPより引用

 

総評
今年の設計課題は、「シェアオフィスのある事務所ビル」である。
設計対象となる建築物は、消防法施行令別表第1(16)項イに該当する「複合用途防火対象物」であった。
階の構成としては、地階が設備室や機械式駐車場、1階が共用部のほか飲食店舗、2階・3階がシェアオフィス諸室、4階~6階が事務室であった。

 

分野別の出題傾向と特徴
建築設備基本計画(記述、必須)
第1問    シェアオフィスにおける換気のための吹出し口や外気取入れガラリの計画の要点
第2問    厨房に設ける排気ダクトの計画の要点
第3問    事務室に設ける機械排煙設備の排煙口の計画の要点
第4問    飲料水給水設備における水質保全対策
第5問    雨水利用設備における雨水貯留槽の計画の要点
第6問    屋内排水通気設備の通気管の計画の要点
第7問    事務室に設ける照明設備の省エネルギーに有効な照明制御方式の名称と説明
第8問    電灯幹線における幹線系統の区分方法や配線スペースの計画の要点
第9問    自動火災報知設備における警戒区域の設定方法や受信機の設置に係る計画の要点
第10問    避雷設備における受雷部の計画の要点
第11問    地階設備諸室の配置に係る計画の要点

 

(1)建築設備基本計画
必須問題である『建築設備基本計画』の記述問題は、11問出題された。
出題形式の特徴としては、各設問ごとに具体的な対象について、要点を具体的にいくつ記述せよという形式に変わったことである。
注目された第11問目については、地階設備機械室の配置計画に関する要点の記述が出題された。
また、今年の試験でも問題文の冒頭で、計画条件の1頁に記載している事項については、解答として記入しても評価の対象外となる旨が記されていた。

 

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資格総合学院HPより引用

 

総論
令和2年度は、1階が共用・飲食店舗階、2・3階がシェアオフィス階、4~6階が基準階事務室となる事務所ビルが出題されました。

令和元年8月より公表されていた試験方法の変更(※1)に伴い、従来、必須問題でA2用紙1枚、選択問題と共通問題でA2用紙1枚だった答案用紙が、必須問題と選択問題でA2用紙1枚、共通問題でA2用紙1枚というレイアウトに変更されました。また、問題形式については、特に必須問題で大きな変更がありました。

 

必須問題は、令和元年度までの10問から1問追加され11問となり、以前は共通問題で出題されていた「地階の設備諸室の配置計画に関する要点」が必須問題に追加されました。
また、従来は各設問に対し、計画の要点を「いくつか」述べるよう求められ、各設問均一に6行の解答欄が与えられていましたが、令和2年度の試験では「具体的に三個記述せよ」のように、解答の個数が指定されており、解答欄は解答の個数ごとに区切られるだけとなりました。これによって、各解答をどの程度のボリュームで記述したらよいか迷った受験生も多かったかと思われます。さらに、本年度は、「ただし、~については除くこと」のように解答内容を限定する出題も目立ち、記述にあたっては、各項目についての、詳細で正確な知識が必要でした

こうした変更により、過去問の丸暗記学習では対応が困難であり、柔軟な対応力が求められたと考えられます

 

 

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ブログ等で過去問暗記で大丈夫というコメントが多々見られますが、出題側としては課題の図面を読み取り、それに対応した知識を要求するようになったということでしょうか。

 

令和2年度の製図基本計画の問題を見ても

・換気のための「吹出し口」及び「外気取入れガラリ」の計画の要点

 

・1 階の厨房に設ける排気ダクトの計画の要点について、具体的に三つ記述せよ。ただし、排気ダクトに接続する排気ファン、排気フード及び排気口の計画については除くこと

 

・自動火災報知設備において、警戒区域の設定方法について一つ、受信機の設置に係る計画の要点について二つ、具体的に記述
せよ。

 

かなり細かく、範囲を狭めた計画の要求されたと思います。

 

漠然とした計画では評価されないな~と思います。某予備校さんの重要事項メモでは、とにかくわからなくても一般論でいいから埋めろとありますが、なかなかここまで細かく指定されると難しいと思います。

 

正直製図試験のハードルが令和2年から格段に上がったなと思います。とくに、令和2年の試験を受験した方々は、過去問と比較して難化している試験問題見た瞬間に面食らったと思います。合格者数が例年より少なかったのが納得です。

 

やはり、しっかりと細かく、詳しく、広く設備に関する知識を習得していかなければ、基本計画は突破できないと思います。

 

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〇令和3年度 建築設備士試験二次製図関連

6020令和3年度 建築設備士試験二次試験(設計製図)の課題予想

6020令和3年度 建築設備士試験二次試験・設計製図試験課題(市街地に建つホテル)分析その1

 

○令和2年度 建築設備士試験二次製図対策

6020令和2年建築設備士試験製図対策 その1(過去問やるのみ)

6020令和2年建築設備士試験製図対策 その2(課題は事務所ビル)

6020令和2年建築設備士試験製図対策 その3-1(衛生・配管図問題予想)

6020令和2年建築設備士試験製図対策 その3-2(衛生・機器表問題予想)

6020令和2年建築設備士試験製図対策 その3-3(衛生・配管系統図問題予想)

6020令和2年建築設備士試験製図対策 その4-1(空調・ダクト配管平面図問題予想)

 

○令和2年度受験 製図関係

6020建築設備士試験二次製図試験発表!!!

6020建築設備士試験二次製図試験の選択をどうするのか!

 

〇令和3年度法令集アンダーライン・付箋関係

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集アンダーライン開始

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集アンダーライン完了(令和3年度法令集最終形態)

※アンダーライン・線引きのやり方・方法

6020令和3年度 建築設備士試験対策 法令集アンダーラインにおけるアンダーライン線引き方法

※付箋の補強・フィルム付箋はなにを使うのがよいか

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスについて

※付箋・インデックスの分類

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について1(前提条件)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について2(消防法関連)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について3(建築士法)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-1(建築基準法)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-2(建築基準法)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-3(建築基準法)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-4(建築基準法)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-5(建築基準法)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-6(基準法告示)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について4-7(基準法告示)

6020令和3年度 建築設備士試験 法令集の付箋・インデックスの分類について5(電気分野)

 

○令和2年度試験時の建築設備士試験法令集アンダーライン

6020建築設備士試験に向けて法令集アンダーライン・線引き

6020建築設備士試験に向けて法令集アンダーライン・線引き その2(建築基準法の読解)

6020建築設備士試験に向けて法令集アンダーライン・線引き その3(建築法規12年分消化)

6020建築設備士試験に向けて法令集アンダーライン・線引き その4(建築法規15年分消化)

6020建築設備士試験に向けて法令集アンダーライン・線引き その5(最終的線引きルール)

6020建築設備士試験における法令集アンダーライン・線引き済みの販売

6020建築設備士試験に向けて法令集アンダーライン・線引き その6(法令集最終形態)