シリーズ記事
‐ウーマン村本大輔さんと朝鮮学校の関係(なぜ漫才で取り上げたのか)‐
‐『THE MANZAI』ウーマンラッシュアワーの「朝鮮学校ネタ」について考える‐
関係記事
‐韓国KBSが朝鮮学校(ウリハッキョ)の無償化闘争をドキュメンタリーで放送‐
【日テレの特集(2018年1月)】
‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その1‐
‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その2‐
‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その3‐
‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その4‐
‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その5‐
‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その6‐
‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その7‐
‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その8‐
‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その9‐
‐<追記あり>意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その10‐
‐無知と憎悪の荒らし!日テレの朝鮮学校特集を見た日本人の反応‐
【朝鮮学校(高校)授業料無償化における政治と司法の動き】
‐東アジアの今とこれから その13(『恥ずべき歴史』の認識すること)‐
‐朝鮮学校「無償化除外」から考える 在日コリアンの『二重国籍論』‐
‐国益を損ね、『アイデンティティ・ポリティクス』を加速させる日本‐
・芸能人にとって『社会問題』は タブーのはずなのに・・・
かつて20年以上、芸能界に所属し、『脱原発』の問題で「干された」山本太郎さんがおっしゃるように、芸能人にとって「社会問題」は触れてはならない禁忌であります。
なぜかというと、結局『企業に繋がる』わけで、ウーマン村本さんも前述の『原発問題』だとか、米軍基地反対や、憲法改正に対する警鐘、そして今回の朝鮮学校をはじめ在日コリアンの方々の差別問題だとか、そうした『現政権側』の施政に「文句を言えば」、その支持母体である企業側に対して「唾を吐く」行為に等しいわけです。
本当にめんどくさいし、道理としてありえないことですが、世の中は「そういう(腐った)システム」で動いている。
とりわけ芸能人としての『最良の仕事』は、少ない拘束日数で巨額の報酬を受け取れる『コマーシャル(CM)』なわけですから、ますます「口を閉ざさざる得ない」し、日本社会における「大人のマナー」として、一般社会人にも「そうしたスタイル」が要求されます。
ガタガタ言わずに仕事しろと。
無論、社会的影響力のある芸能人の方が、「間違った意味」で政治的広告塔になるのは、これ私としては、非常にまずいことだと思います。
ある意味「徹底的に調べて」、各問題に対する知見を深めなければ、いたずらに誤解を拡散したり、分断を助長するタネとなるのは、結果的に社会にダメージを与える結果となる。
そこは、私たちが「見極めねばならないポイント」でしょう。
・その「判定者」となる 私たち自身の認識のレベル
‐歴史的知識の欠落したひとりの若者(生保コリアン除外や朝鮮学校無償化反対など)‐
『山本太郎(れいわ新選組代表)街頭記者会見 和歌山市 2019年12月2日』
https://www.youtube.com/watch?v=uwSmRZkU2Ug
動画52分58秒以後において、「在日生活保護/朝鮮学校無償化反対」を述べた若者こそが、おそらく日本社会の「大半を占める」認識であろう。
ハッキリいうが、あまりにも歴史に対する知識が欠落した考えでしかない。
‐れいわ山本代表・在日コリアンの「地方参政権容認」/やすとみ歩先生の『惻隠の情』など‐
「そもそもは大日本帝国の臣民として認められていた人たまで、戦争が終われば『外国人』なので知らない関係ないとした日本政府の対応に対して、すでに三世の方や四世の子どもたちも含め、そういう方々に対して『教育を受けていただく権利』だとか、『地域・地方の政治に関わっていただく権利』(外国人の地方参政権)ことが、国内で認められる状態にならなければ、いつまでも日本は後進国であると、(在日コリアンが)この国に生きる者の『義務』として、納税をしていただいたりとか、この国の中で労働をしていただいたりとか、各地域の『構成するメンバー』としてあり続けてくれたこと」
『「あなたを幸せにしたいんだ 山本太郎とれいわ新選組」発刊記念 ト-クイベント 2019.12.17 大阪市中央区』 動画0時間1分50秒以後の質疑応答より
https://www.youtube.com/watch?v=oP2-uAaGHFI
拙ブログでも、参考資料を携え、近代史に関する膨大な記事を蓄えてきました。
そこから導き出した結論として、「多くの日本人たち」が、歴史を直視せず、ただ問題から逃避しつづけていること。そればかりか『反日』という珍妙なレッテル貼りによって、「つたない自己弁護」に明け暮れる始末だ。
無論、私自身は「相手を言い負かす」ような低次元なレベルで、問題提起をしているわけではない。本当に日本の行く末を憂い、今の状態では、間違いなく国際的にも孤立し、果ては経済も低迷し、排他的な衰退国家としての道を「絶対に歩んでほしくない」から、こうしたお話を幾年にもわたり、ずーっと述べ続けてきたわけです。
一歩「外に出れば」、歴史面における『日本の評価』というものは、もはや「軽侮の対象」となっている有様が、もはや私自身にとって耐えることのできない事案です。
・「コリアンジャパニーズ」の擁立を考えた 『れいわ新選組』からの出馬は?
『【山本太郎】私、れいわ新選組の候補者に応募しました! こんな人を候補者にスカウトして!』
https://www.youtube.com/watch?v=zmB0pq3fQNw
さて、気になるところはウーマン村本さんの「政治家デビュー」である。
『#あなたを幸せにしたいんだ 山本太郎とれいわ新選組』 山本太郎著 集英社(インタビュー1 山本太郎 41頁)から、原発作業員の方や、原発事後で避難されている方、貧困の当事者や、コリアンジャパニーズ(朝鮮・韓国系日本人)の擁立を考えた山本代表のことだから、動画にある支持者の方の「候補者ランキング」からも、村本大輔さんがノミネートされていて、個人的に「これはいけるんじゃないか?」と思っていました。
しかし、その可能性に、山本代表はキッパリ「NO」とされました。
理由としては、別の動画でもお話されていましたが、「収入」と「行動の自由」という側面で、大きな阻害を受けてしまうからです。
ひとたび「税金で食わされる」政治家になれば、多くの人々の『監視対象』となるわけだし、少しでもスキャンダル的なことが起きれば、その人のキャリアや生活面で「再起不能」になってしまう恐れがある。
また、実際お金は大切です。当然、芸能人となれば「政治家よりも高収入」で、かつて山本代表が(芸能人時代に)年収1億近く稼いでおられた事実からして、本当に「あらゆるリスクと覚悟」がなければ、当然他の方々には「勧められない道」であり、万が一、仮に私がそのような立場としたら、答えはノーとなるでしょう。
<参考資料>
・かっちんブログ 「堅忍不抜」 『お笑い芸人 ウーマン村本さんが広島朝鮮初中高級学校で独演会(大阪に続き広島でも)』記事
https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12576583486.html
・Youtube動画 『「あなたを幸せにしたいんだ 山本太郎とれいわ新選組」発刊記念 ト-クイベント 2019.12.17 大阪市中央区』 動画0時間1分50秒以後の質疑応答
https://www.youtube.com/watch?v=oP2-uAaGHFI
・同 『【山本太郎】私、れいわ新選組の候補者に応募しました! こんな人を候補者にスカウトして!』
https://www.youtube.com/watch?v=zmB0pq3fQNw
<ツイッター>
【歴史学を学ぶ大切さを伝えるブログ(ふーくん)】
https://twitter.com/XMfD0NhYN3uf6As
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