日本における診療報酬改定と
精神薬多剤併用処方の現状
2014年度診療報酬改定
抗不安薬、睡眠薬、抗うつ薬及び抗精神病薬の適正化が行われた。
2017年PMDAからの医薬品
適正使用のお願い
ベンゾジアゼピンの受容体作動薬の
依存性について
PMDAから医療従事者へ医薬品の適性使用を求めたもの。国(厚生労働省)がベンゾジアゼピンの依存性と離脱症状を認めたといえる。
2018年度診療報酬改定
処方料・処方箋料が減算となる多剤処方の範囲を更に拡大するとともに、多剤処方時の報酬水準を適正化した。
この流れで、どんどん精神薬が規制の一途を辿る
のかと思ったのですが…
アメリカは日本以上に小児への投薬率は
高いが、単剤が主流。
欧州は薬の処方自体が少ない。
こんなに沢山の薬を併用するのは
我が国のみ。
大事なことなのでもう一度。
こんなに沢山の薬を併用するのは我が国のみ。
カクテル処方大国、日本!
日本における子どもへの精神薬の処方は
どんどん広がり、低年齢化している。
大人も子どもも診療報酬改定前後に
多剤処方の現状が改善しているようには
(少なくとも福祉の現場の人間からは)
ほとんど感じられない。
恐らく各方面から色んなことを言われるリスクも承知した上で、ご自分の見解をブログにしたためてくださっているこちらの先生のブログをこの流れで載せるのはだいぶ失礼だとも思うのですが。
随分久しぶりにブログを拝見したのだけれども、ちょっとあんまりだと思ったのですみません。
最も悪い薬物治療は、過去ログでもどこか書いているが、処方薬による悪化に気付かずに他の薬を上乗せすることである。
と、このように仰っていますが。
我が国の多剤併用カクテル処方を爆発的に流行させた人(インフルエンサー)は、実際kyupin先生なのでは❓と思っています。
先生にそのご自覚はお有りなのでしょうか。
未だにいい多剤とか悪い多剤とか、そんなことをブログで言っちゃうんですね…
先生の意見を参考にされてる医師はきっと沢山いるんだから、少しでも多剤を肯定するようなことを言わないで下さい。
世界水準で見て、多剤は悪です。
精神薬Aと精神薬Bをカクテルすることの相互作用により、全く別の新薬(精神薬C)が出来上がります。
治験の時には全く出なかった副作用が出ることもあります。
患者を実験台にしないで下さい。
日本の規制の対応が遅すぎて多剤併用が普通になってしまっていて、今更長年のスタイルを変えられずにおられるのかも知れませんが、例え、やむにやまれない状態で苦渋の決断で多剤併用をするしかない状況が、実際にあり得たとしても。
(無いですけど。長年多剤である人を減断薬していく上での過渡期に、多剤である現状をどのように変えるべきか悩むことはあっても、多剤を肯定するニュアンスのことを言うのはおかしい。)
公の場(ブログ)で多剤を少しでも肯定する発言をするのは精神科医としてハッキリ言って甘えです。
否、重大な誤ちです。
時代は変わったんです。
患者たちも気が付き始めています。
変わらないのは、精神科医だけです。
こちらの記事は、2020年9月に書いた記事の再アップです。
事情がどうであれ吊し上げる行為は決して人として褒められることではないとは思うので、今回リブログ部分を消そうかと思っていたんですが、
こちらの方の最新記事を拝見したら、相変わらず患者さんを実験台にしてあーだこーだうだうだやってる記事だったので、あ、これは消さなくてもいいやと思いそのまま再掲しました。本当にごめんなさい。
患者さんの病状悪化で病棟の看護師さんに迷惑をかけた?
いや、その前に。
体調を崩されたご本人に謝罪の気持ちはないんですか?
本人に悪いと思わないのでしょうか。
患者をちゃんと人間扱いしてくださいよ。
それで、薬の調節が上手くいったときだけ、「本人も喜んでくれた」って、えええーーー💦💦
その人が乱れるのは、「辛いから」なんですけれど。
暴れたり取り乱している人に、自我がないとでも?
これじゃ、人を人として見ないで精神薬の効き方の実験をするだけの、ただのマッドサイエンティストじゃないですか? まるで。
少なくともこういう記事が掲載されるくらいには、時代は変わったのかも知れないですけど、
相変わらず一部の方だけ時間が止まっていて、そういう前時代の人たちが利権を持っているんですね。