皆さま、こんにちは!
3月も間もなく半ば。
三江線の廃止日である4月1日が3週間後まで近づいてきました。
三江線沿線は廃止直前の特需で賑わっているみたいですけど、
広島~島根からは程遠い東北住まいの自分は波に乗れず。
くやしいのぅ くやしいのぅ。
三江線の駅巡りは2年前に完遂済みで、
起点の芸備線・三次(みよし)駅もその際に立ち寄りましたよ。
三次駅は昭和5年に私鉄の芸備鉄道の手によって開設された駅。
昭和8年に国有化されました。
駅舎は自分が訪れる1年前の平成27年春に建て替えられたらしい。
高校生の頃(今から35年前)に撮影した
旧駅舎の写真があったはずなのですけど見つからず…
旧駅舎はレストランを備えた2階建ての立派な建物だったいたいですね。
ちゃんと探してみますわ。
駅舎の建て替えに併せて駅前広場も整備されたようです。
駅前に立つモニュメントは巨人兵?
いえいえ、長い歴史を持つ「三次鵜飼」をイメージしたモノだそう。
中央にいるのが鵜で外側にある4体の巨人兵 像が鵜̪匠だそうですよ。
芸術って本当に難しいですね。
個人的には三次のイメージはいうと、
「三次鵜飼」というよりはマツダのテストコースという感じかな?
それでは中に入ります。
ちなみにこの日、自分が三次駅を訪れたのは朝6時前。
出札窓口の営業開始時刻前でした。
朝が早いのは鉄道ファンの性分。
年寄りだからっていうツッコミはいらんですから。
こちらは待合室スペースです。
お客さんが駅で滞留する時間が短くなったため?
最近は駅舎の待合室のコンパクト化が進んだ気がしますね。
お次はホーム。
三次駅は相対式&島式ホームによる複合2面3線構造でした。
2本のホームは古い木造跨線橋で結ばれてますが…
ここでも「三次鵜飼」を発見!
ここに描かれた鵜は、どことなくアホっぽい印象。
以前は、三江線専用の切り欠きホーム
「0番線ホーム」が存在していたようですけど、
駅前広場の整備に併せて撤去されたようですね。
以後、三江線の列車は3番線ホームからの発着に変わったようで。
こちらはその3番線ホームで待機する福塩線直通列車。
福塩線の列車は三次駅を発着駅としており、
三次駅は芸備線、三江線、福塩線の列車が行き交う
ターミナル駅なのでした。
駅舎が新しく生まれ変わり、
古いモノ何もかもが失われたかというと、そうではなくて、
2・3番線の島式ホームにはこんなレトロな上屋が残ってましたよ。
この上屋、中央部分が待合室になっております。
見るからに古そうな上屋、建物財産標をチェックすると…
昭和8年!? 戦前に建てられたモノだったの!?
こんな古いモノがまだ残ってたんだ。
芸備線は三次駅以外でも古い木造駅舎が数多く残っております。
これだから芸備線の駅巡りは止められないのよね。
三次駅でキハ40&47を見る。
先頭に広島色のキハ47が連結されてますが、
昨年夏までにすべての車両が単色(タラコ色)化され、
広島色は消滅してしまったみたいです。
実は三次駅には楽しみにしていたモノがありまして…
構内の東側には蒸気機関車が活躍していた時代に使われていた転車台が
平成のこの時代まで残っていたのですよ。
下は昭和52年に撮影された航空写真ですが、
巨大な扇状庫とその中央に転車台があるのが見えますよね。
扇状庫は解体され、転車台のみが残っていると聞いてて
それを見るのを楽しみにしてたのです。
確かこの方向に転車台があったはずなのですが…
構内からはちょっと遠そうでしたので、
一旦駅を離れて転車台の近くまでやってきましたよ。
すると…
転車台が無いじゃないのよ!
転車台跡はコンクリートでキレイさっぱり埋められてました。
それと扇状庫の跡も。
ん?かすかに放射状に延びていた線路の跡が見えるかな?
跡から知ったのですけど
三次駅の転車台は処分されたのではなく、
東武鉄道で昨年夏から運行を開始した「SL大樹」の機回し用に、
東武鉄道鬼怒川線・鬼怒川温泉駅に移設されたそうです。
移設工事は自分が訪れる数週間前に終わったばかりだったみたいで…
そろそろ東武鉄道の駅巡りも本腰を入れなきゃなりませんな。
あ~ それにしても最後にもう一度三江線の駅巡りをしたかった!
↑(備中神代駅方面)
備後落合駅
山ノ内駅
下和知駅
塩町駅
神杉駅
ハ次駅
三次駅(平成28年6月15日)
西三次駅
志和地駅
上川立駅
甲立駅
吉田口駅
向原駅
井原市駅
志和口駅
上三田駅
中三田駅
白木山駅
狩留家駅
上深川駅
中深川駅
下深川駅
玖村駅
安芸矢口駅
戸坂駅
矢賀駅
↓(広島駅方面)
駅探訪記、旅情報を不定期に更新中。
新着情報がすぐ受け取れる読者登録をお願いします!