親愛なる人に-読書の薦め -4ページ目

親愛なる人に-読書の薦め

読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

 

5A73 [ 詠坂雄二 ]

 

 

詠坂雄二「5A73」

☆☆☆+
2022年7月30日 初版1刷発行 光文社 348p

○詠坂勇二「5A73」読みましたか
警視庁刑事部の捜査員、山本と早川は、ある事件を追っていました。関係のない4人の自殺者が、体の一部にタトゥシールが貼られていた、という案件でした。

さらに、貼られていたシールは漢字ではあるのですが、読みはなく、JIS漢字コードを「5A73]と打つと現れる漢字です。その漢字とは「暃」。山本と早川は、この謎を追います。。。

ということで、詠坂勇二「5A73」読みました。このミステリーの核は「暃」ですね。この本で初めて幽霊文字という漢字が世の中に存在していることを知りました。このことを膨らませて、ミステリーにまで仕上げるとは、脱帽です。

 

 

幽霊文字のせいか、読んでいる最中は、少し怖さも感じました。122323

 

5A73

 

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2023年、昨年紹介した本を振り返ります。

 

今回は、2023年7月から9月までに紹介した本、その他の記事を振り返ります。読書については、☆印付きです。

 

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2023年10月

中川恵一「人生を変える健康学 がんを学んで元気に100歳 」

☆☆☆(3.0)

日経新聞で連載中の「がん社会を診る」をまとめた本

人生を変える健康学 がんを学んで元気に100歳

 

宮部みゆき「ぼんぼん彩句」☆☆☆☆(4.0)

俳句からインスピレーションを得た短編集。

ぼんぼん彩句

 

呉 智英「つぎはぎ仏教入門」 (ちくま文庫)☆☆☆+(3.5)

漫画書評をする著者が仏教についてわかりやすく解説した本

つぎはぎ仏教入門 (ちくま文庫)

 

寺地はるな「川のほとりに立つ者は 」☆☆☆+(3.5)

先の見えない展開。ちょっと問題がありそうな登場人物たち。

川のほとりに立つ者は

 

○2023年11月

森 バジル「ノウイットオール あなただけが知っている ☆☆☆+(3.5)

いろいな種類の短編小説が味わえるお得な一冊

 

東野圭吾「探偵倶楽部」☆☆☆+

高所得者向けの 調査機関、通称探偵倶楽部が事件を解決

探偵倶楽部 (角川文庫)

 

大江英樹「資産寿命 人生100年時代の「お金の長寿術」☆☆+(2.5)

自分のお金をどのように増やすかということが書かれた本

 

原田マハ「モネのあしあと 私の印象派鑑賞術」 (幻冬舎新書)

☆☆☆+(3.5)

モネについて解説した、入門書

モネのあしあと 私の印象派鑑賞術 (幻冬舎新書)

 

○2023年12月

やなせ たかし「絶望の隣は希望です!」☆☆☆☆(4.0)

何の衒(てら)いもなく、振り返る本人が語る自伝のような本

絶望の隣は希望です! [ やなせ たかし ]

 

桐谷広人 「定年後も安心! 桐谷さんの株主優待生活 50歳から始めてこれだけおトク」☆☆☆(3.0)

株主優待がある会社に投資する指南本

定年後も安心! 桐谷さんの株主優待生活 50歳から始めてこれだけおトク [ 桐谷広人 ]

 

凪良 ゆう「汝、星のごとく 」☆☆☆+(3.5)

主人公二人の先の読めない人生展開

汝、星のごとく

 

東野 圭吾「同級生」☆☆☆(3.0)

同級生の死亡事件を追う高校生が主人公。

同級生 (講談社文庫) [ 東野 圭吾 ]

 

羽根田 治「これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集」☆☆☆(3.0)

アウトドアで死ぬ事例を交えて列挙した本

これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集 [ 羽根田 治 ]

 

以上で、2023年の振り返りはおしまいです。

本年もよろしくお願いいたします。

 

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2023年7月

結城 真一郎「救国ゲーム」☆☆☆(3)

中村 富士美「おかえり」と言える、その日まで 山岳遭難捜索の現場から☆☆☆☆(4.0)

小林 快次 「ティラノサウルス解体新書 」☆☆☆+(3.5)

小川哲「君のクイズ」☆☆☆+

雨穴 「変な絵」☆☆☆☆(4.0)

バウンド「こども行動経済学 なぜ行動経済学が必要なのかがわかる本☆☆+(2.5)

行動経済学について、大雑把に知ることができるオールカラー本

こども行動経済学 なぜ行動経済学が必要なのかがわかる本 [ バウンド ]

