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2021年12月31日 第1刷 徳間書店 583p
○恩田陸「愚かな薔薇」読みましたか
地球が1万年後に太陽に飲み込まれようとしている時代、奈智の両親は幼い頃になくなり、おじおばに育てられていました。
あるとき、磐座村の祭りの近くに開かれるャンプに参加するよう言われます。このキャンプは、「虚ろ舟」という宇宙船の船員になれるか、その能力を覚醒させるというものでした。奈智は予備知識もないまま、キャンプに参加しました。
奈智は、キャンプ初日に血を吐き、血がほしくなりました。磐座村に来たことで変質が始まりだしようです。。。
ということで、恩田陸「愚かな薔薇」読みました.。分厚い本で、こんなもの読めるかなと思っていましたが、読み始めると先が気になって、スルスルと読んでしまいました。
内容的には、ガッツリのハードSFでしたが、文章のタッチがいつもの著者のリズムなので、SFではないような普通の謎の多いミステリーのような感じで読めました。読後は、SFを読んだ満足感がありました。12823
追記
雑誌掲載期間は2006年から2019年！著者の根気強さにも脱帽です。
初出 SF Japan 2006年 AUTUMN号、2007年 SPRING号、SUMMER号、AUTUMN号、2008年 SPRING号、SUMMER号、AUTUMN号、2009年 SPRING号、AUTUMN号、2010年 SPRING号、AUTUMN号、2011年 SPRING号、、読楽 2012年1月号、3月号、7月号、9月号、11月号、2013年1月号、3月号、7月号、9月号、2014年1月号、3月号、5月号、7月号、9月号、11月号、2015年1月号、3月号、5月号、7月号、9月号、11月号、2016年1月号、3月号、5月号、7月号、9月号、11月号、2017年1月号、3月号、5月号、7月号、9月号、11月号、208年1月号、3月号、5月号、7月号、9月号、11月号、2019年1月号、3月号、5月号、7月号、9月号、11月号、2020年1月号、3月号、5月号、7月号、9月号
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