石貫慎太郎さんの新作オーディオドラマ「旅立ちの灯」に出演させて戴いた前作に続き16作目となる今回の舞台は森の中で私は窯元の主の陶芸家(勝山先生)。数日間続く「登り窯」を焚く時期に毎年訪れる若い娘(歌子)と初めて訪れた友人(八朔)が奏でる美しい音楽に秘められた事情とは?

石貫作品は、ごく日常的な設定や音響効果から自然に物語に入り込んでいくといつの間にか超現実的な世界に引き摺り込まれるも、美しい旋律によって違和感なく展開していく。まるで往年の米国製TVドラマ「ミステリーゾーン」「世にも不思議な物語」のようなシュールなタッチが私は好きだ。


●「旅立ちの灯」【約23分間】(*1)
■スタッフ
脚本/制作/作曲/ギター演奏:石貫慎太郎
劇中の篠笛曲「柏葉窯の風景」
篠笛:笛吹かな
ホーメイと打楽器:Sabmarine
エンディングテーマ:「ひとりぼっちの夏休み」
ヴァイオリン&ピアノ演奏:Au bonheur(オーボヌール)

■キャスト
ナレーション:​中田真由美
歌子:南春奈
八朔:能登洋宇
詩織:山木梨花
勝山先生:Saigottimo (開始1分過ぎから登場)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*1:今作品はリメイクされたので下記ブログご参照。
「旅立ちの灯」リメイク版公開 | Saigottimoのブログ

Saigottimo
2022年6月6日(月)、関東地方が梅雨入りした。先日、高円寺の絵本読み聞かせイベントが再開したが、私はここの“本読み案内人ボランティア”としてこの時期に必ず読む、おススメの絵本がある。それはピーター・スピアー作「雨、あめ」(評論社)。この本は文章どころか文字が一つもないのである

誰もが子供の頃に遊んだ雨の日の光景がたくさん描かれていて、眺めているだけでも子供時代の懐かしい雨の感触や匂いが蘇るのだ。まあ厳密には「文字が無いから読めない」ので利用者のお子さんが持って来た場合は一緒に絵を見て「これは何だろうね?」などと指差しながら対話を楽しむ。

    【絵本ためしよみサイトEhonNaviから】

そして6月10日(金)は渋谷・SEABIRD第二金曜(二金)ライブ。先月は「セロニアス・モンク特集」だったが、今回の二金ライブのテーマは梅雨を見込んでの「雨」。岩井バンマスが「雨の曲、たくさん集まりました。情緒たっぷりに楽しみましょう」というように下記のプログラムとなった。

PROGRAM(各曲名⇒なおちゃん限定公開動画にリンク)
1st.set
 1 I Mean You
 2 I Will Wait For You “シェルブールの傘”テーマ
歌3 Lilacs In The Rain (出雲井)
歌4 Chuva (The Day It Rained) (出雲井)
歌5 Rain (出雲井)
 6 Half Nelson
 7 Here's That Rainy Day
2nd.set
 1 Come Rain Or Come Shine
(なお&けい)
 2 Gentle Rain
歌3 Yesterday I Heard The Rain *1 (Saigottimo)
歌4 Candy (マッキー)
歌5 Singin' In The Rainに歌えば” (出雲井)
 6 Let's Cool One

そしてこの日、プロアルトサックス奏者の宮崎勝央氏が大病も克服して久しぶりに二金に遊びに来てくれた。来週6/16は昼、9/14は夜、と今や新宿・Pit-innの常連である。“若手”のなおけいコンビもマッキーもちゃっかり共演してもらっちゃってるし、くっそーオメーらミーハーか(悔しー)!

そして前回はモンクの特集に乗れなかったヴォーカル陣も今回はテーマに合わせた選曲で臨んだ。出雲井さんは「Lilacs In The RainThe Day It Rained」「Rain」さらに映画史上に燦然と輝く名作映画“雨に歌えば”から「Singin' In The Rainと、流石のラインナップである。

私はたった一つしかない雨のレパートリーであるトニー・ベネットの「Yesterday I Heard The Rain」を、初めて原詞(スペイン語詞)を和訳しての朗読からスペイン語と英語で歌ってみた(*1)。そしてマッキーはというと、雨ならぬ飴(Candy)の曲?おい、おい、まさかのオヤジギャグかよ!

   【二金バンドメンバー with 宮崎勝央】

――――――――――
*1:この曲の内容ついては下記の記事をご笑読戴きたい。
昨日貴方の名を囁く雨を聴いた | Saigottimoのブログ

Saigottimo
以前「歌と語りと朗読とナレーション」の違いについて記事化したが一般的に歌は「音楽」、語りや朗読等は「演劇」と専門分野が違うからか、これらを同時に演っている人は余り居ない。でも同じ「声」を使い「言葉」を操るのだから当然ながら共通点も多く私にとって、その境界線は極めて薄い

2022年6月3日(金)、渋谷・SEABIRD第一金曜(一金)ライブで“一金の美空ひばり”こと益田伸子さんがヴォーカル陣の大トリで「What A Wonderful World」を歌った。そう、この曲は私のデビュー曲にして十八番「おぬし、それを知っての乱暴狼藉か!」ということで、2コーラス目に乱入した。


