『アリス・イン・ワンダーランド』 (評価:★★☆) | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※
「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。





1.評価

完璧なティム・バートン・ワールドなのに、ストーリーが不透明

★★☆
(★…1点 ☆…0.5点,★5つで満点)


2.基本情報

そんなことより恋をしろ-アリス・イン・ワンダーランド



(2010年/アメリカ映画/109分/Alice in Wonderland)

監督:ティム・バートン
原作:ルイス・キャロル
出演:ジョニー・デップ
   ミア・ワシコウスカ
   ヘレナ・ボナム=カーター
   アン・ハサウェイ
   クリスピン・グローヴァー


19歳のアリスは、金持ちだがつまらない男に求婚され困惑していた。
そのとき、懐中時計を持った白ウサギを見つけ後を追う。
白ウサギが入った大きな穴に落ちてしまったアリスは
赤の女王が支配する不思議の国“アンダーランド”に迷い込む―


3.コメント

今をさかのぼること20年前、
当時話題だった『ホームアローン』の同時上映として
たまたま観た『シザーハンズ』に感動して以来
ティム・バートンは好きな監督の一人だ。
(監督作品をすべて観たわけではないが)

中には『猿の惑星』のような???な作品もあるが、
本作は残念ながら???の類に入ってしまう出来だった。

いや、アリスの3作目という観点は面白いと思うし、
一度見れば忘れないユニークなキャラいいし、
カラフルな色使いもバートンらしい。
でもさ、観終わってなーんかスッキリしないのよね。
大事な場面を映像にしないで、キャラの余計な会話ばかりで。

そもそも、赤の女王の恐怖政治なのに、肝心の恐怖をほとんど描いてないから
イマイチ感情移入できない。
さらに白の女王がこれまた恐ろしいくらいの不思議ちゃんキャラ
「こいつに政権交代して大丈夫なのか!?」
と、逆に不思議の世界の今後の安否を心配してしまう終わり。

マッドハッターやチェシャ猫、芋虫や双子なんかも
キャラとしてはとても印象的なんだが
ペラペラとしゃべっているだけで、一体何のために登場したのかも分からない。
とにかく、キャラばかりが先行して、肝心のストーリーにのめり込めなかった

バートン&デップなだけに大ヒットしているようだが
個人的にはとても残念な出来だったな。


4.その他

本作のテーマ曲はアヴリル・ラヴィーンの「Alice」。




5.2010年度ランキング(4/25時点)

 本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外

(1)ベスト10

  ① ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ
  ② クロッシング
  ③ パラノーマル・アクティビティ
  ④ 時をかける少女
  ⑤ 第9地区
  ⑥ パレード
  ⑦ ゴールデンスランバー
  ⑧ マイレージ、マイライフ
  ⑨ 板尾創路の脱獄王
  ⑩ マッハ!弐 
  (次点)
    サベイランス
    シャッターアイランド
    ハート・ロッカー

(2)ワースト3

  ① 彼岸島
  ② シャーロック・ホームズ
  ③ ラブリーボーン


<その他ランク外一覧>
パーフェクト・ゲッタウェイサロゲートインビクタス負けざる者たちパーシー・ジャクソンとオリンポスの神々隣の家の少女アリス・イン・ワンダーランド