 

東野 圭吾「悪意」☆☆☆

作家が殺されるミステリ-。加賀刑事が登場します。

悪意 (講談社文庫) [ 東野 圭吾 ]

 

2023年9月

安壇 美緒 「ラブカは静かに弓を持つ」☆☆☆+(3.5)

主人公が音楽教室の仲間や先生になじんでいきますが。。。

ラブカは静かに弓を持つ [ 安壇 美緒 ]

 

青山美智子「月の立つ林で」☆☆☆☆(4.0)

登場人物がネットラジオを聞くことで、気づきが得られたり 家族との関係とか改善していくという連作短編

月の立つ林で (一般書 405) [ 青山 美智子 ]

 

夕木春央「方舟」☆☆☆☆(4.0)

先の読めない展開、迫るタイムリミット、ラストの大どんでん返し。

方舟 [ 夕木 春央 ]

 

深井龍之介「世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する 歴史思考」☆☆+(2.5)

偉人たちの生涯から、悩みを解決する手がかりを得られます

世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する 歴史思考 [ 深井 龍之介 ]

 

古内 一絵「百年の子」☆☆☆☆(4.0)

主人公が会社の歴史を探ることで、家族との関係性が変化。」

百年の子

 

残り(10-12月)は、次回1/12予定です。

 

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2023年4月

松本清張「歴史をうがつ眼 」☆☆☆(3)

松本清張の歴史に関する評論+対談集であり、2022年新刊です。

歴史をうがつ眼 (単行本) [ 松本清張 ]

 

決定版 DIY基本テクニック百科 (暮らしの実用シリーズ) [ ドゥーパ!編集部 ]☆☆☆+(3.5)

色々な道具の使い方をオールカラーで説明

決定版 DIY基本テクニック百科 (暮らしの実用シリーズ) [ ドゥーパ!編集部 ]

 

平岡陽明「素数とバレーボール 」☆☆☆(3)

41歳の元バレー部5人が、友人のメールをきっかけに、過去を振り返ります

素数とバレーボール [ 平岡 陽明 ]

 

 

譽田亜紀子「かわいい古代」☆☆+(2.5)

著者が「かわいい」と感じた遺物をを紹介したオールカラー本

かわいい古代 [ 譽田 亜紀子 ]

 

2023年5月

荒木飛呂彦「荒木飛呂彦の漫画術 」☆☆☆+(3.5)

「ジョジョ」の著者が自分の漫画術を披露

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書) [ 荒木飛呂彦 ]

 

村上春樹「街とその不確かな壁」☆☆☆+(3.5)

村上ワールドにどっぷりつかり、至福の読書時間を過ごせる最新刊

街とその不確かな壁 [ 村上 春樹 ]

 

司馬 遼太郎「覇王の家 上」☆☆☆+(3.5)

徳川家康の一生を、幼年の頃から小牧・長久手の戦いまで詳しく描いた作品

覇王の家(上) (新潮文庫 新潮文庫) [ 司馬 遼太郎 ]

 

津野田 興一「大人の学参 まるわかり世界史 」☆☆☆☆(4)

2024年「第14回愛なる人に-読書の薦め大賞です!

大人の学参 まるわかり世界史 (文春新書) [ 津野田 興一 ]

 

2023年6月

東野 圭吾 「マスカレード・ゲーム 」☆☆☆+(3.5)

マスカレード・ホテル」、「マスカレード・イブ」、「マスカレード・ナイト」に続く、第4弾

 

マスカレード・ゲーム

 

貴志祐介「秋雨物語」☆☆☆(3.5)

中編が4本入った久しぶりの貴志祐介の最新単行本

秋雨物語 [ 貴志 祐介 ]

 

青柳碧人「赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。 」☆☆(3))

赤ずきんちゃんが大活躍する「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」に続く、第2弾

赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。 [ 青柳碧人 ]

 

津野田 興一「大人の学参 まるわかり近現代史」 (文春新書)

☆☆☆+(3.5)

2024年「第14回愛なる人に-読書の薦め大賞「 まるわかり世界史 」の近現代史編

大人の学参 まるわかり近現代史 (文春新書) [ 津野田 興一 ]

 

宮部 みゆき「子宝船 きたきた捕物帖(二)」☆☆☆+(3.5)

主人公ががいろんな人に助けられてだんだんと成長していきます

子宝船 きたきた捕物帖(二) [ 宮部 みゆき ]

 

残りは、次回(1/12)です。

 

