皆さま、おはようございます！
芸備線・玖村（くむら）駅。
変哲もない無人駅に見えますけど
移転歴があるのですよ。
しかも大胆なやつ。
そのことを知ったのは、
昨年７月の訪問後のことでして…
旧駅跡を見たくて先々月、
再訪問を果たしたのでした。
仙台から広島市内はさすがに遠かったですよ。
旧駅跡の様子は最後に触れることにしまして、
今日は芸備線・玖村駅の訪問記です。
まずは玖村駅のプロフィールをざっくりと紹介。
芸備線の前身である芸備鉄道の手により
大正５年に開業した駅で、
昭和55年に現在地に移転してます。
旧駅は現在と同様に
単式ホームがあるだけの停留所タイプの駅でしたが、
開業当時は有人駅だったために木造駅舎があったんですって。
国鉄時代の昭和46年に無人化されているので
現在の駅舎には出札窓口はありません。
ちなみにこの年は芸備線の合理化が進められ、
玖村駅を含む７駅が無人化されてます。
待合所はこんな感じでしたよ。
玖村駅は単式ホームを持つ棒線駅で
正面には太田川の堤防が広がってました。
堤防の上から玖村駅を俯瞰します。
余談ですが、玖村駅があるこの付近は
太田川をはさんで芸備線と可部線が並走しており、
直線距離で１キロほどしか離れてません。
JRのみで移動すると１時間ほど要しますが、
徒歩移動なら25分で着いちゃうのですよね。
事件のトリックに使われそうな予感…
さてさて、
冒頭に書いた玖村駅の移転歴についてです。
玖村駅の旧駅は集落のど真ん中を貫いてましたが、
芸備線の踏切を解消するために
堤防の整備と併せて線路を芸堤防側に移設、
駅も移転されたのでした。
下は国土地理院のサイトから転載した
昭和49年撮影の航空写真ですが、
駅舎を持つ玖村駅が写ってますよね。
太田川では昭和40年代後半からダムの整備が進められてますので、
それに伴う堤防工事かと思います。
そして同じ地の現在の様子でした。
駅前周辺の街は完全に造り替えられているので
旧駅があった遺構があるかは疑問ですが、
行ってみなきゃわかりません…
というか、行かないと気が済まないのですよ。
こちらは昨年写した玖村駅前のロータリーです。
ロータリーの左側正面辺りに
旧駅があったはずですけど…
ここから先は２か月前に訪れた玖村駅。
駅前通りの突き当たりに見えるのが玖村駅で
右に見えるアパート辺りに旧駅があったはずです。
旧駅跡は整地されて
現在の住宅地が出来たワケですから、
遺構らしきモノはさすがに見当たりませんな。
廃線跡と思われる他の箇所も見て周りましたが
ご覧の通りです。
ホントにここを列車が通っていたの？という感じ。
新旧線が合流する辺りは
旧線の路床が残ってるみたいですけど、
そこまで追うと川口浩探検隊みたくなっちゃうので
今回はパスしました。
以上は自分が見た旧駅跡の様子ですが、
旧駅の遺構をご存じの方がいらっしゃれば
教えてください。
３度目の正直、また広島に向かいますので。
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９月20日発売です。
↑（備中神代駅方面）
備後落合駅
西三次駅
志和地駅
上川立駅
甲立駅
吉田口駅
向原駅
志和口駅
狩留家駅
中深川駅
下深川駅
玖村駅（令和３年７月４日）
安芸矢口駅
↓（広島駅方面）
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