これまで生きてきた

人生の振り返りをしています。

 

 

 
高校を卒業してから
ずっと住んでいた大阪
 
活気があり賑やかで
私には刺激過多だったよう
 
どこかいつも落ち着かず
疲れていました。
 
 
 
 
 
結婚をしても幸せになるどころか
いつも相手の存在が気になりすぎて
 
家の中では警備員かのように
行動や仕草を見張ってしまい
 
ちょっとでも気になったことがあれば
理詰めで追い込む
 
 
 
相手を信用することができず
「ダメな人」だと思えば思う程
 
それに応えてくれるかのように
問題ばかり起きました…

 
 
 
夫婦関係もうまく築けず
家庭を守ることもできず
 
34歳の時で別居という形でリスタート
神戸に引っ越しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
引っ越しをしてからの仕事も
自分のお店でやっていたような
ネイルや心理学をすることができました。
 
 
 
心理学仲間と力を合わせて
ポスティングで周知活動を行いながら
 
心理学講座を定期的に開催し
受講していただく方も少しづつ
増えていきました。
 
 
 
 
長かった髪もバッサリ切りました。
 
 
 
やりたいことをするのは
楽しい事ばかりではなく
スランプなどもありました…
 
 
ネイルも心理学も何回も
やめようと思う事も。
 
 
 
悔しくて、怖くて…
 
 
 
それでもしばらくすると
 
もっと勉強しよう!という
原動力に変わり乗り越えていきました。
 
 
 
 
心理学講座には
「箱庭療法」という単元があったのですが
 
すごくおもしろくて好きになっていき
日本に箱庭療法を広めていった
河合隼雄さんの本を読むようになります。
 
 
 
 
学生時代、本など全く読まなかったのですが
この時期から読み始めた心の本は
 
知らなかった大切なことを学び
自分自身の気付きも多くありました。
 
 
 
本って、面白い!
 
本が好きになっていきました。
 
 
 
箱庭療法は、自分の心が映し出されるんです(*^^*)
 
カウンセリングでも、箱庭療法を取り入れました。
 
 
 
以前より、カウンセリングを
させてもらうことが増えてきた頃
 
私自身にも
いろんな気付きがありました。
 
 
 
 
クライアントさんに話していることを
自分の耳でも聞きながら
 
自分もそうだよな…とか
私も向き合う課題だよな…と
 
 
 
 
 
人の話を聞いている中で
何が問題となっているのか
どこが引っかかっているのかが
見えてくるようになっていきました。
 
 


 
 
過去のことや親のこと
抑圧した感情や捉え方の歪みなど
 

自分もできていないのに
クライアントさんに向き合ってもらうって
どうなんだろう?
 
  

 
本当にできるのかな?
 
それをしたらどうなるのか?
 
解消されるのか?
 
生きやすくなるのか?
 
 
 
カウンセリングを受けてくれる人のことを
信じることができていないように感じ
 

これではダメだよな
 


まずは、自分がやって
本当にできるのか?
 
やってみてどうだったのかを
体験してみようと決めます。
 
 
 



私も過去と向き合おう
 
親と向き合おう
 
 
覚悟を決めました。
 
 
 
 
 
心理学講座の中にはアロマの単元もあり
アロマクラフトも楽しい時間でした♪
 


 
 
まずは、幼いころに離れた母から。


 
 
母の記憶がなく育ち
自分は「捨てられた」と思っていました。
 


 
私がうつ病になったとき
妹が母を探してくれて
 
20何年ぶりに再会したのですが…

 
 
そこに待っていたのは感動ではなく
恨みや憎しみの感情でした。
 
 
 
古い写真を見返しても
思い出せない母には
そこまで感情もなかったのですが
 
実際に会って
この人が私のお母さんだと
存在を確認した後に
 
そこへ向ける負の感情が
湧き上がりました。
 
 
 
 


 
どうして私たちを置いていったのか
なぜ育てられなかったんだろう
 
お母さんがいたら
私はこんなに辛い想いをすることはなかった
 

この人のせいで…
 
許せない
 


 
 
母を許すことができず
恨み憎しんだ10年。
 
 
 
 
 
どれだけ恨み憎んでも
なにも解決することはなく
 
母のせいにしても
自分が良くなっていくこともなく
 
どんどん自分の心と身体が
蝕まれていくようでした。
 
 
 
 
 
 
ダメな母親と思えば思うほど
そんな母から生まれた自分もダメだと感じ
 
かわいそうな人と思えば
なんだか自分もかわいそうな人で
 
許せないと思えば思うほど
自分のことも許せなくなっていきました。
 
 
 
 
もう、やめよう
 
 
長くもがき苦しみましたが
いよいよ向き合う時
 
 
 
