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2022年12月25日初版発行 中央公論新社 201ページ
○松本清張「歴史をうがつ眼」読みましたか
この本は、松本清張の歴史に関する評論+対談集です。収録4本のうち3本は単行本初収録となります。
特に面白かったのは、司馬遼太郎との対談です。歴史をめぐる二人の対談、意見が二人の間で微妙に異なり、そして、松本清張が司馬遼太郎に、マウントをとりにいこうするのですが、司馬遼太郎がいなす、みたいな感じですね。この対談、かみ合わない具合が面白かったです。
また、今回改めてビックリしたのは、松本清張の方が司馬遼太郎より、約15歳ほど年上なのですね。対談を読む限り、同学年ぐらいに思えました。
現在の科学の視点から、もう一度松本清張に古代史を語ってもらいたいと思いました。
それから、時代背景かもしれませんが、また、どの作品も日本人の祖先はどこから来たか、ということにこだわっているような気がしました。11123
以下、覚え書きです
「思考と提出」 国文学・解釈と教材の研究 特集=松本清張と司馬遼太郎 1973年6月号 単行本初収録
自分の作品がどのように歴史と向き合っているか
「日本の文化」 エコノミスト 1972年7月4日号 単行本初収録
古墳時代の、古墳の形などについて
「日本の歴史と日本人」 別冊小説新潮 1973年1月
司馬遼太郎との歴史考古学を巡る対談です。二人の知識量が半端ないです。
「歴史をうがつ眼」 国文学・解釈と鑑賞 特集=松本清張-社会と文学との接点」1978年6月号 単行本初収録
歴史学者青木和人との対談。特に大化の改新あたりの出来事について。
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