源義経の墓は藤沢本町にあった | ゲイムマンの日本縦断紀行

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ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を制作・配信中。

先日制作したゲーム『脱出ゲーム 香川県からの脱出』に登場する、歴史上の人物ゆかりの場所を巡る旅の2日目。
蒲田から多摩川、新横浜、羽沢横浜国大と移動し、相鉄・JR直通線を1回往復して、いずみ野線で湘南台、小田急江ノ島線に乗り換えて、藤沢に到着しました。

ゲームブック風アドベンチャーゲーム『脱出ゲーム 香川県からの脱出』はこちらから。

 

 藤沢('23.6.19)

 

さて、藤沢駅前のホテルに着きましたが、まだ午後2時にもなってません。
チェックインはできませんが、荷物だけ預かってもらって、次の目的地へ向かうことにします。


再び小田急江ノ島線に乗り、相模大野方面へ1駅戻って、藤沢本町駅で降りました。

 

 藤沢本町(ふじさわほんまち)

 


駅の写真を撮ろうとした、ちょうどそのとき、トラックが駅の真正面に入ってくるという、要らないミラクル。

 

駅から東に少し歩くと国道467号に出ます。
この道を北へまた少し歩き、白旗神社へやってきました。


鳥居は石造りに見えますが、実はグラスファイバー製だとか。高さ8メートル。緑の中でよく目立ちます。
向かって左の灯籠(大御神灯)は幕末の1865年(慶応元年)に建てられたもので、高さ5メートルあります。
白旗川を渡り、鳥居をくぐると右手に弁天池があり、その隣に真新しい銅像が建っています。


「源義経公武蔵坊弁慶公之像」

何となく、弁慶さんの姿が、かまいたち山内さんに似てるような気がします。
CMでよく見る、弁慶の格好をした山内さんの映像が、脳内に残っているからそう感じるのかも。

 

白旗神社はかなり歴史のある神社で、もともとは関東地方の守護神・寒川比古命(さむかわひこのみこと)を、寒川町の寒川神社から勧請して創建され、社名も同じ寒川神社でした。

1189年(文治5年)、源義経が平泉で藤原泰衡に襲われて自害すると、その首は鎌倉に送られ、腰越で首実検が行なわれました。
その夜、義経と弁慶の首は川を上り、この地に流れ着いて、里人に葬られたと伝わっています。
そしてこの神社では、寒川比古命とともに、源義経公が主祭神としてまつられ、社名も後に源氏ゆかりの「白旗神社」に改められました。

 


『脱出ゲーム 香川県からの脱出』では、義経はもちろん屋島に出現します。

木曽義仲に敗れて都落ちした平氏は、讃岐の屋島を本拠地としていました。
1185年(元暦2年)、義経は悪天候の中、少数の軍勢を率いて摂津から船で阿波へ渡り、地元の反平氏勢力の協力を得て屋島に近づき、早朝に奇襲。予期していなかった方向から攻められた平氏は、船で屋島から脱出しますが、源氏方の人数が少ないとみて反撃に転じ、激しい戦いとなりました。


翌日の夕方、平氏が船につけた竿の先の扇を、那須与一が見事に射落とします(平家物語「扇の的」)。

その後、天候の回復により源氏の本隊が屋島に向かっていることを知った平氏は、屋島を離れて、もう1つの拠点だった下関の彦島へ向かいました。
しかしその先の九州は源範頼に制圧されていたため、平氏は彦島から九州へ逃れることができず、壇ノ浦で源氏と戦わざるを得ない状況に追い込まれたのでした。

 

 


石段を上り、白旗神社の社殿に参拝。
石段の途中には絵馬掛け所と、「源義経公鎮霊碑」があります。
鎮霊碑は1999年(平成11年)、白旗神社の土と、義経公の胴塚とされる判官森(宮城県栗原市栗駒)の土を合祀して建立されました。

社殿は江戸時代後期の1835年(天保6年)に建てられたもの。
狭い所に建てられたので、あまり大きな建物ではありませんが、凝った造りです。

社殿向かって右側に、「弁慶の力石」という石があります。
触ると健康になるという言い伝えがあるのですが、うっかり触るのを忘れてしまいました。

 

石段を下りたところに神輿(みこし)殿があり、義経神輿、弁慶神輿が並んでいます。
神輿殿と社務所の前の広場には、さまざまな木々が植えられていました。
季節が違うので花は咲いてませんでしたが、義経藤、弁慶藤と名づけられた藤棚もあります。

 

社務所でお守りと絵馬をお受けしました。
お守りの種類が多いです。医師・看護師・警察官・消防士・作業員の服装がデザインされたユニークなものも。

私はここでもやはり勝守を選びました。
「源義経公をおまつりする、『武芸・芸能・学問』のごりやくある白旗神社」
と、白旗神社の公式サイトにも書いてありますし。

そして絵馬に願い事を書いて、先ほどの絵馬掛け所に奉納。
最初に選んだペンが太かったので、2行目から細いのに変えました。そのせいで1行目だけ無駄に強調したような感じになってしまうはめに。

 

かつて義経公がご活躍された屋島の戦いのあった讃岐において、かつての平家のようにおごり、偏見で人々を苦しめている権力者たちが、改心するか、もしくは権力の座から滑り落ちますように。
私の作品「香川県からの脱出」も、偏見を持つ人々を世の中からなくすお役に立てますように。

 

早い話が『脱出ゲーム 香川県からの脱出』のヒット祈願なので、こんな回りくどい文章にせず、ストレートに書いた方が良かったかもしれません。

 

白旗神社

 

鉄道コム

 

 

白旗神社の向かいに、フレッシュネスバーガーがあったので、ここでひと休み。

 

※ちなみに、『脱出ゲーム 香川県からの脱出』のヒット祈願で、ゲームの登場人物ゆかりの地を巡る旅は、以前にも何度か行なっています。よろしければこちらも御覧下さい。

ゲームブック風アドベンチャーゲーム『脱出ゲーム 香川県からの脱出』はこちらから。

 

フレッシュネスバーガーで、くつろげました。
ここは「トレアージュ白旗」というショッピングモールの一画。

トレアージュ白旗には、ダイソーもありました。
昔『ウォーロック』という雑誌でお世話になった先輩のライターさんが最近、大創出版から本を出されました。しかもゲームブック。
こないだ、家の近所のダイソーで探したけど見つからなかったので、ここで探そうかとも思ったのですが、この後まだ行きたい場所があるので、ダイソーには寄らず、先へ進みました。
 

きみが決めるストーリーブック
『ドラゴンカリバー とりもどせ!巨人の宝物』
『ふしぎ探検キミ&ユメ 消えた人形事件』

 

国道467号を南へ戻ります。
藤沢本町駅へ続く道には入らず、そのまま南へ。
白旗交差点のそば、交番とマンションの間の、ちょっとわかりにくい道を進むと、ごく普通の民家に囲まれた一角に、源義経公の首洗井戸と伝わる井戸がありました。


流れ着いた義経公の首を、里人が洗い清めたと伝わる井戸です。
「源義経公之首塚」と刻まれた石碑に手を合わせました。

 

ここから東へ歩くと、「弁慶塚」と刻まれた石碑もあるようなのですが、道がわかりづらそうなのと、ちょっと遠いかもと思ったので、そちらには向かわず。
藤沢本町駅へ戻りました。
(「辻堂駅北口直結・テラスモール湘南を歩き回る」へ続く)

 

ゲームブック風アドベンチャーゲーム『脱出ゲーム 香川県からの脱出』はこちらから。

 

※これまでの「日本縦断紀行」はこちら。

 

鉄道コム

 

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