配慮も寄り添いも、基本要らないね。



当事者家族会の皆さんと関わる機会があった。

とても貴重な体験だった。

家族会って、人間模様が独特。

こんな感じなんだね…

面白かった。



すごく痛感したことがある。

うち(社会活動、オルタナティブ協議会)のボスの中川さんがよく口にするのが、



「親が、頑張ってもねえ…」



という台詞。

うん。

親、頑張りすぎだと思った。

ていうか、正直、親が頑張るからアレでアレでアレなんだよなあ。

全体の6.7割親御さんだったもんな。

次回以降があるなら、作戦を練らなくては。

この方たち(6.7割親)への伝え方を。



お薬の問題について淡々とお話させて頂いたのだが、私は諸外国は単剤処方が当たり前だとか、そんな話をした。



ちなみに、単剤処方に違反すると海外では罰則まである、日本ではなんやかんや言い訳をして罰則どころか、特例措置までついてるという補足を、私を会に呼んでくれた会長さんがしてくださった。

さすが!

毎回うちのサードオピニオンに参加してくれてるだけある。笑



あとは、厚生省のガイドラインの話や、患者や家族が勉強してくださいという基本的な話しかしていない。



そりゃこっちだって医師法に無闇に触れるような馬鹿な真似は致しませんわよ。笑

私もオルタナティブ協議会も反精神医療団体じゃあないんで。





当日ご紹介した

患者さんは絶対に持っていた方がいい本↑がこちら。

統合失調症の患者さん必携です。

全部医者任せにせず、ちゃんとお薬のことを知りましょう。

日本のガイドライン(綺麗事と化している)と実態の解離を😅💦

自分の処方が明らかにガイドラインから外れているときは、医師に相談してみましょう。



いや、綺麗事でもなんでもないんだけど。

海外じゃ単剤処方が当たり前なんで。

このガイドラインは綺麗事なのではなく、日本の多くの精神科医の処方がどれだけダーティーなんだという証明になってるだけの話。




さておき、

お薬の話をする前に、

私の減断薬の体験談をさせて頂いた。



一応、そちらがメインで、私の体験談を裏付ける形でオルタナティブ協議会の資料を持って行った。



私の体験談の原稿は、以前、福祉の専門学校に呼んで貰ったときに作ったものの焼き直し。




全体としては、思った以上の方に聞いて頂き、悪くない手応えも感じたけれども。

一応、事務局側の方に、単独の講演会は初めてとは思えないと言って頂けたし。




しかし

個人的な反省がある。





原稿、福祉の専門学校でのもの、あまり焼き直さなくてもよかったな。

配慮しすぎた。



配慮、要らなかった。



今回ね、

親御さんが聞いてるというから。

出来るだけ親を責めない内容にしなくてはと気を遣ったんですわ。



いや、親を責めると云ってもね。



元原稿は一応、学生が福祉の資格取得のために学ぶ場でお話させて頂いたものだったんで、体験談といってもまあ、文章として学生が聞くに相応しい程度のオフィシャル加減、最低限のお行儀は守ってた訳じゃないですか。

例え、私の率直な気持ちが書かれていたとしてもね。



それなのにそこから、

親という立場の人が聞いたらショックかな?

と思う言葉を、柔らかい表現に変えたんですよ。

要らん配慮だったなあ。




例えばね。

前回の発表で私が口にした「親が私の人生の巨大な障害物のように感じていた」とかそういう文言をガリガリ削って柔らかくしてしまったんだけど…





変えなきゃ良かった。




だってこの人(親御さん)たち、

全く自覚してないじゃないの。



精神疾患を考えるには、その人の生育歴をきちんと振り返る必要性があるということ。

それには、親にも、必ず反省点があるということ。

子どもとの何らかのコミュニケーションエラーが必ずあったということなのだから。



それは酷い親だったということではなくて、愛情のすれ違いで、子どもに何かを誤解させて悲しい思いや悔しい思い辛い思いをさせて来たということなのだ。

親には、子どもの気持ちを解ってあげる義務があると思う。

どんなに難しい相性の子どもであっても。




子どもにとって母との関係は対人関係の象徴。

父との関係は社会との関わり方の象徴。

両親の夫婦仲は自分と社会(他者)との折り合いの付け方の象徴なのだから。

(これは自論だけど)




良かれと思って親がしてきたことが、子どもにとって良くない結果を生んでしまったのかも知れないという事実を、受け止めるまではいかなくても、せめて自覚して欲しかった。



精神疾患は原因不明だとか云われているけれども、実際のケースは、だいたい決まりきったパターンがある。



そういう認識は、私の中で当然の常識だったけど…



そこのところ、もう少し、親御さんたちは反省されてるものだと思っていたんだけれど。




家族会のみなさんの常識では無かった。

どうやら人は、同じ立場の者が集まり愚痴を共有する場があると、どんどん自分を正当化してしまうものらしいと悟った。

下手すると親御さんは自分が被害者だと思っ…

おっと。今後の仕事の可能性を考えるとこの話はこの辺にしておいた方が良さそうだ。



いやいやでもしかし。



配慮したことすら気がついてないという有様。




だって、今回家族会の皆さんが反省したのって、

伝わったのって、多分薬の話だけだもんなあ。




別にあたしは、

あなたは当事者経験を経て支援者になって偉いですねとか言われたかった訳じゃないよ。

(昔は少しだけ酔ってたけどね、正直。…青かったなあ。)



そこじゃない。

そこじゃないんだよ。



薬以前の問題なんだよなあ。

お薬を飲まなきゃならない状況を作った家庭環境についても、少しは反省して貰いたかったんだけどな。

それを伝える為には配慮しちゃダメだった。



その時「子どもの立場」の私が思っていたことは、事実として淡々と伝えなければならなかった。



責めるのとは違うのだ。

親を許せた私だからこそ、フェアに出来るはず。逃げてはならないことだろう。



問題提起は出来たけれども。

まあ、

これからだな。




そういや先日参加した千葉のサードオピニオンで、ボスの中川さんが



「福祉の仕事に寄り添いって要らない。必要なのは、その人の気持ちに共感するとか、そんなことではなくて、冷静な視点からの分析」



確かそんなことを言っていたような(記憶の補正があるかも)


可哀想だねー
辛いよねー
うんうん分かるよ


って言ってて、問題が解決する訳ない。



配慮とか寄り添いって要らないね。
相手の気持ちは、
知って、理解していればいい。
知ること、理解することはそのままのその人を受け止めること。
でも、寄せなくていい。
そのままでいいよとは言わなくていい。言っちゃダメ。
いいわけ、ないじゃない。
どんどん状況は悪化するのだから。


むしろ相手の気持ちに寄せちゃダメなんだ。
冷静でいなくてはならない。




薬ではなく、人生の問題なのだと気がついて貰うにはどうしたらいいんだろう。



個人的に好きな精神科医作家の本を何冊か。↑



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