「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」 ★★☆~前作よりましだがやっぱり退屈 | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
 これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

「『シネマ報告書2016』の掲載にあたって」



前作よりましだがやっぱり退屈

★★☆

アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅

(C)2016 Disney. All Rights Reserved.




(2016年/アメリカ/113分/Alice Through the Looking Glass)

【 製作 】
ジョー・ロス
スザンヌ・トッド
ジェニファー・トッド
ティム・バートン

【 監督 】
ジェームズ・ボビン

【 出演 】
ジョニー・デップ
アン・ハサウェイ
ミア・ワシコウスカ
リス・エバンス
ヘレナ・ボナム・カーター
サシャ・バロン・コーエン




【あらすじ】

 父の遺志を継ぎ、ワンダー号の船長として航海の旅を続けるアリス。だが、貿易会社の策略でアリスは船長の退陣を迫られていた。
 そんな中、かつてアリスが冒険した不思議の国で、マッドハッターが自らの哀しい過去により、命の危険にさらされていた。
 再び不思議の国へと導かれたアリスは、マッドハッターを救うため、“時間の番人”タイムのもとへ旅立つ。しかし、そこで赤の女王の陰謀に巻き込まれる。
 そして、マッドハッターらの過去も明らかになっていく―


【コメント】

 さて、2010年に公開されたティム・バートン監督『アリス・イン・ワンダーランド』の、実に6年のインターバルを経て製作された続編。ジョニー・デップが再びマッドハッターに扮するということで話題をかっさらっている本作です。
 しかしながら、前作が僕的にどうにもつまんなかった記憶しかなく、待望の続編であるはずの本作の鑑賞を正直迷っていましたが、7/1がたまたまオフ、1100円で映画鑑賞が可能というわけで、ここは話題に乗っとこうと「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。


アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅

(C)2016 Disney. All Rights Reserved.



前作よりましだがやっぱり退屈

 うん、まあ前作よりはマシかな~とは感じました。でもぶっちゃけ、やっぱり退屈な映画でしたね。
 どこがマシだったかと問われれば、とりあえず前作よりストーリーの組み立ては良くなってたということですか。CGにも手を抜かない、不思議の国を鮮やかにビジュアル化した美しい映像だったし、アリスやマッドハッター、白の女王、赤の女王をはじめとした前作からのお馴染みキャラも楽しい。繰り広げられるドタバタあり感動ありの、いかにもディズニーな展開にも安心。
 でもねー、やっぱりこのシリーズ、僕には合わないみたいですね。全然惹き込まれないし、キャラクターに愛着も沸かない。ただただ退屈の一言です。


6年のブランクは長すぎた・・・痛々しい役者たち

 正直言って、前作から6年のブランクは空けすぎだったんじゃないかなと感じました。なぜならば、役者たちの“老い”がうすうす感じ取れること。
 マッドハッターのジョニー・デップも御年53歳。本作ではかなり濃ゆいメイクで登場していますが、前作と比べても痛々しさしか感じません。アリスのミア・ワシコウスカもアラサー間近だし、白の女王アン・ハサウェイもちょいと厳しさが垣間見えましたね。全員が全員メルヘン演じるにはかなり痛々しく感じましたかね。
 唯一、赤の女王ヘレナ・ボナム・カーターは相変わらずの怪演でしたが。


相変わらず強烈なヘレナ・ボナム・カーター

 本作で唯一の怪演として爪痕を残しているのはやっぱり赤の女王ヘレナ・ボナム・カーター。
 インパクトが強すぎるメイクにデカすぎる頭。このデカい頭の秘密が本作で語られているわけですが。
この人が前作の監督であり本作では製作に回ったティム・バートンの奥さんですからね。このくらいユーモラスな女優だからこそバートンは惚れ込んだのかも知れませんね。


そもそもなぜ続編を作ったのだろうか?

 前作の公開時、とある映画評論家たちがテレビでこぞって「さすがティム・バートン!」と絶賛していましたが、蓋を開けてみれば僕だけではなくネットでもかなり不評をかっていた記憶があります。
 そんな不評だった前作の続編をなぜ作ったんだろうか?という疑問がどうしても消えないんですね~。まあ、なんだかんだでヒットしたから続編は必然だったのかも知れませんが、不評だったのは何も日本だけでではなかったはず。「どうしたティム・バートン?」と感じた人のほうが世界に多いはず。
 さすがに3作目はないでしょうね。というか、もう作らなくていいです。


主題歌はP!NK「Just Like Fire」




アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅

(C)2016 Disney. All Rights Reserved.



【2016年度 Myランキング】(7/1時点)

 本作は、本年度のワースト3中3位(暫定)にランクイン。
 半年終わった・・・


(ベスト)… ★★★☆以上が基準

  1位:シビル・ウォー キャプテン・アメリカ ★★★★
  2位:オデッセイ ★★★★
  3位:アイ アム ア ヒーロー ★★★★
  4位:エクス・マキナ ★★★★
  5位:マジカル・ガール ★★★★
  6位:HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス ★★★★
  7位:さらば あぶない刑事 ★★★★(思い出補正あり)
  8位:TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ ★★★☆
  9位:デッドプール ★★★☆
 10位:ボーダーライン ★★★☆
  次点:ヘイトフル・エイト ★★★☆
     血まみれスケバンチェーンソー ★★★☆
     殿、利息でござる! ★★★☆ 


(ワースト)… ★★☆以下が基準

  1位:セーラー服と機関銃 -卒業- ★★
  2位:X-ミッション ★★☆
  3位:アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅 ★★☆


<その他ランク外一覧>
ブリッジ・オブ・スパイザ・ウォーク信長協奏曲残穢-住んではいけない部屋-白鯨との闘いスティーブ・ジョブズドラゴン・ブレイドゾンビスクール!珍遊記パラドクスザ・ブリザード僕だけがいない街ちはやふる -上の句-デッド・オア・リベンジバットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生インシディアス 序章あやしい彼女暗殺教室 ~卒業編~スポットライト 世紀のスクープルームズートピアテラフォーマーズ64 ロクヨン 前編ちはやふる -下の句-モンスターズ 新種襲来スキャナー 記憶のカケラをよむ男ヒメアノ~ル神様メールサウスポー64 ロクヨン 後編10 クローバーフィールド・レーンクリーピー 偽りの隣人






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