古内一絵「百年の子」読みましたか  | 親愛なる人に-読書の薦め

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百年の子

古内 一絵「百年の子」

☆☆☆☆
2023年8月8日 初版第1刷 発行 小学館 359ページ 書き下ろし

○古内一絵「百年の子」読みましたか 
明日花はは大手総合出版社に入社し女性誌を担当していたのですが、ある時、創刊100年となる学年誌の歴史をまとめる  学年誌創刊100年企画チーム に異動になりました。

 

全然やる気が出ない 明日花です。

しかしそんな中、昭和19年の入社名簿に、祖母の名前を発見したのです。。。

ということで、古内かずえ「百年の子」読みました。令和の時代、戦中そして昭和と、明日花が会社の歴史を探ることで、祖母や母との関係性も徐々に変わっていきます。もちろん、明日花も成長していきます。

物語の展開の中で、女性の働き方、子供のあり方、現代の日本の社会のひずみについて、押しつけがましい形ではなく、自然と伝わっていきます。太い一本の筋の通った、力強さを感じる、読み応えのある、お薦めの一冊でした。92923

 

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