現在日本には、お金がいくら出回っているのか?

日銀の統計「マネーストックM2」によると、約1250兆円になります。この莫大な額のお金は、一体誰が発行したのでしょう?

もちろん、それは政府が発行したのに、違いありません。

なぜなら、政府以外にお金を発行する権限を持っているものはいないからです。一般人、民間人がお金を偽造して使用すれば、逮捕されます。


科学、技術は絶えず進歩するので、生産力が高まります。

そうすると、その生産力に合わせて、世の中のお金の量を増やさなければ、経済成長は実現できません。

そのお金を増やす役割、権限を持っているのは、唯一政府のはずです。


だから、政府は経済の成長に合わせて、お金を発行すれば良いのです。

要するに、成長通貨を発行するのです。

経済が成長していないのに、お金を発行するのとは違います。

そして、お金を発行しすぎても良くないし、かつ発行が少なすぎてもいけません。

成長の度合いに合わせて、適正な量のお金を発行すれば良いのです。


その適正な量が、どのくらいであるかを最もよく示すバロメーターはインフレ率です。

政府は、注意深くインフレ率を見ながら、お金を発行すれば良いだけです。


しかし、現在の政府は、巨額の財政赤字を抱えています。これは、一体なぜでしょう?

政府は不足するお金を、国債を発行して国民から借りるからです。

おかしいではないですか?お金を発行する権限を持つ政府が、発行せずにお金を借りるのです。


この奇妙な現象が起きる理由は、政府は自分がお金を発行して、世の中のお金の量を、適切に増やすことができると言うことを忘れているからです。

なるほど個人の場合は、お金が不足すれば、どこからかお金を借りなければなりません。

個人はお金を発行することができないからです。(当たり前ですが)


ところが、政府は、お金を発行できるのです。いや、経済の成長に合わせて、お金を増やさなければならないのです。

これは政府の重要な仕事の1つです。

その仕事を、しっかり果たさなければなりません。


政府は巨額の財政赤字があると思い込んでいるので、増税と歳出削減に走って、国民を苦しめているのです。

だから、日本の経済成長は止まってしまったのです。