皆さま、おばんです!
今晩は芸備線の駅です。
距離にして160キロ弱、途中に44もの駅があるロングランな芸備線。
区間によって、様々な事情を含んだ路線でしたが、
中でも東城駅‐備後落合駅間は
1日に3往復の列車しか運行されていない超過疎区間でしたの。
そんな中にあるのに、なぜか笑い声が絶えない駅があったんですよ。
芸備線・小奴可(おぬか)駅です!
1日に3往復の区間にあると聞いて、
てっきり、ひっそりと静まり返った駅と思っていたのですが、
駅舎の奥の方がやけに賑やかでしたの。
駅舎内を覗くと出札窓口が開いていて、
奥には数人の職員さんが楽しそうにお話しをされてました。
ここを見る限りは、
駅舎内の発車時刻表はご覧の通りです。
小奴可駅で明るい時間に列車を撮影するなら、
早朝とお昼過ぎしかチャンスはなさそうですな。
小奴可駅、昭和58年に無人駅化された以後は、
地元のタクシー会社さんに営業委託されたようです。
駅舎の半分がタクシー車庫に改造され、
タクシー会社の委託駅といえば、
以前にお邪魔したしなの鉄道の滋野駅 もそうでしたけど、
これほどまで本格的な車庫化はされていなかったような。
なお、駅舎は昭和9年に建てられた古いモノでしたが、
(小奴可駅の開業年は昭和10年です)
まさか50年後に、
タクシーの車庫になろうとは思ってもみなかったでしょうね。
それよりも、1日3往復の列車しか運行されなくなった現実の方が、
想像することが難しかったかも…
そんなことで、以前に行われていた列車の行き違いも解消され、
相対式ホーム2面2線構造だった小奴可駅も、
使われなくなったホームはともかくとして、中途半端に剥がされたレールが侘しいですよ。
そんな感傷に浸っていた自分をよそ目に、
駅舎内ではタクシーの運転手さんたちの
賑やかな笑い声が聞こえてきます。
駅はやはり賑やかな方が良いですよね。
賑やかと言えば、駅前にもクルマの往来が結構ありました。
駅前を覗くと、小奴可町で唯一のスーパーである
近江屋さんがあったようで。
自分もお昼ご飯を食べてませんでしたので、
腹ごしらえに近江屋さんに立ち寄ってみました。
店員のおじちゃんの元気な声が聞こえてきます。
特売品もありましたけど、今回こちらは買いませんでした。
パンコーナーを見たら、パンがめっちゃ安いの!
とっても美味しゅうございました!
消費期限、前日まででしたけど。
最後に…
1日3往復の列車しか来ない駅だといって、
小奴可駅を侮ってはいけません。
駅前にはスーパーもあるし、タクシーも列車を待ってる。
そこにあるのは、見慣れた感じのごくごく普通のの駅でしたから。
ところで、小奴可駅でタクシーを拾う人っているのかしら?
備中神代駅
坂根駅
市岡駅
矢神駅
野馳駅
東城駅
備後八幡駅
小奴可駅(平成26年6月5日)
道後山駅
備後落合駅
比婆山駅
備後西城駅
平子駅
高駅
備後庄原駅
備後三日市駅
山ノ内駅
下和知駅
塩町駅
神杉駅
ハ次駅
三次駅
西三次駅
志和地駅
上川立駅
甲立駅
吉田口駅
向原駅
井原市駅
志和口駅
上三田駅
中三田駅
白木山駅
狩留家駅
上深川駅
中深川駅
下深川駅
玖村駅
安芸矢口駅
戸坂駅
矢賀駅
広島駅