皆さま、おばんです!


今晩は芸備線の駅です。

距離にして160キロ弱、途中に44もの駅があるロングランな芸備線。

区間によって、様々な事情を含んだ路線でしたが、

中でも東城駅‐備後落合駅間は

日に3往復の列車しか運行されていない超過疎区間でしたの。

そんな中にあるのに、なぜか笑い声が絶えない駅があったんですよ。

こちらの駅でした。
e06231/芸備線・小奴可駅

芸備線・小奴可(おぬか)駅です!


1日に3往復の区間にあると聞いて、

てっきり、ひっそりと静まり返った駅と思っていたのですが、

駅舎の奥の方がやけに賑やかでしたの。

ここ、無人駅じゃなかったのね。
e06233/芸備線・小奴可駅

駅舎内を覗くと出札窓口が開いていて、

奥には数人の職員さんが楽しそうにお話しをされてました。


ここを見る限りは、

決して1日3往復の駅には見えないんですけど…
e06238/芸備線・小奴可駅

駅舎内の発車時刻表はご覧の通りです。

小奴可駅で明るい時間に列車を撮影するなら、

早朝とお昼過ぎしかチャンスはなさそうですな。


小奴可駅、昭和58年に無人駅化された以後は、

地元のタクシー会社さんに営業委託されたようです。

駅舎の半分がタクシー車庫に改造され、

そこに2台のタクシーがアタマを突っ込んでおりました。
e06232/芸備線・小奴可駅

タクシー会社の委託駅といえば、

以前にお邪魔したしなの鉄道の滋野駅 もそうでしたけど、

これほどまで本格的な車庫化はされていなかったような。


e06239/芸備線・小奴可駅

なお、駅舎は昭和9年に建てられた古いモノでしたが、

(小奴可駅の開業年は昭和10年です)
まさか50年後に、

タクシーの車庫になろうと思ってもみなかったでしょうね。

それよりも、1日3往復の列車しか運行されなくなった現実の方が、

想像することが難しかったかも…


そんなことで、以前に行われていた列車の行き違いも解消され、

相対式ホーム2面2線構造だった小奴可駅も、

現在は単式ホーム1本だけになっちゃいましたの。
e06234/芸備線・小奴可駅


e06236/芸備線・小奴可駅


e06235/芸備線・小奴可駅

使われなくなったホームはともかくとして、中途半端に剥がされたレールが侘しいですよ。



そんな感傷に浸っていた自分をよそ目に、

駅舎内ではタクシーの運転手さんたちの

賑やかな笑い声が聞こえてきます。

駅はやはり賑やかな方が良いですよね。


賑やかと言えば、駅前にもクルマの往来が結構ありました。

駅前を覗くと、小奴可町で唯一のスーパーである

近江屋さんがあったようで。

クルマは、買い物に来られた皆さんのモノだったみたい。
e0623a/芸備線・小奴可駅

自分もお昼ご飯を食べてませんでしたので、

腹ごしらえに近江屋さんに立ち寄ってみました。

店員のおじちゃんの元気な声が聞こえてきます。


特売品もありましたけど、今回こちらは買いませんでした。

自分、おイヌ様じゃありませんでしたから。
e0623b/芸備線・小奴可駅


パンコーナーを見たら、パンがめっちゃ安いの!

思わず2個もゲットしちゃました。
e0623c/芸備線・小奴可駅

とっても美味しゅうございました!

消費期限、前日まででしたけど。



最後に…

1日3往復の列車しか来ない駅だといって、

小奴可駅を侮ってはいけません。

駅前にはスーパーもあるし、タクシーも列車を待ってる。

そこにあるのは、見慣れた感じのごくごく普通のの駅でしたから。
e06237/芸備線・小奴可駅


ところで、小奴可駅でタクシーを拾う人っているのかしら?




芸備線


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坂根駅

市岡駅

矢神駅

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東城駅

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小奴可駅(平成26年6月5日)

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