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2023年1月

2023年に紹介した本を5本のブログで振り返りました

2023年「第13回愛なる人に-読書の薦め大賞」は「らんたん」

2022年1月から3月までに紹介した本など

2022年4月から6月までに紹介した本など

2022年7月から9月までに紹介した本など

2022年10月から12月までに紹介した本など

 

○伊藤淳「天下大乱」☆☆☆+(3.5)

関ヶ原の闘いを描きます

天下大乱 [ 伊東潤 ]

 

万城目学「あの子とQ」☆☆☆(3.0)

万城目版吸血鬼。

あの子とQ [ 万城目 学 ]

 

青山 美智子「いつもの木曜日」☆☆☆☆(4)

12名の人物が主人公の連作短編

いつもの木曜日

 

2023年2月

桂望実「残された人が編む物語」☆☆☆+(3.5)

行方不明になった人を捜す人の話

残された人が編む物語 [ 桂望実 ]

 

知念 実希人「天久鷹央の推理カルテ 」☆☆☆+(3.5)

主人公は、各診療科で困難な患者を診断します

天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫nex(ネックス) 新潮文庫) [ 知念 実希人 ]

 

香取弘子 「 へぇ!かんたん女性にもできる修理と知恵 ☆☆☆

家庭の壊れた物の修理の仕方

【中古】 へぇ!かんたん女性にもできる修理と知恵 女性の生活おたすけbook GLJ books 生活密着シリーズ生活密着シリーズ/香取弘子 【中古】afb

 

万城目学「万感のおもい」☆☆☆(3)

著者の4冊目の「万」と名の付くエッセイ集

万感のおもい

河合敦「30分でまるっとわかる! なるほど徳川家康 」☆☆☆(3)

徳川家康の生涯を分かりやすく説明した2色刷の本

30分でまるっとわかる! なるほど徳川家康 [ 河合敦 ]

 

2023年3月

松尾 諭 「拾われた男」☆☆☆+(3.5)

俳優である著者が自分の人生をエッセイ風に綴った物語で

拾われた男 (文春文庫) [ 松尾 諭 ]

 

豊田有恒「日本アニメ誕生 」☆☆☆+(3.5)

SF作家である著者が、初期のアニメ作品を、自らの体験で綴った本

日本アニメ誕生 [ 豊田有恒 ]

 

播田 安弘「日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る 」☆☆☆☆(4)

蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和を再考察

日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る (ブルーバックス) [ 播田 安弘 ]

 

恩田陸 「愚かな薔薇」☆☆☆+(3.5)

文章はいつもながらですが、ガッツリのハードSF

愚かな薔薇 [ 恩田陸 ]

 

羽鳥好之「尚、赫々【かくかく】たれ 立花宗茂残照 」☆☆(3.0))
朝鮮出兵、関ヶ原、大坂の陣、すべて経験している立花宗茂の晩年の物語

尚、赫々【かくかく】たれ 立花宗茂残照 [ 羽鳥 好之 ]

 

残りは、明日(1/3以降)です。

 

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2024年辰年 令和6年 あけましておめでとうございます.本年もよろしくお願いします.

昨年は、ロシアのウクライナ侵攻の継続、イスラエルとガザ地区の問題、世界的に過去最も暑い夏。不安定な一年でした。でも、新型コロナウイルスが収束していったことが何よりでした。。。
 
今年はどんな一年になるのでしょうか?今年は辰年です。龍のごとく、登り調子で、そして平和にちかづいていったもらいたいです。

さてさて、そんななかでも、昨年も読書ができてこの場で紹介できたことをうれしく思います。
毎年の恒例、昨年読んだ本の中から、最もお薦めの本を選ぶ、読書に感謝の意を表す時期が来ました。

2024年 第14回「親愛なる人に-読書の薦め」大賞は?

 

津野田 興一「大人の学参 まるわかり世界史 」(2023年5月26日紹介)です。

 

大人の学参 まるわかり世界史 (文春新書) [ 津野田 興一 ]

大学入試の問題の背景等を解説することで、世界史の大局を学べる本なのですが、面白かったです。どの話も知らないことばかりで、目から鱗でした。細かい数字をあげることなく大きな世界史の流れが理解できます。この本を高校の時に知っていれば、世界史を嫌いにならなかったと思います。お薦めの一冊です。

親愛なる人に-読書の薦め」大賞は、2023年に紹介した、☆☆☆☆(4)の作品から選びました。
なお、2022年に☆☆☆☆となった作品は「まるわかり世界史」を除き、9冊ありました。ここで再度紹介します。

