本書は漫画と文章で構成されている。






  



(以下、本文より一部抜粋)




クリニックでは「性格障害」という診断でした。これは本書だけの診断名で、実際には性格障害という病名はありません。ただ、アスペルガー症候群は、パーソナリティ障害や統合失調症との誤診がひじょうに多いということです。残念ながら、まだ発達障害を的確に診断し、対応を伝えられる医師は多くありません。

医師でさえこうなのですから、一般の人たちの理解はまだまだ。そのため「親のしつけがなっていない」などと、世間の冷たい目を向けられるのが実情です。
発達障害はしつけが原因ではありません。現在は、脳の機能のトラブルによると考えられています。
根本治療となる薬物療法はありませんが、症状に合わせて薬物を使うことはあります。ただ、辰典くんが受診したクリニックのように、じゅうぶんに問診もせず、いきなり薬を出すなどということは、ふつうの医師ならしません。辰典くんも母親もすっかり医師不信に陥ってしまいました。


(抜粋以上)


2011年8月初版。
11年経って、アスペルガー症候群の「理解」は進んだのか。
実際のところ、何も進歩していなさそうだ。
むしろ、子どもの発達障害診断の乱発、薬漬けにより状況は悪化している。

今は多くの精神科で発達障害もアスペルガーも診断されるが、診断名が正しかろうが間違っていようが薬漬け。

しかも、教師の勧めにより子どもが精神科を受診する。


漫画のこのシーンを読んで、思ったんだけど…
これに限っては、辰典くんが言ってること、正しくない?
よくぞ言ったよ。
本当の事だもんね、藪医者なんて。
良かったね、薬漬けにされなくて。どうせ薬なんて効かないしね。
お母さんだって確かに頭に来たんでしょう?
お母さんこそが、医者に暴言吐いちゃダメっていう固定概念を捨てるべき。
医者だろうと誰だろうと、唐突に失礼なこと言われたら、それは人権侵害だと、ちゃんと怒らなきゃダメだよ!


こういう先生、とても多いですよ。
精神科医の仕事をしているならば、病名というレッテルを患者に貼ることのデメリットを理解し、本人の人権への配慮をするのは勿論、医師として、人間として高潔な人格を保つことや、人間の清濁を受け入れる度量を持つことの重要性は分かっていなければならない筈、だけど。
…そうじゃなくても、精神科医にはなれる。



(本文より)
根本治療となる薬物療法はありませんが、症状に合わせて薬物を使うことはあります。ただ、辰典くんが受診したクリニックのように、じゅうぶんに問診もせず、いきなり薬を出すなどということは、ふつうの医師ならしません。



無責任に診断して、根本治療出来ないのに薬を出す。
それ以外、何もしない。悪化させるだけ。
私が知ってる精神科医の「ふつうの医師」の確率は、どんなに甘めに採点しても、4割を切るなあ。普通じゃない医師の方が多い。
5分診療や、1分診療なんてザラだ。
著者が、精神科の実態に無知な訳はないだろう。
分かっていて、精神科の実態に怒りを感じているからこそ、このエピソードを入れたんだろうと思う。
精神科医に騙されるなよ、と。
初診で適当な病名をつける精神科医は沢山いる。


しつけが原因ではありません。
症状に合わせて薬を使うこともあります。

しつけは原因ではないが、しつけ(見守り、愛情、かかわり)でしかどうにも出来ないと思う。
診断や投薬で治すことはできない。しかし、薬は使われる。
本人の為ではなく、みる人が大変だから。


投薬による副作用によりQOLが著しく低下することもある。
診断されたことを公表すれば、社会から「障害者だから」というレッテルを貼られ損をすることも多いように思う。

そもそも発達障害(この例だとアスペルガー症候群)に医師の診断と投薬は必須ではない。
下手な医師にかかるなら、本でも読むだけの方がマシだとすら言える。




統合失調症は発達障害の誤診という言葉が何だか流行ってやたら一人歩きしていた時期があった気がするが…

もし、百歩譲って発達障害の誤診だったとするならば、


病気ではない、ただの「特性」で必要の無い、効かない精神薬を飲まされて、どんどん悪化して精神科に入院している人、福祉施設にいる人、働くことが難しい状態になっている人の、落とし前をどうやってつけるんだろうか。


亡くなるまで放置してそのまま精神疾患ということにして、精神医療界隈の養分にさせられる運命しかないんですか?
治療する必要の無かった人々を薬漬けにして病人にして、人間を使って牧畜をし続けるんですか?


自分は発達障害かも知れない。
○○障害かも知れない。
そういう風に自覚してるインテリメンヘラの皆さん。

自覚出来ちゃうタイプは、食い物にされますよ。
医師と二人三脚で「自分に合う薬」探ししてる場合じゃないですよ。どんどん病人になって行きます。出来ないことが増えていきます。
実際には増えてなくても、出来ないことが気になります。
それなら、ライフハックの本だけ読んでた方がまだ、いいと思います。
HSPとかも、ほとんどの精神科医、理解してないですから。
診察を受ければ、「で?なんの薬が欲しい?」
と言われるのがオチです。

人の心を、脳の薬でどうこう出来る訳、ないじゃないですか。どうしてそんな当たり前の感覚がないんですか?

発達障害の問題を啓蒙するんだったら、ちゃんと精神科医と薬のヤバさの問題に触れた方がいいと思う。
道徳や倫理を知らなくても医師にはなれる。
人格的に未熟であることも多い精神科医に発達障害圏の診断を担当させるヤバさに、あらゆる分野の結構の人数の人たちが、みんなが気がついてる筈なんだけど、言ってはいけない雰囲気になっている。
なんでだろう。忖度忖度ー♫

先日は、臨床心理士や公認心理士の先生方が精神科医や精神医療に対して、怒涛のように文句言ってましたけど…
ヤブ医者に「ヤブ医者」って面と向かって言うと、アスペルガー症候群ってことにされるから言いにくいのかな?🤣
(まあ、実際、私も言えない…苦笑)



合法なだけで覚醒剤は覚醒剤だし、精神薬を飲めば誰でも統合失調症になっていく。
そういう薬を気軽に出せる医師は、もはや普通ではない。

政府推奨の優生思想。それが今の精神保健、精神医療。


この分野はあんまり勉強しすぎると、診断名神経症になる。。
身近なあらゆる人を発達障害呼ばわりしたくなって、診断を下したくなるんですね。
他人を診断してる時は、自分を棚に上げられるんです。
この漫画の医師のように。
そういう時は、ちょっと休もうと思う。



診断を受け入れて楽になる人も確かにいる。

ただし、精神科と繋がることにより、自らの人権を手離すことになる場合もある。




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(イマドキの若者特有の自由な文章が鼻につかなければw大変参考になると思います。)