番外 4月改正から「ひのくに号」に新しい系統が生まれました、九州産交バス運行福岡~光の森系統紹介 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 九州産交バス・西鉄バスが運行します、福岡~熊本線「ひのくに号」は、平日78往復・土日祝日は87往復で運行されておりまして、福岡発着の代表的なドル箱路線としての姿を見せております。

 

 近年では「新型コロナウイルス」の影響もありまして、以前のような運行本数100往復以上と言う本数、さらに深夜の運行は見られなくなってはいますが、それでも多くの本数は4系統によりまして引き続き確保されておりまして、特に2系統(スーパーノンストップ系統・広川・植木インター系統)に関しましてはそれぞれ多くの本数で運行されているのが現状でもあります。

 

 さらに、福岡空港系統は各停便としても運行されておりまして、こちらは12往復まで減便されてはいますが、始発便に関しましては熊本桜町ターミナル4時35分発と、福岡空港からの朝一便(7時台の便)利用向けに多くの方々が利用する事もあるため予約制で運行されている便でもあります。

 

 この「ひのくに号」には、上の画像の日野セレガ(画像1、九州産交バス、熊本200か・705、PKG-RU1ESAA 画像2、西鉄バス8047・QTG-RU1ASCA)をはじめ、三菱エアロエース(両社)やいすゞガーラ(両社)、三菱エアロバス(九州産交バスのみ)が使用されてはいますが、最近では九州産交バスの車両にて画像1・以下画像のように桜町バスターミナルがあります「サクラマチクマモト」を宣伝しました「アイドルマスター」のラッピングを施した車も見られておりまして、大変目立った姿も見られております。

 

 (側面・公式側)

 

 

 

 そして、この4月から「ひのくに号」では新たに新系統であります「光の森系統」が登場しておりまして、これが現在あります4系統の一つとして運行を開始しております。今回は「ひのくに号」光の森系統の姿を光の森産交で収めてまいりましたので皆様にご紹介してまいります。

 

 

 光の森系統は、熊本市と菊陽町にまたがる光の森周辺の人口上昇と、利用者が多い武蔵が丘バス停の利便性低下を補う事を目的としているものでありまして、これまでも武蔵が丘バス停が駐車場を併設しているものの駐車台数に限りがありバス停から距離がある事や、福岡でのイベント開催時には武蔵ヶ丘バス停以前で満席になる場合もありまして、そうした補完を目的としましてこの光の森系統が生まれるに至っております。

 

 また、この系統に関しましては、先述の福岡空港行き始発便とともに予約制となっております。これも混雑緩和を目的としているそうでありまして、この系統では天神高速バスターミナル~博多バスターミナルと福岡地区では停車しますが、この間は停車せずにダイレクトで光の森産交へ運行されておりまして、運行本数は2往復であります。

 

 

 今回は、番外でもご紹介しました、熊本~阿蘇山上線に阿蘇くまもと空港から益城インター口間で乗車しまして、上の画像2にあります西鉄バスの「ひのくに号(スーパーノンストップ便)」に益城インター口から乗車しまして、次の停車地武蔵が丘まで乗車しました。この乗車時間はわずか9分、運賃も350円でありますが、この乗車がこれまで乗車しました「ひのくに号」の中では最短乗車と言う事にもなりました。

 

 益城インター口から9分で武蔵が丘に到着しました。これからJR武蔵塚駅まで歩きまして、駅前にありますバス停から、九州産交バスの路線バスで光の森産交へと向かう事になります。

 

 (武蔵塚駅)

 

 (光の森産交行き、熊本200か12-99、日野KL-HR1JNEE)

 

 

 武蔵塚駅から25分ほどで、菊陽町にあります光の森産交こと九州産交バス光の森営業所へやってまいりました。この光の森産交へは私自身新設しまして初めて訪れて以来となります7年半ぶりの訪問となりました。

 

 九州産交バス光の森営業所は、平成27年12月に新設されました営業所でありますが、この新営業所設置は営業所があります周辺が宅地化が進んでおりましたし、さらには「ゆめタウン光の森」などと言った商業施設も設けられているなどの変化が見られている事から、東部地区の新たな拠点として光の森営業所が設けられたものであります。

 

 光の森営業所に所属している車は、そのほとんどが大津町にありました大津営業所(現・産交バス大津営業所)に所属していた車が転属しておりまして、そのほとんどが光の森産交発着で運行されるようになっております。

 

 (3台とも日野レインボーHR)

 

 (熊本200か10-31、日産デKL-JP252NAN改)~元京王グループ

 

 また、以前大津営業所に駐車しておりました「ロアッソ熊本」の選手バスも駐車しておりました。この車はいすゞガーラ(KC-LV781R1)でありまして、元は九州産交バスの貸切車でもありましたが、このように転用されております。ちなみに、番外でもご紹介しましたように路線に転用された車も存在しておりましたが(現在全廃)、この車に関しましてはそのまま貸切から転用された車であるようであります。

 

 

 そのような姿を収めておりましてしばらく、福岡発の1便目となります光の森行きがやってまいりました。使用されていた車は日野セレガ(熊本200か・444、ADG-RU1ESAA)でありまして、九州産交バスで平成17年に最初に導入された車が光の森営業所に転属の上で運行されております。

 

 この車と言いますと、これまでも「ひのくに号」以外にも熊本~鹿児島線「きりしま号」などに運行されていた経歴を持つ車でありましたが、もう1台に関しましても2台目の車となります熊本200か・491(PKG-RU1ESAA)が同じく光の森営業所に転属の上で運行されておりまして、この2台で光の森系統を運行するに至っております。

 

 

 さて、行先を見ますと博多バスターミナルから光の森間がノンストップである事もありまして、「ひのくに号」でも「スーパーノンストップ」と言う位置付けになっている事がわかります。正直熊本市内ならば「スーパーノンストップ」の位置付けもわからなくはありませんでしたが、光の森産交が菊陽町にある事もありまして、熊本市外で「スーパーノンストップ」の位置付けも違和感ある所でもありましょうか・・・。

 

 

 そして、この日の肝心の乗客は8名でありました。正直まだあってもいいのでは?と言う印象ではありましたが、やはりまだ定着していないのか、それくらいの乗客であった事は致し方ない部分ではなかったかと思います。今後とりあえず様子を見まして、それから必要ならば経路変更を行うなりしまして、更なる定着客を出していただければと思う所ではあります。

 

 

 今回は、「ひのくに号」の新たな系統であります「光の森系統」に関しましてご紹介しましたが、これまでも述べておりますようにまだまだ定着していない感は否めないのではないかとは思います。実際この模様を「Twitter」でも述べておりましたが、利用者がまだ少ない事もありまして、更なる定着のためには経路変更などを行い、維持してくれればと思う所ではありますが、今後いずれかの策はやはり必要かなとも思うだけに、今後どうなるのか気になる所ではあります。とにかくせっかく設けられました「ひのくに号」の新たな系統でもありますので、これからも多くの方々の利用を望みたいものであります。