ある目的と意図を持って、私自身の責任においてこの文章を書きます。

ここに書いてあることを信じるかどうかは、読む人が各自で判断して下さい。




例えば誰かの書いたサイトや書籍などに書いてあったり、どこかの誰かのコメントなどでの発言で


・この方法を取れば確実に減断薬出来る


だとか、逆に、


•この方法だと必ず失敗する

•これをすると離脱症状が必ず出る


などということを言っていたら、ズバリ嘘です。

そうじゃないパターン、型にはまらないパターンなど無限にある。人間の体は不思議なんです。やってみなくては分からない、が正解です。


特に、「この方法でないと減断薬出来ない」だとか、「間違った減断薬方法では必ず離脱症状が出る」だとか、見聞きした相手を脅すのは悪辣極まりないです。

特に、減断薬ビジネスに身を投じている人間が言ってはダメだろうな。


傷つく人がいるかも知れないからなるべく書きたく無かったんですが、無自覚に他人に悪魔のようなことをしてしまっている、要らぬ罪業を積んでいる人が結構いるので書きます。


離脱症状をより酷く、重くする一番の理由は、


「重い離脱症状が必ず出ると信じていること」

「情報中毒による減断薬神経症」

「離脱症状恐怖症」

だと私は感じています。


減断薬について、厳密、厳格すぎる情報源を見るといつも私は「過度な神経質さで怯えながら取り組んでて、これは先が思いやられるなあ…」と思います。


その根拠は、私なりにありますし、私自身も経験したことです。


私の主催する会の仲間は一気断薬成功者の人も意外と多いですし、減らし方のスピードもあまり気にせずにアバウトにザルにやった人だって断薬成功してます。いや、どちらかというと…緻密にやってる人より、多いかも。



私自身の見た症例と、うち(私の所属する団体)のボスが言ってたこと踏まえて、自分が感じていることがあります。

飽くまで私の体感の域なので、信じる信じないはあなた次第




主治医主導で減断薬をする場合。



①長年の知識と経験を積んだ医師がプロ意識を持って診察し、揺るぎない根拠のある診断をして、この患者にこの薬はもう必要がないと主治医が確信して行う減断薬のとき。


②または、患者がその主治医にとって、とても分かりやすく判断のしやすい症例で、主治医が迷いなく行う減断薬のとき。


③医師と患者との間にラポール(信頼関係)が出来ている場合、


離脱症状は起きにくいです。

というか、ほぼ、起きないです。

③は必須です。


薬の怖さを知り、しかし必要以上に薬を「悪」にせず、必要な時に使い、不要になったら出来るだけ早く切る。

割り切って道具として薬を使いこなし、不必要に怖がらずに、忌避せずに、上手く使って上手く離れる。

もちろん一番大切なのは薬よりも対話であることを知っていて、病理を理解し、そのひとの持っている「こじれた本当の理由」を見つけて、紐解く。


それが出来る主治医であれば、離脱症状は出ません。

多剤処方の医師からバトンタッチして受け持った患者であっても、現主治医が対話を重視し患者とラポールが出来ていれば起きません。

私の知るほとんどの主治医はピルカッターや秤などは使わないですね。せいぜい半分に割るくらい。



離脱症状が強く出るのは、患者が疑心暗鬼の状態で思考回路があーでもない、こーでもないと迷走するからです。


薬を止めることに本人が納得していることが大事です。


精神科医として持つべき資質とは、患者に対する発言の説得力、対話力、聴く力、幅広い知識、経験値、自らの治療への根拠ある自信と確信、などなど…

色んな要素があると思うのですが、患者はその主治医の影響を良くも悪くも受けるのではないかと思います。


この私の個人的な考えを明かすと多くの人を敵に回しそうですが…

私の中では、「多くの医師に精神科医として持つべき資質が足りていないから離脱症状が出るのでは?」という仮説を立てています。



①酷い精神科医は離脱症状があることを知りません。患者からの訴えがあっても妄想、病状の悪化扱いをします。賦活症候群も考慮しません。健康な人の悲哀(理由のある落ち込み、喜怒哀楽)を重病である鬱病(原因不明の落ち込み)扱いし、安易に投薬して副作用で自殺に追い込みます。


