感想:世界で続く賃金大停滞 | ポルシェ万次郎の政経備忘録

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 拙著『アイドル新党なでしこ!』に関する情報発信ほか、他所ブログでのコメント投稿等々を保存した政経ブログ(備忘録)。ポルシェ万次郎(遠藤万次郎)が運営しています。

3. 消費税は生活に直結するから話題にしやすい。「あんな悪税は廃止にすべき」と言えば「マジ?」と食いつきが凄い。党の綱領に入れるべき。


>さて、わたくしはしつこいほど「実質賃金」という指標を重視します。
>何しろ、デフレとは、「物価が下落する以上のペースで、
>所得が下がり(=実質賃金の低下)、国民が貧困化する」という現象です。
>それに対し、現在は、「物価の上昇ペースに、
>所得の伸びが追い付かない(=実質賃金の低下)ため、国民が貧困化する」
>という状況にあります。


これは賛意を得やすい問題提起だと思います。


●インフレ期(1970~1998年) ←28年
・名目賃金 ……… 449.7%
・消費者物価 …… 217.8%


●デフレ期(1998~2010年) ←12年
・名目賃金 ……… ▲11.0%
・消費者物価 …… ▲3.6%


●ミツハシノミクス(2018~2030年)←12年
・名目賃金 ……… 90.0%
・消費者物価 …… 30.0%


ただまあ、前提となる上記のようなデータを理解してもらわなければなりませんね。この「消費者物価の伸びに名目賃金が追いついていない現象(実質賃金の低下)」の問題提起については、何故かリフレ政策が批判されたとして、リフレ派の連中が過敏に反応しています。


まさか多忙な三橋氏は見ていないでしょうけれど、私も下記で「あなた方は、終始実質賃金がーと連呼して、実質を重視してるじゃないですか?」といった具合に、ちょうどリフレ派の方に絡まれています。


藤井聡教授の言う公共事業の乗数効果がかくも・・・な件|rxtypeのブログ
http://ameblo.jp/typexr/entry-11874080631.html


先ほど長文を投稿して消耗したところですが、一応の完結を見せたということで、別に紹介して問題はないでしょう。


>「格差解消(=中間層の増大)こそが経済成長をもたらす」


まずは法人税と所得税の累進性を強化、消費税の廃止、恣意的贅沢税(当方案)の導入や産地表示義務の強化による保護政策などが必要です。その他の経済政策については、安倍や竹中の逆をやるのが「正解」となります。


ポルシェ万次郎 2014-09-10 10:19:54