当ブログでは、番外でもご紹介しておりましたように、沖縄本島を代表する路線バスとしまして、那覇空港~那覇~名護・「沖縄美ら海水族館」(記念公園前・ホテルオリオンモトブリゾート&スパ)間を運行します「111高速バス」・「117高速バス」に関しましてご紹介しました。
この「111高速バス」・「117高速バス」は、いずれも沖縄自動車道を運行する高速路線バスでありまして、「111高速バス」が那覇空港~名護バスターミナル間を、今年7月に運行を開始しました「117高速バス」がそれからさらに「沖縄美ら海水族館」の最寄りバス停であります記念公園前、そして近くのホテルオリオンモトブリゾート&スパまで運行されている高速路線バスであります。
本数は、沖縄本島4事業者(琉球バス交通・那覇バス・沖縄バス・東陽バス)が運行します「111高速バス」が13.5往復、東陽バスを除く事業者が運行します「117高速バス」が9.5往復で運行されております。
画像が、「沖縄美ら海水族館」の最寄りバス停であります記念公園前バス停であります。ここから徒歩5分ほどの所に、その下の画像にもあります「沖縄美ら海水族館」がありまして、連日多くの観光客が来られております。実際に私も出向きましたが(但し行程の都合でレンタカー利用しました・・・)、本当に多くの方々がいらっしゃっているのがわかります。
(記念公園前バス停)
(「沖縄美ら海水族館」正面)
ここでは、「沖縄美ら海水族館」で見られました姿をご紹介します。画像にもありますように、ジンベエザメやウミガメなどの~んびり泳いでいる姿を見る事ができました。本当に、見ていてこれら生き物はストレスもないのかな?と思ってならない所ではありましたけどね・・・。
(泳ぐウミガメ)
(サメや魚類)
(ジンベエザメ)
「沖縄美ら海水族館」の外から見られますのが、東シナ海と伊江島であります。この日は非常に天気が良かった事もありまして、青い空と青い海が大変美しく感じました。こう言った光景は、本土ではあまりないだけに、沖縄に来てよかったなと実感する所でありました。
(正面に見える島が伊江島)
さて、ここからはバスの話題に戻りますが、上の画像3のバス停は2つあるのがわかりますが、右側のバス停が琉球バス交通・沖縄バスのバス停であります。そして左側にもバス停がありますが、そのバス停が沖縄中央観光のバス停でありまして、以下画像におきまして詳しく掲載しております。
その沖縄中央観光が運行しますのが、これからご紹介します「やんばる急行バス」でありまして、今回超個性的な使用車両も撮影する事ができましたので皆様にご紹介してまいります。
「やんばる急行バス」は、沖縄中央観光が平成25年春に運行を開始したものでありまして、運行区間(主な停車地)は・・・
那覇空港~県庁北口~おもろまち一丁目~古島駅前~(沖縄自動車道~(琉大入口)~(中城)~)~名護市役所前~本部港~記念公園前~(今帰仁村役場)~(運天港)
となっておりまして、運行本数は( )の停車地にも停車します、那覇空港~運天間が8往復、そして( )の停車地には停車しない、那覇空港~記念公園間が1往復の計9往復が運行されております。
この那覇空港~記念公園間1往復で運行されておりますのは、沖縄では数少ない、画像のダブルデッカーで運行します「予約便」となっておりまして、その通り予約制となっておりますし、那覇空港~古島駅前間、名護市役所前~記念公園前間はそれぞれ乗車・降車のみの扱いとなっております。
この「予約便」で使用されておりますのが、上の画像・以下画像の三菱エアロキング(沖縄230い12-29、MU612TX)でありまして、元は西日本JRバスの車であります。尚、行先表示に関しましては、行先表示器は使用されておらず、画像のように紙で書かれましたサボで対応しております。
(回送発車)
また、もう1台三菱エアロキングが所有しておりまして、画像の車(沖縄230あ12-29、BKG-MU66JS)は元は四国高速バスからの移籍車であります。こちらも画像のように紙のサボで表示されるようになっておりまして、行先表示器は使用されておりません。また、この2台所有によりまして、「予約便」はダブルデッカーによる運行に固定されております。
所で、上の画像は今帰仁村の運天港近くにあります、沖縄中央観光の車庫でありますが、今回それ以外の「やんばる急行バス」専用車を収める事ができておりましたのでご紹介してまいりますが、この専用車も、個性的な車ばかりが移籍車として集まっております。
画像の3台は、いずれも三菱エアロバスである上に、形式もいずれもKL-MS86MPであります。これら車も、各地から移籍してきたものでありますが、座席の違いや統一していない塗装の違いなど、それぞれな姿が見られております。
(左から)
沖縄230い12-28 元小田急箱根バス
沖縄230あ72-21 元不明
沖縄230う12-25 元広交観光
沖縄230い12-28 元小田急箱根バス
沖縄230あ72-21 元不明
沖縄230う12-25 元広交観光
(沖縄230い12-20 元小田急箱根バス)
こちらの車は、三菱エアロクィーン(沖縄230あ12-26、KL-MS86MP~ 元南海バス)でありますが、この車は上の画像7にありますように「沖縄美ら海水族館」にいます、ジンベエザメから取りました「ジンベエ号」として運行されておりました。しかし、この車は運用を離脱したそうでありまして、稼働する姿も見られなくなっているようでもあります。
一方、こちらはちょうど車庫を出ます、明らかに元は阪急バスであります車(沖縄230あ12-24、三菱KL-MS86MP)でありますが、西日本車体(西工)92(98)MC架装車であるとともに、塗り分けも阪急時代のままでもありますので、元事業者が特定しやすい事がわかるのではないかと思います。
さらに、こちらは明らかに元は瀬戸内運輸の車であります車(沖縄230あ12-23、三菱U-MS726S)でありますが、こちらも前事業者の姿を残しております。こう言う所が、塗装が統一していない事業者ならではな所が出ているのではないかとは思いますが、瀬戸内運輸エリアの方がこの車を拝見しますとどんな印象を得るのかなと思ってしまう所でもあります。
そして、こちらは元瀬戸内運輸の車に、熊本バスのフロントマスクを付けた車(沖縄230あ12-22、三菱U-MS726S)でありますが、こちらはまさに超個性車と言ってもいいかと思います。何と言いましても、「Red Boy」と言う愛称が付けられていたその下の画像の熊本バスの三菱エアロバスのフロント部を、「熊本バス」とうっすら残した状態で移植している訳ですから、これはまさに驚きとしか言えようがありませんでしたね。
(参考、熊本バス、三菱エアロバス)~平成22年撮影
こうしてご紹介しましたが、本当に沖縄中央観光の車も超個性的な車が見られている事がわかります。やはり、何と言いましても先述のように塗装が統一していない事から前事業者の姿を残している事が驚きではありますけどね。この「やんばる急行バス」も、見てみましても利用者は案外あってはいるようではありますので、「117高速バス」のライバルとも言われている訳ではありますが、これからも「沖縄美ら海水族館」などへの足として運行していただきたいと思います。