②普通の精神科医は離脱症状を認識しています。


③腕の立つ精神科医は、離脱症状というものはあるらしいがうちの患者には居ない、と思っているようです。



精神薬は絶対悪ではありません。

使いこなせるプロが不在で、プロである筈の精神科医が単なるクスリの売人で、多剤大量処方という人体実験をする人たちばかりなのが問題なのです。


あなたの主治医がプロでないのならば、

あなたが自分を観察するプロになるしかないのです。

これは、減断薬だけでなく、服用中の全ての人にも言えることだと思います。




主治医による減断薬についての話から、「減断薬に関する巷に溢れる情報」の話に戻ります。



よく、精神疾患の患者のデータや、離脱症状の出た人のデータを調べてあーだこーだ言うのを聞くんですが。

治った人は、データ収集に協力なんかしないで途中で病院へ通うのを辞めて元気に生活してますよ?


だから残されている観測可能なデータは、殆ど「良くならなかった人たち寄りの集団」のデータです。

データ収集に協力するレベルで精神医療に引っ張られてる人たちのデータです。

精神科なんて良くなれば通うの辞めますよ。

目が覚めますから。こんなん通っても意味がないって。

心身共に健康になった人は医療離れします。

精神科医に感謝する人もいるでしょうが、二度と精神科医の顔は見たくないと思う人も多いと思います。

だから完治した人も含めた100%公平なデータを取るのは無理だと思います。

基本、精神科医が持っているデータは悲観的です。精神科医は、常に悲観的な状態の人としか会えないし、研究対象に出来ないからです。


離脱症状が強く出るのは、患者が疑心暗鬼の状態で、思考回路が迷走するからです。(大事なことなので2回目です。)


それでも、読めば読むほど悲観的になるデータを読みますか?信じますか?

…まあ、ご自由にどうぞ。


注意深く、熱心によく勉強されている人に思うことは、自分主体で考え、判断し、行動することから逃げるために「正しいこと」を外から仕入れていませんか?ということです。

ある程度までは学ぶことが大事ですが、学びすぎてはダメです。

学べば学ぶほど、一番大事な主体性が奪われます。

ある程度学んだら、マニュアルを閉じて、余計な情報をシャットアウトし、自分自身と対話して自分で判断を下すことも大事です。


(ブログの文章は不特定多数の色んな立ち位置の人が読むので、本当は迂闊なこと書きたくないのですが、頭でっかちになりがちなインテリメンヘラさんに向けて書いてます。逆に、少しは学んだほうが…💦って人も確かに居るんですが、そういう人はこういう長文ブログ読まないと思うんで。)


ご自分のプロの主治医になって「精神薬を飲まなければならないところまでこじれてしまった本当の理由」を探して下さい。


「どうしてその薬を当時の主治医が処方したのか」「その薬で主治医はどんな症状の改善を目指していたのか」というのを、主治医の気持ちになって考えてみてください。


主治医の判断は、正しかったでしょうか?

間違っていたでしょうか?

その答えは今までの経過と今の体調、それと「薬を飲む前の自分」を比較したところにあります。


主治医が間違っていたら、あなたが自分の主治医を引き継ぐ番です。

その薬、必要ですか?

その薬、今抜くのが正しいですか?

薬は悪、と決めつける気持ちはありませんか。

焦る気持ちはありませんか。

判断は、先入観を抜いた透明で静かな気持ちで行うべきです。



目を覚ましてください。

あなたの抱えている問題は、薬の問題ではありません。あなたの人生の舵取りの問題です。

秤やスポイトで、理科や化学の実験だけでどうこうできるものではありません。

その儀式で安心するならば、しばらくはその行為に無心に取り組むのもいいと思います。

しかし、それをしない他人をどうこう言ってはダメです。

例えそれが一つのやり方として正しかったとしても、正しさを押し付けたり、あなたは間違っていると他人を脅しながら勧誘をするのは悪です。

他人への過度の心配は、優しさではありません。

単なるあなた自身から出る不安、ごみ、垢です。

例え心からの善意だったとしても、やっていることは新興宗教の熱心な勧誘と何も変わりません。


理系の頭を使って手を尽くすならば、ちゃんと、人生哲学、心理学など、文系の頭も使って下さい。どちらかに偏るのはいけません。

仏教とかもおすすめですよ。



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