青山 美智子「いつもの木曜日」(2023年1月20紹介)
本作品は、12名の人物が主人公の連作短編です。それら一編をコーヒーに例えて一杯目から12杯目に例えています。また一編もだいたい10ページ前後です。それぞれの作品が、ゆっくりじっくり味わうように読みたくなるような色々な年代の様々名人たちの日常を切りっています

いつもの木曜日 [ 青山 美智子 ]

 

播田 安弘「日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る 」(2023年3月17日紹介)
船の設計をしていた筆者が、その専門知識を生かして、蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和について、考察した本です。蒙古襲来、文永の役のとき、本当に300隻の軍港船が博多湾に入ってこられたか、当時の船の造りや博多湾の深さから考察します。また、戦艦大和の設計から、海軍はどのように利用しようとしていたのか、なぜうまくいかなかったのか、他の使い方はなかったのか、日本の当時の駆逐艦の設計上の不備等等、知らない情報がだらけでした。

 

日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る (ブルーバックス) [ 播田 安弘 ]

 


中村 富士美「おかえり」と言える、その日まで 山岳遭難捜索の現場から」(2023年7月21日紹介)
山で行方不明になった人を捜したり家族をサポートしたりする民間の山岳遭難捜索チームLiSSの代表でり、看護師でもある著者が、遭難した人を捜すレポートです。一人で出かけるときは例えどんな低山でも、遭難する可能性があるのだなと、この本を読んで思いました。

 

「おかえり」と言える、その日まで 山岳遭難捜索の現場から [ 中村 富士美 ]

 


雨穴 「変な絵」(2023年8月11日紹介)
背筋がゾクゾクするような恐怖の感覚がありつつも、謎の正体知りたい気持ちとで、先を急いで頁をめくり、あっという間に読み終わってしまいました。オカルト小説の様にも思ったのですが、物語に破綻がなく、一級のミステリーとして味わえます。時々挿入されているイラストや絵が恐怖を誘います。

 

変な絵 [ 雨穴 ]


青山美智子「月の立つ林で」(2023年9月8日紹介)
家族や友人、自分のことで、心にモヤモヤとした不安を抱えてる登場人物が、Podcast のネットラジオ「ツキない話」を聞くことで、気づきが得られたり 家族との関係とか改善していくという、連作短編です

 

月の立つ林で (一般書 405) [ 青山 美智子 ]

 

夕木春央「方舟」(2023年9月15日紹介)
先の読めない展開、密室で起こる殺人事件、迫るタイムリミット、ラストの大どんでん返し。ちょっとあり得ない設定だなと思いながらも、謎が気になり、ズンズン読み進めてしまいました。読み終えた後、ヤラレタ感が長く残りました。

 

方舟 [ 夕木 春央 ]


古内 一絵「百年の子」(2023年9月29日紹介)
令和の時代、戦中そして昭和と、明日花が会社の歴史を探ることで、祖母や母との関係性も徐々に変わっていきます。物語の展開の中で、女性の働き方、子供のあり方、現代の日本の社会のひずみについて、押しつけがましい形ではなく、自然と伝わっていきます。太い一本の筋の通った、力強さを感じる、読み応えのある、お薦めの一冊でした。

 

百年の子 [ 古内 一絵 ]

 


宮部みゆき「ぼんぼん彩句」(2023年10月13日紹介)
著者のカラオケ&俳句仲間が詠んだ俳句にインスピレーションを受けて作られた12の短編集です。これら短編はどれも長編ミステリーになってもおかしくないような、深く密度の濃い味わいのものが多かったです。

 

ぼんぼん彩句 [ 宮部 みゆき ]

 

やなせ たかし「絶望の隣は希望です!」(2023年12月1日紹介)
この本は 談話を元にして やなせたかしさんが92歳の時に出版されました。東北の震災から、半年後のの書物です。子供の頃から92歳までの人生について、何の衒(てら)いもなく、振り返っています。この本には、押しつけがましい形ではなく、仕事、健康等々、よりよく生きるためのヒントが詰め込まれています。

 

絶望の隣は希望です! [ やなせ たかし ]

 

明日(1/2)も更新予定です!

