こんばんは。
ちょっと職場で大仕事があり、今日はくたびれました。
でも、何とかやり遂げました。
最近、仕事増えたな。
カウンセラー、飲み屋のママ、調停人、弁護士、陰陽師、その次は…まさかの探偵か。
職場の利用者さんに、ある疑惑が上がっていたんで、問い詰めたんですが。
考えた挙句、結局最後まで本人を追い詰めることはしませんでした。
これで良かったのかな?
とも思いましたが。
本人、9割自白してくれたし、
一番大事なことは伝えられたので、
今日のところは、これで、良かったんでしょう。
本部にも助けを求めようと思ったんですが、
どうしても人手の都合と今日のタイミングが合わず、わたしを入れて女性二人スタッフで対峙するしかなく。
どうしても、本人を怒らせる訳には行かなかったのです。
体格のいい男性が本気を出せば、どんなことが起こるか。容易く想像つきましたから。
昔、保険のセールスの仕事をしていた頃があるんですが、
セールス風に言えば、最後の「クロージング」が出来無かったんですけども。
でも、今回の目的は、彼を追い詰めることではなく、
彼に、私たちが彼の味方であることを伝えることと、
今、していることを辞めてもらう事でした。
自分が元、当事者で良かった…。と心から思いました。
上から目線の綺麗事が通じる人では無かったから。
正面から、本気でぶつかるしか無かった。
全然関係ない雑談から始めたんですが。
雑談を始めた頃は、まだ周りに人が居ました。
わたしがその人と雑談をしている間に、もう一人のスタッフに、人払いをしてもらい。
人払いが終わるまで、とにかく話でその人の興味関心を引かなくてはならなかったので、冷や汗をかきながら、雑談をしました。
こんな緊張感は、生まれてから40余年間、今まで一度も味わったことがありません。
でも、緊張とは裏腹に、雑談をしているうちに、どんどん話は盛り上がり。
その雑談から飛び出る、その人の本音。
昔話。
そして、精神医療について、日頃彼が考えていること。
生の飾らない声。
過去のこと。
色んなことを聞けて。
それから、彼の出す、さまざまなアイデアが、あまりにも素晴らしくて。
聞き役に徹しながら、
わたしはこの人を、もう少しそばで見守りたいし、この人の可能性を、潰したくないと思いました。
その人の身の上を、50%自白(笑)させた後に、ウッカリそのまま帰しそうになったんですが。
…実は計算しておりました。
一番、気が抜ける瞬間に、けしかけようと。
彼が靴箱の靴を取った瞬間に、徐にわたしは、自分の過去の話を切り出しました。
彼の足が止まり。
彼は帰れなくなりました。笑
明らかに目が泳いでいました。
途中、知識を小出しにしてる、ああ、知らないフリをしているな、というのも、実は気が付いておりましたよ。笑
昔の愛読書デスノートのお陰で心理戦は得意なんです。笑
しかし、まあ、専門用語を理解し合う人間同士の会話ですから…
知ってること、つい、言いたくなりますよね。
口を滑らすのも時間の問題でしたね。
いや〜面白いように、手の内を自白してくれました。
○○は、やってない、
とは言ってましたけども。
…じゃあ、××はやってるのかな?
最後までは、追い詰めないであげよう。
…十分に釘を刺せたかな?
と思ったので、帰しました。
帰り際に、全力の本音を伝えました。
その人を追い出す方が、遥かに簡単です。
これからも、まあ、色々あるんでしょう。
でも、ひとまず、信じてみようと思います。
さーて。
ほとぼりが冷めたころ、不意打ちで聞いてみようっと。
…そう簡単に逃げられると思うなよ。
久しぶりに晩酌でもしようかな。
はー。
武者震いがまだ止まらん。。
【個人の発達特性への国の政策に関して】
【精神薬サバイバー視点の記事】
【福祉作業所のスタッフとしての記事】