「正解のない問題」にアプローチする本当の力
この本のテーマは「つなげること」である。
現代社会のさまざまな問題は、「つなげる」ことで
ドラマチックに解決していく。
「つなげる」ことでまったく新しい地平が見えてくる。
それは学校の現場でもビジネスの現場でも同じことである。
※この著書の帯の記載より
- つなげる力/藤原 和博
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著者は、都内では業務教育初の民間校長先生として
東京都杉並区立和田中学校に赴任し
「私立を超えた公立校」を標榜し、さまざまなプロジェクトを成功させた
リクルート出身の方であり、現在は大阪府の橋下知事の要請により
大阪の教育改革に取り組んでる、まさにスーパービジネスマン
2003年から5年もの間、和田中学校長として「よのなか」科とか、「夜スペ」など
ニュースにもたくさん取り上げられていましたし、
フジTVのめざましテレビでも、電話インタビューされていたような
私も息子がいるので、教育に関係することにはとても興味があります
だって、子供の将来がかかっていますからね
でも、教育現場にもさまざまな問題があるのも事実ですし
これまでの詰め込み教育が完全に通用しなくなってきた現代では
これからどのようにして取り組んでいかなくてはならないのか
本当に切実なことなんではないかという感じです
ニュースでもたくさん取り上げられていたので記憶に新しいと思うのですが
著者が和田中学校で行ったさまざまな取り組みは、今のままでいいのかって
思うビジネスの現場にもたくさん通用することがあるように思い
既成概念を取っ払ういいきっかけになるのではないかって
確かに、何かをしようとするとそれに対して反対意見や抵抗する人など
いろんな逆風も吹き荒れたりするのでしょうが
ひとつひとつその問題と向き合って、解決する方法に向かうようにすれば
きっと改善の第一歩が踏み出せるのではないか
そんなことを思いました
それに必要なのが、著者のいう「つなげる力」
人脈だったり、地域の協力だったり、いろんな人々がさまざまなカタチでつながって
人生を活性化できるのではないか
人はひとりでは生きていくことはできません
だからこそ、「人を動かす」ことや「つながる」ことが
大事になってくるのだろうと、読んでいて思うわけでありました
この著書を読んでいて思ったのが、教育の世界も
現場と委員会や政治の世界なんかとは、認識がかけ離れている
現場のことが分かるお偉いさんって、どこまでいるんだろうか
だからこそ、いつも私たちは生活のことや仕事のことについて
日本経済や教育、農業や漁業、介護や福祉のこと
中国の黄砂や、世界中のさまざまな問題についてなど
自分なりの考えや意見を、常に持っている必要があるのではないか
選挙権って、私たちに与えられた大きな権利ですから
大切に行使していきたい、そんなことも感じました
将来の日本のことを考えると、って私がどこまで出来るかは不明ですが
教育問題って、最重要問題なんではないだろうか
また、その教育にどのくらい力を注いでくださっているのか
教育の問題って、本当に重要だと今回は感じました
著者が杉並区立和田中学校で行ったプロジェクトに関しては
私たちもたくさん応用して活用できると思います
これからも「正解のない問題」に対して
たくさん取り組まなければならないでしょうから
常に学んで実践していこうと思います
この時代に正解はない。成功する人は「納得解」を求める人だ
たとえば「塾」と「学校」という水と油をつなげてみる
常識を疑う。たとえば中学受験は実はお金もかかるし非効率
人を動かすためには、まず具体的な成果をあげさせること
偶然をつなげることでまったく新しいビジネスが生まれる
その他にも、いろんな「気づき」がありました
何をするにも「教育」は関係していきますから
ためになるのではないでしょうかね
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とっても感謝しますm(__)m
本当にありがとうございますm(__)m