子ども達のママとしての私もではなく
娘としての私で会いにいこう
 
 
子ども達を置いて
一人で会いに行くことにしました。
 
 
 
 
神戸から福岡へ
 
新幹線の中では
複雑な気持ち…
 
 
 
期待はしないでおこうと決めました。
 
 
 
会いに行くのは私が決めたことで
相手がどんな反応でも
それを受け止めようと。
 
 
 
強がるのでもなく
責めるのでもなく
 
ただ自然なままで
会ってみよう
 
 
 
 
駅で待ち合わせをし
福岡の街を案内してもらいました。
 

 
 
深く考えるタイプの私と
明るくサッパリしている母
 
 


福岡の街は
大阪のように賑やかで
 
ザワザワガヤガヤ…
 
 
 
そして、なぜかゲームセンターで
UFOキャッチャーしようと
 
 
 


明るい光と大きな音が苦手て
あんまり行くことがないし
 
UFOキャッチャーとかとれないイメージで
お金の無駄遣いに感じてしまう私だけど
 
 
 
母は、得意だよ~っと
大きなうさぎのぬいぐるみを選び
本当にとってくれました!
 
 
 
すごーーー!!
 
 
一緒に喜んだりしているうちに
すっかり距離が縮まっていきました。
 
 
その時のウサギのぬいぐるみ
 
 
 
母の住んでいる家にいき
夜ご飯を一緒に食べて
 
テレビ観たり
会話したり
 
 
 
私と離れてから
 
こんな街で、こんな家で
暮らしていたんだ~と
 
母の生きてきた姿を
感じることができました。
 
 
 


 
 
ご飯の片付けをしてくれたり
布団をひいてくれたり
 
そんな些細なことだけど
私にとってはすごいことで
 
 


 
お母さんが自分の為に
何かをしてくれることは
すごい力を感じました。

 
 
枯れ果てた地に
水を与えられたかのような

うまく言葉で言い表せない
豊かなもので満たされた夜でした。
 
 
 

再会してからの10年
 
ずっと「お母さん」と呼ぶことができず
下の名前で呼んでいたのですが
 
この日、自然と自分の口から
「お母さん」と呼ぶことができました。
 
 
 
「お母さん」
 
なんかあったかくて
いい言葉です。
 
 


 
凍ってしまっていた
私の心が解けていくかのようで
 
 
帰りの新幹線の中では
これまでいつも抱えていた
恨みや憎しみの重たいものが
スーッと消え、心が軽くなりました。
 
 
 


母が悪い、母のせいでと
母が問題かと思っていましたが
 
実は、自分自身の問題だったんだと
気付くことができました。
 
 
 
 
 
 
4年前のその時のブログです。
 
 
 
ずっと許すことができなかった
母と向き合うことができたので

次は、父と向き合うことになります。


 
 
 

 

【これまでの振り返り】

 

 

1歳半で妹が生まれ

その少し後に母が姿を消した0~2歳⇩

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12599393390.html

 

 

母の実家、長野で

おじいちゃんとおばあちゃんに育てられた3~4歳⇩

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12601763905.html

 

 

父の実家に引き取られ、保育園に通った5~6歳⇩

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12603427917.html

 

 

父が再婚し、お母さんができた7~9歳⇩

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12605189745.html

 

 

お母さんが家を出ていき

大きな喪失感に襲われた10~11歳⇩

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12606005328.html

 

 

父子家庭になった12〜13歳

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12607239314.html

 

 

家と学校のギャップに苦しむ13〜14歳

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12607665324.html

 

 
 

トラウマの14歳(アメンバー限定記事)

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12608557735.html

 

 

生きることが辛かった14〜15歳

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12608651679.html

 

 

 

 

アルバイトをはじめた16〜17歳

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12609830233.html

 

 

 

楽しさと悲しさ17〜18歳(アメンバー記事)

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12610086407.html

 

 
 
家を出て働いた19〜20歳
未婚の母になった21歳
はじめて育児が大変だった22〜23歳
https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12616184236.html

 

 
 
うつになった24歳
母と再会した24歳
https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12618851271.html

 

 
 
心が病んだ25歳
 
人生の振り返り〜出逢い編〜(アメンバー記事)
解離性同一性障害を経験した26歳
 
生きようと動き出した27歳
 
妊娠中のパニックと不安の28歳
https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12627399350.html

 

 
 
3人の母となりブログから交友が広がった29〜30歳
https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12628790873.html

 

 
 
がむしゃらに動き自分のお店を持った31〜32歳
 
 
ネイリストとして頑張っていた33〜34歳
うまくいかなかった結婚生活27〜34歳(アメンバー記事)
 

 

 
人生の振り返り〜好きなこと編〜
 
 

 

子ども達3人とリスタートした34歳