皆さま、こんにちは!
今日は芸備線内でとっておきなおススメ駅の訪問記です。
広島市内にあるので、
発着する列車の本数もそこそこに多く
訪れやすい駅なのですよ。
おススメする理由は、
風情ある駅舎が残ることと歴史が面白いから。
歴史については後編で述べさせていただきますね。
広島駅から約50分で着けるこちらの駅でした。
芸備線・上三田(かみみた)駅です!
この駅舎を見て
興奮せずにいられる駅ファンはいないでしょうよ。
こんなレトロな駅舎を持つJR駅が
広島市内に今でもあることに驚愕しました。
上三田駅の起源は、
芸備線の前身である芸身鉄道の手により
昭和5年に開業した三田吉永駅。
昭和12年に国有化され現在の上三田駅に改称されました。
開業当時はガソリンカー用の停留場で、
太平洋戦争の戦況が悪化しガソリンが使用規制されたことから
昭和16年に一旦廃止されたそうです。
その後、駅の位置を150メートルほど東にずらして
昭和23年に復活させたのが現在の上三田駅とのこと。
駅舎に貼られた建物財産標に
昭和23年に竣工されたことが記されてますので、
駅舎は復活した当時から使われてるみたいですね。
この駅舎、壁面の一部が補修されてますが
開業当時の姿をほぼ留めている貴重な代物なのです。
辺りにキレイな民家さんが並ぶ中に、
ポツンと置かれた
戦後間もない時期に建てられた国鉄駅舎。
このギャップに
ファンは心を奪われること間違いなしですって。
上三田駅は現在は無人駅ですが、
JRに移行後もしばらくは簡易委託駅として
出札窓口が営業していた時期があったらしく。
出札窓口と…国鉄時代に荷物の取り扱いがあった時代の
荷物の受け渡し窓口の形跡も残されてました。
待合室はこんな感じです。
ひと昔前までは当たり前にあった木のベンチも
最近はあまり見なくなりましたね。
駅舎内にホームレスな方が住み着かないための処置と
聞いたことがあります。
それと駅舎で一夜を過ごす旅行者対策かな。
何度も繰り返して言いますけど…
広島市内にこんな駅舎があるなんてスゴクありません?
駅舎の裏手側に有人駅時代に使われていた井戸もありましたよ。
築堤上にホームがあるため、
階段を上がって進入します。
ホームの出入口に駅名標が立ってました。
上三田駅は昭和23年に復活した当時から
単式ホームがあるだけの棒線構造の駅。
汽車時代の名残りと現行の最大6両編成に対応するためか、
ホームは結構長めです。
駅舎に荷物の受け渡し窓口がありましたが、
国鉄時代は岡山区に配置されてたキ二やキハニ、キハユニが
荷物輸送に活躍していた模様。
何を言ってるかわからない方は、
近くにいる鉄道ファンを捕まえて聞いてみてくださいね。
さてさて、
上三田駅は移転歴があることを冒頭に書きました。
ガソリンカーの停留場だった初代の上三田駅は
現在地より150メートルほど西側にあったそうです。
昔はこの辺りに駅があったのかな?
…と、その方向を眺めながら考えましたが
ホームからそれらしい形跡は見えません。
そもそもガソリンカー時代の上三田駅って
どこにあったのでしょう?
そこで場所の辺りを付け現地を訪ねてみました。
その様子は次回に続きます。
(続きもチェックくださいね)
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