 

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これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集 [ 羽根田 治 ]

 

 

羽根田 治「これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集」

 

 

☆☆☆(3.0)
2023年8月5日 初版 第1刷 山と渓谷社 139ページ

○羽根田治「これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危機のの事例集」読みましたか
この本は、山や海などのアウトドアで、こんなことでも死んでしまうんだ、ということを事例を交えて列挙した本です。事例は、時節はいつか、だいたい場所が書かれていますので、あんなところで、亡くなったんだと、想像しやすいです。

また、事例は2-3ページでイラストつき、二色刷で大きな活字、大変読みやすい本です。

山では、すべって落ちて死ぬ、は想像できますが、転倒して死ぬ、夏なのに寒さで死ね、疲れて死ぬ、など、思いもよらぬ死に方があります。

海にいたっては、いろんな生き物を践んで死んだり、毒のある魚を食べて死んだり、流されて死んだり、、山より危険かな、でも、山では野生動物と出会って、たとえば熊とか、死んだりするので、山の方が危険かな。。。

山や海が好きな人、アウトドア派の人、一読しても損はないかと思います。ちょっぴり危険回避能力が上がった気になりました。111823

 

これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集 [ 羽根田 治 ]

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同級生 (講談社文庫) [ 東野 圭吾 ]

 

東野 圭吾「同級生」(講談社文庫)

☆☆☆
1996年9月15日第1刷 発行 講談社文庫 378ページ 1993年2月に 祥伝社より刊行。

○東野圭吾「同級生」 読みましたか
高校3年生の野球部のマネージャーである宮前由希子が交通事故で死にました。彼女は 産婦人科 近くの路上で死んだとのことでした。彼女は彼女は妊娠していたようです。

野球部の主将である 西原はお腹に中にいた子供の父親は自分である可能性が高いと思いました。そのことを打ち明けるか、彼は逡巡していていました。

一方、宮前が死んだのは、学校の先生が産婦人科から出てきた宮前に声をかけそれに驚いた彼女が急に道路に飛び出したせいではないかとの噂が流れ出しました。。。

ということで、東野圭吾「同級生」 読みました。今から30年前の作品になります。

 

 

携帯電話も普及していない時代、高校生の話題や行動が古くさく感じるところもありますが、著者の筆力は健在です。最後まできっちり読ませる作品になっていました。

 

この作品、仕上げるのに大変苦労したということが書かれている、著者の作品ではあまり見られない、「あとがき」も付記されていました。珍しいなと思ったら、著者の初めての「あとがき」だそうです。110423

 

 

同級生 (講談社文庫)

 

 

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汝、星のごとく

凪良 ゆう「汝、星のごとく 」

☆☆☆+
2022年8月2日 第1刷発行 講談社 344p 初出 小説現代 2022年5月・6月合併号(前編)、小説現代 2022年7月号(後編)
 単行本化にあたり 全編を加筆修正

○凪良ゆう「汝、星のごとく」読みましたか 
瀬戸内の島に住む櫂は17歳の高校生。櫂の母親は男にだらしなく、入れ込んでは振られているを繰り返しています。櫂はどこにもぶつけられない気持ちを、ネットで知り合った友達と漫画を書くことで消化していました。

暁海も高校生の17歳。暁海の父は、ある女性のところに行ったきり帰ってきません。母はその現実を受け止めがたく、父が帰ってくるものとして、鬱々として過ごして情緒不安定。暁海は自分の将来に不安を感じています。

そんな二人は、ふとしたことがきっかけで、付き合うようになりました。。。

ということで、凪良ゆう「汝、星のごとく」読みました読みました。

 

この作品、全く先が読めず、不安な気持ちで読み進めることになりました。まさに、二人の運命は、著者の筆一つにゆだねられている、という感じ、というか、そんなこと、他の小説ではあまり感じたことはないのですが。

 

といっても、展開は作者の筆に握られているというのはどの小説でも同じですねよ。

 

本作は、2023年本屋大賞です。92923

 

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汝、星のごとく [ 凪良 ゆう ]

 

 

 

 

 

定年後も安心! 桐谷さんの株主優待生活 50歳から始めてこれだけおトク [ 桐谷広人 ]

 

 

桐谷広人 「定年後も安心! 桐谷さんの株主優待生活 50歳から始めてこれだけおトク」

2018年11月10日 初版 第1刷 発行 祥伝社 206ページ
☆☆☆

○桐谷広人「定年後も安心! 桐谷さんの株主優待生活」読みましたか
「マツコの月曜日から夜ふかし」に時々登場する 桐谷さんが書いた本です。

 

 

棋士だった桐谷さん、勝負好きだったようで、だいぶ株でも失敗したそうです。

 

行き着いた先が株主優待がある会社に投資すること。株主優待がある会社は、比較的安定していること、株の値動きに一喜一憂しなくても良いこと、株主優待には税金がかからないこと等々、メリットをあげてありました。なるほどと会得しました。

 

当然、最低限の株知識を身につけて投資するのが前提とはなりますが、投資の考え方が参考になった一冊でした。111123

 

 

定年後も安心! 桐谷さんの株主優待生活――50歳から始めてこれだけおトク

 

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