日本女子サッカーの夜明け(第1回皇后杯の開催地へ) | ゲイムマンの日本縦断紀行

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ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を制作・配信中。

 巣鴨('23.9.24)

 

『脱出ゲーム 香川県からの脱出』に登場する、歴史上の人物ゆかりの場所を巡る旅。

染井霊園から巣鴨駅に向かい、次の目的地を目指すのですが、その前にちょっと寄り道。

 

 


染井霊園と巣鴨駅の間には、三菱養和会の巣鴨スポーツセンターがあります。
そしてその敷地内に、人工芝のサッカー場「三菱養和会巣鴨グラウンド」があります。
(この写真では、グラウンドを覆うネットにピントが合ってしまって、ちょっとボケてしまいましたが)

 

ググってみると、スポーツジャーナリスト・牛木素吉郎氏のサイト(牛木素吉郎&ビバ!サッカー研究会)に、このグラウンドができた経緯が載っていました。(「女子サッカー連盟創設のころ」
1974年、三菱養和会が巣鴨にスポーツセンターを作る際、当時まだ珍しかった人工芝のグラウンドを造り、グラウンドの確保に苦労していた首都圏の女子クラブチームにここを使わせたのだそうです。

このグラウンドを根拠地として女子サッカーの組織化が進み、1979年の日本女子サッカー連盟の創立、さらに翌1980年からの全日本女子サッカー選手権大会の開催につながったということです。
第1回全日本女子サッカー選手権大会(現在の皇后杯)の会場も、この巣鴨グラウンドでした。

三菱養和会

 

 

鉄道コム

 

実は私の中学時代のクラスメイトが、高校時代に三菱養和のクラブチームに所属していたらしいです。かなり後になってから知ったので、詳しいことはよくわからないのですが……。

大学時代(1991年)に同窓会で彼女と会ったとき、私は『ウォーロック』(社会思想社)という雑誌に連載を持っており、そのことを鼻高々に自慢しておりました。
しかしその後ほかの同級生から、彼女が芸能活動をしていて、しかも結構売れていると聞かされ、驚きました。
当時200万部くらい売れてた『ヤングジャンプ』にレギュラーで出ていた人に対して、『ウォーロック』で連載してることを自慢していたという、自分の夜郎自大ぶりが恥ずかしくなりました。

(……って書くと『ウォーロック』の関係者や読者に怒られそうですが、実際このときかなり焦って、何とか自分も『ウォーロック』の連載で、奇をてらって人目をひいて盛り上げて、少しでもヤングジャンプの知名度に近づきたいと思い、このときの話をまんま書きました。
なので、その『ウォーロック』をもしお持ちの方は、できれば私の記事を読み返さないで頂きたいです……。
なお、その話が載った2ヶ月後に『ウォーロック』は休刊……

 

その後、彼女がフジテレビの朝の番組でレギュラー出演していたのを知り、見てみました。
スポーツニュースのサッカーコーナーで、河野景子さん、ジャンルカ・トト・富樫さんと共演してました(この番組の出演時に、「元三菱養和女子サッカー部」と紹介される)。
これが1993年の初頭くらいで、もうすぐ始まるJリーグと、ワールドカップ予選を控えた日本代表についての報道が中心でした。
残念なことに、この年の春改編で彼女はレギュラーを外れてしまい、思いっきり盛り上がった初年度のJリーグと、ワールドカップアジア予選(「ドーハの悲劇」のとき)に、サッカー関連の仕事が得られませんでした。

 

そのほか、1992年には、TBS午後9時台のドラマ『天使のように生きてみたい』に彼女が出演していると雑誌に書かれていましたが、私は出演シーンを見ることはできませんでした。
このドラマ自体、直後の午後10時台に放送されていた『ずっとあなたが好きだった』(佐野史郎さんの冬彦さんのドラマ)が社会現象レベルでヒットしたため、その陰に隠れてしまった感があります。

Vシネマ『けんか屋』で、ジョニー大倉さんと白竜さんが戦う原因を作る役を演じたり、映画『さすらいのトラブルバスター』で、鹿賀丈史さんと山城新伍さん、あと若手時代のロンドンブーツ1号2号さんと共演したりもしましたが、どうやらそのあたりの時期に引退したようです。

 

その少し後に『SASUKE』が始まって、女性版SASUKEの『KUNOICHI』も始まるので、もしあと5年ほど遅く生まれていたら、そっち方向で活躍できていたかもしれません。

のちに私が水野裕子さんのファンになったのも、その彼女に雰囲気やキャラクターが似ていたからかもしれません。

 




全くの余談ですが(というか今回は冒頭からずっと余談ですが)、私が昔作った『横浜妖精奇譚』(iPhone版は『よこはま妖精アドベンチャー1986』)というゲームのヒロイン「水野早斗未」は、彼女をモデルにしています(真ん中の人物)。
(イラスト:くさなぎゆうぎさん)

 

このゲームを作ったスタッフの方々が今、ファミコン風アドベンチャーゲーム『ミステリー案内』シリーズを、Nintendo Switch、PS4、Steamでリリースされています。
私は関わっていませんが、もし興味をお持ちになりましたらプレイしてみて下さい。

 

 

『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』
『秋田・男鹿ミステリー案内 凍える銀嶺花』
『大分・別府ミステリー案内 歪んだ竹灯篭』
ハッピーミール
フライハイワークス

 

彼女が若い頃駆け回っていたかもしれない、巣鴨グラウンドを後にして、巣鴨駅へ。
でも巣鴨でもう1ヶ所だけ、ちょっと寄りたい所があるので、橋を渡って駅の南東側へ移動します。
「チャレンジハイスコア~黎明期のeスポーツ」へ続く)

 

 

※これまでの「日本縦断紀行」はこちら。

 

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