これまで生きてきた

人生の振り返りをしています。




 

 

高校を卒業後

家を出て

寮のある仕事に就きました。



 

 

月300時間を超える

ハードワーク


 

仕事は好きでしたが

このままではダメな気がして

会社を辞めることにしました。

 



 

 

寮を出ることになるので

初めての不動産物件探しをしました。

 



 

家賃はなるべく安い方がいい

大阪駅まで1本で行ける方がいい

 


などの条件で、初めての一人暮らしは

大阪の鶴橋駅から徒歩2分の

家具付きの小さなワンルームを選びました。

 

 

 

大阪鶴橋は、焼肉屋さんが立ち並び

駅を降りると焼肉の匂いのする街です。

 

 

 

 

 

仕事は、梅田ヘップナビオの

レストランフロアにある飲食店で


 

カレーレストランの厨房の社員をやめ

アルバイトとして引継ぎをしながら


 

1階下の階にあるてんぷら屋さんで

着物で接客もはじめました。

 




 

 

着物も簡単なお太鼓は

10分くらいで着れるようになり

 


着物を着ると

気持ちがシャキッとして好きでした。

 

 

 



 

接客の仕事もすごくおもしろくて

 


 

どうやったらお店が回るか

 

効率よく動けるか

 

 


そんなことを考えながら働き

仕事ができればお給料もあがり

それがまた嬉しかったです。

 



 

 

度々ある乖離の現象

 

気が付けば何時間も経っていたり、記憶が途切れたり

自分が自分でないようなカプセルに入ったような感覚を

 

紛らわすかのように仕事に没頭しました。

 


 

 



 

てんぷら屋さんで当時

次長をしていた男性と仲良くなり

付き合うようになりました。

 



 

年齢は、忘れちゃったな…

 

一回りくらい年上で

32歳くらいだったかな…

 



 

仕事終わって

お店で「まかない」食べながら

みんなでお喋りしたり

 

駅まで一緒に帰ったり

 

たまに私の家に遊びに来たり

 

 

いつの間にか一緒にいる関係でした。

 

 



 

ある日、いつものように

大阪駅まで一緒に帰っていると

何やら深刻そうに話があると…


 

 

財布を取り出し出てきたのは、指輪。




 


 

「実は、結婚してるねん」

 

 




 

たくさんの人がいる駅のコンコース

 

ザワザワした音が無音になり

映像はモノクロ

完全にカプセルに入って宙を浮く

いつもの無の領域になりました。

 

(当時は、解離性性障害だったことはまだ知らない)

 

 




 

 

今、思えば

なんで結婚してること

職場で隠しているの!?

 


って感じですが、当時の私は

自分の感情をうまく表現できなく



放心状態…

 

 

 





 

数日後

 

私の身体に異変…。

 

 

 

 


まさか…、と

 

 

 

妊娠検査薬を試すと



「陽性」でした。

 





 

 

妊娠したことを話すと

 

離婚を考えているので

全部話をしてくると。



 

 

しかし、奥さんは

離婚には反対で

 

離婚するなら飛び降りると

実際に飛び降りそうになったと聞きました。

 

 

 

 

 




 

どうやら離婚は難しい

 

ならば諦めるしかない

 

 




 

18歳の時に中絶した

辛い経験が甦ってきました…

 




 

 

産婦人科の診察室で

 

「中絶します」

 

この一言が、言えなくて…

 

 




 

ダメだ!


言わないとダメだ!



 

次に行った時は言おう!と思うも


 

言おうとすれば


 

言葉ではなく

涙が溢れ



 

どうしても言えなかった…




 

 

 

 

超音波で手足が動いているのを見ると

どうして言うことができなかった。

 

 




 

中絶のできる時期まで

すごくすごく考え悩みました。

 




 

結婚できなくても

一人で育てることはできないか

 


 

 

20歳の無知な私は

一人でも育てることはできないか

役所に行っていろんな制度調べました。

 

 



 

妊娠中の仕事の計画や

出産までにできる貯金

 

出産後の生活など

シミュレーション。

 

 



 

これならできる

 

 

 

一人で産んで育てる!

 



私は、この子と家族になろう



 

そう決めました。

 

 

 

 

相手側からは

「認知はしない」ということで

『念書』を書くように言われ書きました。

 

 

奥さんからのメールは

一日に何十件と届きました。




 

 

本当にひどい言葉や

傷つくことばかり送られてきたけど


 

諦めることができなかった自分の

せめてもの償いだとして受けました。



 




 

 


1人での心細さや

つわりもあり


てんぷら屋さんでの仕事は

かなり辛かったけど



 

はじめて誰かのために

頑張りたいと思えて

 

赤ちゃんのために

と思うことでなんとか

 

立っていられるような状態でした。

 

 

 

 

 


 

 

緊張しながら

父に電話しました。



怒られるかと思ったのですが

意外にも冷静に聞いてくれ


反対することなく

 「そうか、分かった」と。



ホッとした瞬間でした。

 

 



 
子どもみたいな私が
母になることはできるのか

次に続きます。





 

 

【これまでの振り返り】

 

 

1歳半で妹が生まれ

その少し後に母が姿を消した0~2歳⇩

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12599393390.html

 

 

 

母の実家、長野で

おじいちゃんとおばあちゃんに育てられた3~4歳⇩

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12601763905.html

 

 

 

父の実家に引き取られ、保育園に通った5~6歳⇩

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12603427917.html

 

 

 

父が再婚し、お母さんができた7~9歳⇩

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12605189745.html

 

 

 

お母さんが家を出ていき

大きな喪失感に襲われた10~11歳⇩

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12606005328.html

 

 

 

父子家庭になった12〜13歳

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12607239314.html

 

 

 

家と学校のギャップに苦しむ13〜14歳

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12607665324.html



 

トラウマの14歳(アメンバー限定記事)

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12608557735.html




生きることが辛かった14〜15歳

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12608651679.html


 


アルバイトをはじめた16〜17歳

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12609830233.html




生涯の友ができた17〜18歳

https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12610086407.html




家を出て働いた19〜20歳
https://ameblo.jp/yuko-5888/entry-12611142038.html





人間の心の成長がよくわかる
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