皆さま、こんにちは！
一昨年、仕事で山口県に向かった時のことです。
用件を終えた帰り道、車で仙台に帰ってきたのですが、
どうしてもこの機会に寄ってみたい駅があったのですよ。
芸備線・道後山（どうごやま）駅でした！
なぜ道後山駅かって？
比婆道後帝釈国定公園内の山間にある駅で、駅そのものも魅力的なのですが、
そもそも芸備線の道後山駅があるこの区間で
運行されている列車は１日わずか３往復のみ。
うち２往復は早朝と夜間帯の運行で、
仙台在住の自分にとって列車での道後山駅訪問は
ハードルが高すぎるミッションでしたのよ。
仕事ついでに道後山駅に立ち寄れるだなんて…仕事主さんに感謝しなきゃ！
道後山駅は昭和11年に開業した駅で、現在は無人駅です。
有人駅時代に使われていた職員詰所（事務所）は消防車の格納庫に変わってました。
駅舎正面からだとわかりませんが、
裏手に周ると格納されているポンプ車がバッチリ見れますよ。
これが見れても、1円の得もありませんが。
駅舎正面の駅名標は最近付け替えされたモノだそうで、
それまで掲げられていた駅名標は駅舎の中に飾られております。
この駅名標、よくよく見たら、元はホーム側に掲げられてた駅名標だったようです。
書き換えられた駅名のペンキが薄れて元の表記が浮かび上がっておりました。
時刻表を書き換えて作った比婆山駅といい、
芸備線のここらの駅の駅名標は奥が深いですね。
駅舎の中はこくてつ！ザ・ワールドそのもの。
駅スタンプに駅ノートに記念写真用の制帽…
駅を満喫するためのアイテムは全て完備されてましたよ。
か～っ、国鉄の２文字が泣かせるわ！
こちらは駅舎に飾られている道後山の絵です。
道後山は日本三百名山にも数えられている名山だそうで。
春はピクニック、冬はスキーのメッカである道後山。
道後山駅からは車で20分ほど要しますが、
駅設置の際に地元では、ここが登山口であることのＰＲ活動が盛んに行われたとか。
１日３往復の列車しか運行されなくなった今、
道後山駅は、本来の役目を終えてしまったような気がしてなりません。
格納されてるポンプ車を眺めながら道後山駅のホームをチェックします。
道後山駅は単式ホーム１本だけの棒線構造。
見ての通り、かつては列車の交換が可能な２面２線構造でした。
芸備線のこの区間がＣＴＣ化は昭和58年のことですが、
道後山駅はそれ以前に、駅の無人化と行き違い設備の撤去が施工されたようです。
使われなくなって40年以上も経ってるってのに、
ホームがそのままの姿で残されているのもすごい話ですよね。
さてさて、廃止されたホームの奥には、
何やら意味ありげなお店？建物が建っているのが見えます。
駅の周囲をぐるっと回って建物の前で確認したところ、
かつてスキー場の休憩場であった高尾原荘と呼ばれる山荘でした。
ここではスキー板の貸出し等もやられてたようですね。
ペプシの看板が渋すぎる。ミリンダでしたら涙流してましたわ。
実はこの山荘の目の前にはスキー場（高尾原スキー場）がありまして、
駅前スキー場として賑わっていた時代があったそうなのですよ。
こちらは昭和50年に撮影された航空写真で、矢印の先が高尾原スキー場。
リフトはイスに座るタイプのものではなくて、
ロープだけがくるくる回るロープリフト（ロープソー）だったそうです。
道後山駅の真ん前にあった高尾原スキー場の現在の様子。
プレハブ（ロープリフトの料金場）がなければ、
ここがスキー場だったことなんか、気付きもしませんでしたわ。
なお、道後山のスキー場（道後山高原スキー場）自体は
自然の積雪の中で楽しめる絶好のスキーポイントとして、
例年、多くのスキーヤーで賑わっているそうですよ。
スキー場のＨＰによれば、最寄りの鉄道アクセス駅は備後落合駅とか…
道後山駅と書けない気持ち、現地に来てわかった気がしました。
実のところ、備後落合駅もアレですけどね。
↑（備中神代駅方面）
矢神駅
野馳駅
東城駅
道後山駅（平成２６年６月５日）
備後落合駅
備後西城駅
備後庄原駅
備後三日市駅
山ノ内駅
下和知駅
塩町駅
神杉駅
ハ次駅
三次駅
西三次駅
志和地駅
上川立駅
甲立駅
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向原駅
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志和口駅
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中三田駅
白木山駅
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中深川駅
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安芸矢口駅
戸坂駅
矢賀駅
↓（広島駅方面）
