皆さま、こんにちは!
線路が何本も並走している光景、
鉄道ファンなら嫌いな人はいませんよね。
タモリさんも線路が好きで、
テレビ番組内で自らを
「線路マニアだ」と語ってましたっけ。
そんな方におススメの駅が芸備線にありました。
広島駅からひとつ北隣にある
芸備線・矢賀(やが)駅です。
矢賀駅の広場に面して芸備線の踏切があるのですが、
線路が何本も並走しているために
踏切の端から端までがこんなに長いのですよ。
ちなみに、手前側に見える線路は
JR貨物広島車両所に伸びる引き込み線。
踏切から検修庫に入場中のコキ(コンテナ貨車)が見えました。
その奥にある旧・国鉄広島工場に繋がる線路も並んでます。
踏切側に「広島資材センター」の看板がありましたが、
「国鉄」の文字が薄っすらと浮かび上がってましたよ。
続いて見えてるのは
山陽新幹線の広島新幹線運転所に繋がる高架線。
タイミングが合えば
電留線に向かう新幹線の姿も楽しめるんですって。
そして芸備線の矢賀駅がありまして…
この踏切、すごくありません!?
矢賀駅がある芸備線のこの区間は
日中も20~30分ヘッドで列車が運行されてるし、
鉄道ファンなら
ここは一日中居ても飽きずに過ごせそうですね。
そんな「萌えスポット」がすぐそばにある矢賀駅は、
昭和17年に開設された矢賀信号場を
昭和18年に昇格させて出来た駅だそうです。
実はそれ以前にも、
芸備線の前身である芸備鉄道時代の昭和4年から
国有化された以後の16年にかけて
ガソリンカー専用の「矢賀停留場」が存在してたとのこと。
今でも停留場時代の遺構が残っているのではないかと、
辺りを眺めてみましたよ。
まずはホームですが、
ガソリンカー時代の特徴だった「盛土」はなく「石積み」です。
ガソリンカーの停留場が廃止された後に
列車を行き違いさせるための信号場が設けられているので、
ガソリンカー時代のホームは
撤去されたと見て間違いないでしょう。
駅舎の奥に駅便(駅の便所)に
竣工年を記す建物財産標が貼られてましたが、
いずれも信号場から駅に変わった時期の
「昭和18年3月」の日付が打たれてました。
他にも、ホームの上屋に
昭和18年竣工を記す建物財産標貼られてるし、
駅自体は昭和18年の再開時に造り替えられたのではないかと。
ガソリンカー時代の遺構は皆無と結論付けましたが、
遺構の在処をご存知の方がいらっしゃいましたら
ぜひ教えてください!
矢賀駅は職員さんが常駐する業務委託駅で
芸備線では数少ない「みどりの窓口」が営業する駅でした。
駅舎とホームは跨線橋で結ばれてます。
矢賀駅の構内はこんな感じでしたよ。
矢賀駅に轟音が近づいてきた思いましたら、
真上の高架線を電留線に向かって新幹線が通過中。
新幹線は思っていた以上に近いですね。
昭和18年に建てられたホームの上屋とN700系新幹線の、
新旧のギャップが半端ないです。
こうして往来する新幹線を
ホームから見送るのが矢賀駅の日常風景でした。
大切なことなのでもう一度言いますが、
鉄道ファンなら丸一日いても飽きない駅です!
N700系とキハ40系の離合が見れちゃうスポットは、
岡山気動車区とここと…他にありましたっけ?
矢賀駅、スゴい駅だわ。
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