上野東京ライン経由で常磐線から品川駅へ | ゲイムマンの日本縦断紀行

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ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を制作・配信中。

『脱出ゲーム 香川県からの脱出』に登場する、歴史上の人物ゆかりの場所を巡る旅。
平賀源内のお墓からの帰り、近くにバス停を見つけたのですが……。

 

この「橋場二丁目」バス停から、南千住へ向かうバスはないようです。三河島駅経由・日暮里(にっぽり)駅行きしかありません。
次の清川バス停から乗っても、その次の泪橋で降りるはめになるので、復路も結局歩き通しました。

でも歩いているうちに、南千住駅にこだわらず、日暮里駅までバスに乗って、そこから電車に乗り換えてもよかったかも、と思いました。
キャリーバッグを転がしながらの徒歩15分はなかなかきついです。しかもこの日は、9月下旬とは思えないほどの暑さ。汗だく。

 

後で調べたところ、南千住車庫から浅草雷門へ向かう都営バスが橋場二丁目を通りますが、逆方向のバスはルートが異なり、このバス停を通りません。
そもそもこの路線は本数が少なく、逆方向のバスが止まる「清川清掃車庫前」というバス停を見つけていたとしても、南千住到着は徒歩より遅くなってしまいます。

一方、日暮里駅まで向かうバスに乗った場合、ルートは若干遠回りですが、三河島駅まで16分、日暮里駅まで乗っても24分で、十分現実的な選択肢でした。

せっかく南千住営業所の前を通っていながら、バス路線の情報を聞き込みしていなかったことは、もったいないミスと言わざるを得ません。
(『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』や『水バラ』の各種対決旅のルートを分析するときのタビリスさん風に)

 

 

 南千住('23.9.24)

 

どうにかこうにか、南千住駅まで戻ってきました。
今日は品川駅前のホテルを予約しているので、これから向かいます。
上野東京ラインの区間には初めて乗ります。楽しみ。

で、さっき巣鴨から南千住に来たときに知ったのですが、上野東京ラインで常磐線から品川まで直通する電車があるんですね。乗り換えなしで品川まで行けるとはラッキー。

昔、自分のサイトでやっていた企画「東京から仙台までワンダースワンの旅」で常磐線の特急スーパーひたち・フレッシュひたちに乗る際や、「日本縦断ゲーセン紀行」の最初期、寝台特急北斗星やあけぼのに乗る際、上野駅まで行くのが微妙に面倒でした。
寝台特急はなくなったものの、東京や品川で特急ひたちに乗れるとは、便利になったものです。

 

まあ、上野駅には郷愁をかきたてられたので、それはそれで良かったんですけどね。特に、寝台特急で駅に着いたときに個室で聞く「うえのーうえのー」のアナウンスが。

私は北海道出身で、昔から東京に来るときはこの上野駅で降りていたので懐かしさが、……と言いたいところですが、実際は子供の頃から飛行機で東京に来てたので、本当に懐かしいのは羽田空港からの東京モノレールでした。
羽田はおいらの心の駅だー(空港ごと移転したので現存しませんが)

 


JR南千住駅のホームから、並行する東京メトロ日比谷線の高架を走る電車が見えます。
色合いから一瞬、つくばエクスプレスかと思いましたが、つくばエクスプレスは地下でした。
日比谷線に乗り入れる、東武伊勢崎線の70000系でした。

 

常磐線から上野東京ラインに直通する、E531系電車に乗りました。
さっき国鉄リバイバルカラーの、あずき色とクリーム色の車両(赤電)を見ましたが、今度来たのは通常の、ステンレスに青帯。前面は白。
1985年に「つくば科学万博」が開催されるのを前に、常磐線の交直流電車の色は1983年から85年にかけ、白地・青帯にリニューアルされたので、白と青も国鉄時代からの色ではあります。(むしろ私は小豆色の時代を知りません)

 

もともと上野駅と東京駅の間には回送線とよばれる線路があって、回送列車や貨物列車のほか、一部の旅客列車も使っていたそうです。
しかし、回送線の土地の一部を使って東北新幹線が建設されたため、線路は途中で分断されていました。
上野東京ラインは、この回送線を再整備して造られました。分断されていた秋葉原駅から神田駅のあたりでは、東北新幹線の線路の上に高架線を築き、南北の回送線をつないでいます。

