皆さま、こんにちは！
来週は北海道の駅巡りを楽しもうと予定を組んでいたのですが、
長期予報を見たら、そこそこに天気が良いじゃないすか！
そろそろ自分にもツキが周ってきたか？
どうぞ、道路が凍って車が滑って死にませんように。
今日は平成26年（もう３年も経っていたのですね！）に訪れた芸備線から、
昭和５年に開業した矢神（やがみ）駅の訪問記です。
この駅舎を見て、大きさに違和感を感じた方は、相当の駅趣味ツウですよ。
開業時に建てられた木造駅舎を、無人駅化に際し、
真っ二つにして待合室スペースだけ残した駅舎なのです。
ちなみに矢神駅が無人駅化されたのは昭和58年のこと。
芸備線では、三つ隣の備後八幡駅が
同じ理由からミニ駅舎に変わっておりますよ。
JR東日本エリアではなかなか見れない駅舎の活用法ですが、
カタチを変えながらも古い駅舎が残るのはありがたい話ですね。
駅舎に貼られた建物財産標を見る。
昭和３年10月？駅開業の２年前に駅舎が造られたって、どういうこと？
こちらが、JR西日本の匠が塞いだ駅舎の断面です。
さすが113系3800番台車を生み出したJR西日本、芸が細かい！
矢神駅をぶらついていたら、駅舎のそばにこんなモノが置かれていたのです。
これ、なんだかわかります？
昭和時代を知る鉄道ファンにはお馴染みのアイテムですが、
昭和55年に設置された「わたしの旅スタンプ」のスタンプ台で、
全国の740駅に置かたモノなのでした。
これですね。今でもたまに駅構内で見かけるのではないかしら？
＠奥羽本線・東根駅
「わたしの旅スタンプ」が置かれていた駅だったってことは、
特徴があったり、有名な観光地が近くにあったりする駅なのですが、
矢神駅にこれが置かれてい理由は一体…？
構内にあった名所ガイドを見ました。
矢田石仏、矢田金比羅宮、鯉ヶ窪湿原…
お恥ずかしながら、どれだけすごい名所なのか、
学の浅い自分にはわかりませんでしたわ。
「わたしの旅スタンプ」が設置される以前、
国鉄が「ディスカバー・ジャパン」キャンペーン開催中は、
有人駅時代の矢神駅に「鯉ヶ窪湿原」の駅スタンプがあったようですが。
続いて、駅前に立つ観光案内看板をチェック。
矢田の石仏に鯉ヶ窪湿原、やはりこの辺りが有名どころなのでしょう。
こんな看板を見ると、ついつい車両の絵ばかり気になってしまう自分。
鉄道ファンあるあるですね。
これって旧国鉄色のキハ？
「わたしの旅スタンプ」が置かれていた理由がわからず、考えていたのですが、
よくよく考えたら自分、スタンプリスト
（駅スタンプノートの巻頭に付いてます）を持ってたのです！
さっそく矢神駅の項をチェックしたのですけど…ない。
芸備線で「わたしの旅スタンプ」が置かれていたのは
登場駅と備後庄原駅、三次駅だけで
矢神駅には置かれていなかったようでした。
スタンプ台、どこから持ち込まれたモノなのでしょうね？
謎は深まるばかりです。
実は矢神駅にはもうひとつ、構内に有名なモノがありまして、
新見市のHPでも紹介されているのですよ。
それを見るためには、まずは駅舎をに入ります。
ここで戦前の駅舎の風合いを味わってくだされ。
次にレトロなラッチが残る改札口を抜けて…
おっ！北海道でよく見かけるような千鳥状に配置されたホーム！
本州では珍しいホーム配置ではないでしょうか？
これってタブレット受理を目的にした配置でしたっけ？
あとは排雪（排た雪を反対側のホームに当てない）の関係とか…
矢神駅で有名なモノとはこちら、
ホームで生い茂る桜の木でしたのよ！
この桜、国鉄時代のガイドブックには
岡山県内に３本しか生えていない大島桜（オオシマザクラ）と書かれてましたが、
正しくは（なのかな？）、御衣黄桜（ギョイコウザクラ）だそうです。
緑色の花を咲かせる珍しい品種だそうですよ。
自分が矢神駅に訪れたのは６月、完全に桜の季節を外してましたわ。
どうです？見どころいっぱいの矢神駅ですよね。
とっても素敵な駅でしたが、到着する列車は１日に６往復のみ。
芸備線、列車で訪れるのはハードルが高すぎです。
↑（備中神代駅方面）
矢神駅（平成２６年６月５日）
野馳駅
東城駅
備後落合駅
備後西城駅
備後庄原駅
山ノ内駅
下和知駅
塩町駅
神杉駅
ハ次駅
三次駅
西三次駅
志和地駅
上川立駅
甲立駅
吉田口駅
向原駅
井原市駅
志和口駅
上三田駅
中三田駅
白木山駅
狩留家駅
上深川駅
中深川駅
下深川駅
玖村駅
安芸矢口駅
戸坂駅
矢賀駅
↓（広島駅方面）
