- 亡国の中学受験 (光文社新書)/瀬川松子
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中学受験ブームを、批判的な立場から書かれているこの著書ですが
「教育」について真剣に考えるいいきっかけを私に与えてくれたような気がします
そんなブームに流されないためにも、必読の本だと思います
昨今、「教育」不振みたいな傾向があって
私の住んでいる地域でも、公立の学校が荒れているとかいろいろ言われていて
中学校もしくは小学校から、
私立の学校に入学させている家庭がかなり多くなっているような
そんな印象を持っているのですが
何でもかんでも私立の学校に入学させていればいいのだろうか
「教育」って、一筋縄ではいきませんねぇ
この本では、中学受験での失敗例が記載されていて
決して、私立の中高一貫校に入学できれば
将来は安泰だってわけではないことを、身にしみて感じる気がします
まぁ、何かをすれば絶対に安泰だとか
これをしておけば、絶対に儲かるなんてことあるわけないんですがね
人間って弱い生き物ですから、どうしてもそういう方向に行ってしまうことも
あったりして、失敗を繰り返して成長するものだろうと思いますが
失敗は、最小限にとどめておくことも大事なことのひとつではないかと思います
この本を読んでいて感じたのは、私立は経営していかねばならず
当たり前のことですが、利益を出さないと組織を保つことはできないわけで
どうしても、評判を上げようと一流の大学の合格実績なんぞをあげようと
いろいろ努力することになるのだと思います
誰だって、大学の合格実績の下がっている学校に
入学させたいとは思いませんからねぇ
では、それをどのようにして判断すべきなのか
正直、そんなに分かりっこないっていうところではないでしょうか
超難関校と言われる学校でさえ、その学校の特質がありますし
仮に超難関校に合格して入学したところで、その後の成績はクラスの最下位をうかがうような
そんな状態になってしまったとすれば、私立に進学したことが
その子のために、本当になったのか疑問に思えてくるわけであります
そんなこと言いだしたらキリがないって
でも、これが妥協できないんですよねぇ
たとえば、ビジネス書でよくテーマにされる「仕事術」なんかは
自分のことですから、比較的冷静に判断することもできるのですが
- 「結果を出す人」の仕事のすすめ方/美崎栄一郎
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たとえば、美崎栄一郎さん の新刊も「仕事術」だし
でも、「教育」の問題の難しいところは、実践するのは自分だけではないということ
息子や娘、もしくはお孫さんなど
血縁関係ではあるが、他人が実行するというところに難しさを感じることがあります
自分のこと以上に、子どもや孫のことは気になりますから
ビジネス書をたくさん読んでいる方の意見を聴いていると
ビジネス書に書かれている成功体験やポイントなんかは、おおまかに捉えると
大体同じような内容であるということが、多々あるものなのですが
この「教育」に関する著書は、まったく正反対のことを論じていたりするので
一冊だけ読んだところでは、まったく理解できないと言ったところだと思います
中学受験を肯定的に捉える本もあれば、批判的に書いている著書もあり
世の中、いろんな問題が山積しているでしょうが
その問題の中でも、最難関な問題のひとつが「教育」
だったりするのではないでしょうか
個人的には、たくさんの方々の「教育」に対する考え方を知りたいし
ビジネスの世界でご活躍されている
方々の「教育」に関するお考えを
もっとたくさん聞いてみたいと思う
そんなきっかけとなった著書でした
「教育」がしっかいしないと、日本はどんどん落ちていく気がしますしねぇ
- 中学受験の失敗学 (光文社新書)/瀬川松子
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【教育に関する著書の記事(一部)】
子ども格差 壊れる子どもの教育現場
つなげる力
教え上手 ”自ら伸びる”人を育てる
使える学力使えない学力 国語で一生使える論理的表現力を育てる方法
子どもを伸ばす4つのルール 「しあわせ脳」に育てよう!
強育論
勉強する理由 本気で打ち込めるようになる方法
頭のいい子が育つパパの習慣
頭のいい子のパパが話していること
なぜ日本人は学ばなくなったのか
4歳の胸のうち あの風の谷の子どもたち
天才は10歳までにつくられる 読み書き、計算、体操の「ヨコミネ式」で子供は輝く!
5歳の誇り あの風の谷の子どもたち
子どもの成績を伸ばす1日10分読書
頭のよい子が育つ家
僕たち、どうして勉強するの? 「1日30分」を続けなさい!2
はじめての中学受験 変わりゆく「中高一貫校」
いつも感謝します
本当にありがとうございます
これからも、当ブログをどうぞよろしくお願いします
【編集後記】
年収500万円の人と2,000万円の人の違いとは?
『どんな時代もサバイバル..........≪続きを読む≫
※記事冒頭部分
この記事は、『どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座』なんかで紹介もされているそうで
なかなか興味深い内容ではないかと感じます
- どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座 (ディスカヴァー携書)/小宮 一慶
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家に仕事を持ち帰らないとか、そんなことって実は関係なくって
どれだけ仕事をしたかということも関係なくって
質の高い仕事をするのが、本来の姿でしょうから
そう考えると、どこで仕事をするなんて関係ないんでしょうか
今は、新幹線や飛行機の中なんかでも仕事できますし
「やる気」のある時間帯をいかに増やしていくか
この「時間」に対する著書は、今後も増えそうですね
- レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書)/本田 直之
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