東北新幹線自体が高架線なので、その上を通る部分は二重の高架となり、かなりの高さになります。
以前、外からこの区間を見たときに、ずいぶん高い所に高架があるんだなあと思ったものですが、実際にこの区間を通ると、確かに高いです。
秋葉原駅を通過してすぐ、かなりの勾配を上ります。34パーミル(水平距離1000メートルあたり34メートル上る)あるそうです。箱根登山鉄道の小田原から箱根湯本まで(小田急の車両が使われる区間)の最急勾配が40パーミルなので、それに近いレベルです。(もっとも、箱根の方は本当に1000メートル以上この勾配が続きますが)
ビルの密集するエリアなので、見晴らしがいいわけではないですが、まっすぐな道路が横の車窓から見えると、それこそモノレールみたいな景色です。

神田駅のあたりで今度は34パーミルを急降下。首都高速都心環状線の下をくぐり、東京駅に停車します。ここから東海道線に乗り入れ。新橋駅に止まり、そして終点の品川駅に到着です。

 

※JR東日本公式の動画がありました。

 

 品川

 


南千住から27分。乗り換えもないし快適でした。


駅のホームは工事中。白いフェンスが続いています。


フェンスの切れ間から島式ホームの逆側に出ると、特急ひたちが止まっていました。E657系。
私が昔よく乗っていた、651系(スーパーひたち)やE653系(フレッシュひたち)ではないですが、ひたちが上野から東京を突き抜けて、品川にいるということが感慨深いです。

 

鉄道コム

 


JR品川駅前も工事中。大規模な再開発の一環で、こちら高輪口(西口)側の駅舎を撤去し、その位置に京急の線路を、高架から地平に下ろして敷設するのだとか。ゆくゆくはJR東日本と京急が共同で超高層ビルに建て替えるそうで、駅東側のビル群は、こちらから見えなくなるかもしれません。

「品川駅」改良の全体像が見えてきた 交通結節点としてどうなる?(杉山淳一 ITmediaビジネスオンライン)

 

一方、第一京浜(国道15号)を挟んで駅の向かい側、今私がいるウィング高輪も工事中で、フェンスに囲まれた通路がのびています。
その通路を抜けて、今日泊まるホテルへ向かいましょう。

 


品川プリンスホテルのタワー群。その規模に圧倒されます。
時間があったら、水族館「マクセル アクアパーク品川」にも行きたいですが、日程的に難しそう。
私は昔、「エプソン 品川アクアスタジアム」という名前だったときに行ったことがあります。イルカショーのスタジアムが広くて、プログラムも充実していたのを覚えています。
今はさらに進化してるでしょうから、久しぶりに見たかったんですけどね。
マクセル アクアパーク品川

 

 


左側の白い建物が、今日の宿泊地、イーストタワー。
品川プリンスホテルの中で最初に開業した建物で、比較的リーズナブルに泊まれます。

 

運良く、チェックイン開始時刻の午後3時に着いたので、そのままチェックインします。クレジットカードで事前に決済を済ませていたので、キャッシュレスのチェックイン機へ。
……ただ、ちょっとした問題が発生。東京都の宿泊税¥200(2泊分)を払うのに手間取りました。
支払い方法の選択肢が、クレジットカード用端末か、電子マネーのQR決済の2択。
クレジットカードは今回の事前決済のようなネットでの買い物にしか使ったことがなく、電子マネーも私が持ってるSuicaとnanacoは非対応。
結局この200円のために、担当スタッフの方を呼んでもらってフロントで支払いました。

 

エレベーターで客室へ。白い壁のきれいなシングルルーム。パソコン作業をするのにちょうどいい大きさのデスク有り。


けっこう上の方の階だったので、狭い窓からでも品川駅と、東側のビル群が望めました。

 

 

テレビをつけたら、ちょうど競馬中継(『みんなのKEIBA』)の時間。3時を過ぎてますので。
今日はもう1、2ヶ所、行きたい場所があり、荷物を置いたら早く出発したかったのですが、寝不足と、染井霊園や明治通りを歩いた疲れがのしかかり、なかなか部屋を出る気になれません。
メインレースのオールカマーで、田中道子さんが馬券をバチコンと的中させたところまで見て、ようやく外に出ました。
午後4時です。目的地がまだ開いてたらいいのですが。
「高輪ゲートウェイ駅周辺はまだまだ開発中だった」へ続く)

 


※これまでの「日本縦断紀行」はこちら。

 

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