「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
思ったより特色がない普通のアクション
★★★
(2016年/アメリカ/110分/The Legend of Tarzan)
【 監督 】
デビッド・イェーツ
【 出演 】
アレクサンダー・スカルスガルド
サミュエル・L・ジャクソン
マーゴット・ロビー
ジャイモン・フンスー
ジム・ブロードベント
【あらすじ】
かつて、コンゴのジャングルで野生動物たちとともに育った“ターザン”こと英国貴族のジョンは、現在は妻ジェーンとともに裕福な生活を送っていた。
ある時、ジョンは政府の依頼により、貿易使役としてジェーンとともに再びコンゴに訪れる。しかし、これは官僚レオンによる仕掛けられた罠だった。
生まれ育った村は侵略されジェーンをもさらわれてしまったジョンは、再び野生の魂を呼び覚まし、レオンたちに立ち向かう―
【コメント】
さて、梅雨も明けていよいよ夏本番。エアコンで喉をやられつつも映画鑑賞は忘れず、前々からなかなかの規模の宣伝をしていた本作をチョイス。なぜに今さらターザン?とか、どっから“REBORN”なんて邦題持ってきたんだ?とかいう揚げ足は置いとくとして、とりあえずは話題作だし、さっそく夜の「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。
思ったより特色がない普通のアクション
むうう、思ったより普通だったなー。都会のアクションとはまた違った野性味あふれるアクションと、『猿の惑星』を彷彿とさせる生きたゴリラたちの表情豊かなCGテクニックには目を瞠るものの、展開は思ったとおりのもので全体的に目立った特色を感じず、せっかくのムキムキマッチョな野性味あふれるターザンの魅力もイマイチ生かし切れていない。さらーっと流れてしまった普通のアクションでしたね。
肉体美が素晴らしいイケメンターザン、アレクサンダー・スカルスガルド
とはいえ、ターザンを演じた主演アレクサンダー・スカルスガルドの鍛え抜かれたボディは素晴らしいの一言。
ワイルドと紳士の二面性を両方兼ね揃えシュッとした甘いマスクには、女性はもちろん、日々ジムに通っている野郎たちでも、その仕上がった肉体には惚れ惚れすることでしょう。これで御年40歳というのだから驚きです。
役者としては長いキャリアを持っている彼ですが、本作でかなり知名度を上げるんじゃないでしょうかね。これからの活躍に期待です。
「ハリー・ポッター」シリーズ監督!・・・違うほうだった
僕が本作を観ようと思った決め手として、宣伝文句にあった「ハリー・ポッター」シリーズ監督!というところでもだったんです。
情報をロクに調べてなかった僕も失態でしたが、僕はてっきりシリーズ1、2作目のクリス・コロンバス監督だと思ったんですね。しかし、よくよく見ればシリーズ5作目以降を監督したデビッド・イェーツだったじゃあーりませんか。僕的には、5作目以降は全然面白くなかった記憶です。
なるほど、本作に特段惹かれなかったのは、デビッド・イェーツ監督作品と僕とは相性が良くなかったということですね。
日本公開版の悪いクセ①ターザン吹替えは桐谷健太
どうも日本公開版となると、いかがなものかと首を傾げる話題性を狙った宣伝戦略が展開されるわけですが、ご多分に漏れず本作でも主人公ターザンの吹替えに桐谷健太を起用するという暴挙?に出ておるわけです。
桐谷健太自体は全然嫌いじゃないし、役者としてユニークで存在感のある人物だと思っているんですが、いかんせん特徴的な声色の人なので、吹替えしても彼の顔ばっかりがちらついて素直にターザンを楽しめないんじゃないかと思うんです。
本作に限らず、有名どころのタレントを使った吹替えはたくさんありますが、この風潮はどうにも乗れないところです。
日本公開版の悪いクセ②日本版主題歌はAlexandrosの「Nawe Nawe」
日本公開時の悪いクセのふたつめは“日本版主題歌”なる宣伝戦略。未だにこれを実行する意味が理解できませんが、本作ではAlexandrosなるバンドの「Nawe Nawe」という曲のようです。
【2016年度 Myランキング】(7/30時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
久しぶりの歯医者の手際の良さに感動。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:シビル・ウォー キャプテン・アメリカ ★★★★
2位:オデッセイ ★★★★
3位:アイ アム ア ヒーロー ★★★★
4位:エクス・マキナ ★★★★
5位:死霊館 エンフィールド事件 ★★★★
6位:マジカル・ガール ★★★★
7位:HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス ★★★★
8位:さらば あぶない刑事 ★★★★(思い出補正あり)
9位:TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ ★★★☆
10位:デッドプール ★★★☆
次点:ボーダーライン ★★★☆
日本で一番悪い奴ら ★★★☆
ヘイトフル・エイト ★★★☆
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:セーラー服と機関銃 -卒業- ★★
2位:X-ミッション ★★☆
3位:アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅 ★★☆
<その他ランク外一覧>
ブリッジ・オブ・スパイザ・ウォーク信長協奏曲残穢-住んではいけない部屋-白鯨との闘いスティーブ・ジョブズドラゴン・ブレイドゾンビスクール!珍遊記パラドクスザ・ブリザード僕だけがいない街ちはやふる -上の句-デッド・オア・リベンジバットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生インシディアス 序章あやしい彼女暗殺教室 ~卒業編~スポットライト 世紀のスクープルームズートピアテラフォーマーズ64 ロクヨン 前編ちはやふる -下の句-殿、利息でござる!モンスターズ 新種襲来スキャナー 記憶のカケラをよむ男ヒメアノ~ル神様メールサウスポー64 ロクヨン 後編10 クローバーフィールド・レーンクリーピー 偽りの隣人血まみれスケバンチェーンソー殺されたミンジュインデペンデンス・デイ:リサージェンスイット・フォローズ貞子vs伽椰子パラノーマル・アクティビティ5ファインディング・ドリーターザン:REBORN
『ターザン:REBORN』公式サイトはこちら
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