【十河さん(pf)、天川さん(ds)、益田さん(vo)、萬造寺さん(b)、本多バンマス(tp)】

先日(5/27)の横浜でシットイン(指名飛入り)時にこの曲を歌った際、創作和訳詞を「朗読」のように読もうとしたが難しくてメロディに乗せて半ば歌ってしまったしかしこの日は益田さんの楽譜で女声キー(半音で7つ低いB♭)だから歌に逃げる事も出来ず覚悟を決めて全て読むことにした。

結果としてどうなったかというと、日本語詞をそのまま「朗読」すると不自然になるので、自分の言葉で「語り」かけることになった。曰く「赤ん坊は泣く、そして僕達よりも、もっともっと多くの事を学ぶんだ。なんて素晴らしい僕達のこの世界!」という具合。「語り」と「朗読」は違うのだ。

♪What A Wonderful World…2022年6月3日、渋谷・SEABIRD、益田伸子(vo.)♪ 限定公開動画

聴衆には概ね好評だったが、歌唱中に乱入された益田さんにはさすがに怒られるだろうと思ったら「日本語の語りばっちりでした!次も共演したいくらいです!!ありがとうございました」と意外にも喜んでくれた。さ~すが、美空ひばりだけあって“太っ腹(いや精神的にね)“だぁ…。
---------------------


6月4日(土)、南青山・ジマジンにRumikoさんら3ヴォーカルのライブを聴きに行った。ジャズコーラスあり3人のソロありの素晴らしいステージだったが、2nd.setの終演間際でRumikoさんがバラードの「Round Midnight」を歌う前に、和訳した歌詞を私メが「朗読」させて戴くことに

「歌詞の内容が素晴らしいので当初は自分で読もう」と思ったらしいが「朗読をやっている奴が聴きに来るならそいつに読ませてみよう」と企んだらしい。前々夜にメールで打診があり、勿論私は是非も無く快諾し、当日の彼女の衣装に合わせて真っ赤な台紙を準備して本番に臨んだ(エラいなー私)。



朗読の裏で吉田桂一さん(pf.)が上手にポロポロ弾いてくれたしRumikoさんの歌がド迫力だったので「歌の意味がよく分かって良かったわ」「よりドラマチックに歌が心に染みた」と企ては好評だったようだ(実は1ヶ所読み間違えたが噛まなかったし言い直さなかったので気づかれなかったろう)。

♪Round Midnight…2022年6月4日、南青山ジマジンRumiko(vo.)♪

ということで、「語り」での乱入に「朗読」でのシットインと、「歌」以外で存在感を示すことが出来たのは朗読家としては誠に喜ばしい限りではあるが、う~ん、でもこれって、ヴォーカリストとしては果たしてどうなんでしょうねぇ?要するにお前は歌わない方が良いってこと?

Saigottimo


2022年5月21日(土)、以前このブログでもご紹介した座・高円寺(杉並区立杉並芸術会館)絵本読み聞かせイベント「絵本の旅@カフェ」が再開した。まだ申込者数も限定しマスクや消毒などのコロナ対策をしながらだが、2年ぶりの再会は利用者にとっても我々読み手にとってもうれしい。

大抵のお母さんは子供と一緒に聴くか自分の事をするが、手持無沙汰に見えたお母さんに「ご自身が読んでもらった事ありますか?」「え?いえ、ありません」「では私がお読みしましょう」と大人向けの絵本として私が超おススメの「3びきのかわいいオオカミ」(冨山房)を読んで差し上げた。


  【絵本ためしよみサイトEhonNaviから】

この話はいわば「3匹の子豚」の逆バージョンで、可愛い狼3兄弟が悪い大豚に壊されない家を建てるまでのお話。子豚の話はレンガの家で終わるが、こっちはレンガの家からスタートし…あとは読んでのお楽しみ!「どうでした」「すっごく面白かったですぅ」と、初日は大人に読んで再開した。

再開3週目の6月4日には、以前からの常連母子も来訪された。坊やはもう小学校中学年になっていて、持ってくる絵本も以前はどうぶつ達の競争などだったが今回は「みずとはなんじゃ?」「プラスチック星にはなりたくない」など、グッとオトナっぽく成長している事に驚かされた。

    【左右いずれもEhonNaviから】


以前は時間も10時半~12時と1時間半あり、11時になると飲物&お菓子(自家製ケーキ)タイムで小休止となった。でも今はまだコロナ禍なのでお菓子もテイクアウトになって11時半で終了。トータル1時間なのでノンストップだしアッという間である。早く以前のスタイルに戻って欲しい。

同会館Webより、コロナ禍前の下の写真に私の姿も?】


読み手側も徐々に増えてきて6月4日は6名。オーディオドラマで私とご一緒している(というか私を石貫さんに紹介してくれた)中田真由美さんも来てくれたし、私をここを紹介してくれた前尾津也子さんも近々復帰してくれることだろう。

「読み聞かせ」というと小学校のクラス全体に紙芝居のように読むボランティア等が多く、それなりの資格や研修受講などが求められる事が多いが、ここの「本読み案内人(読み聞かせボランティア)」は読む時も1対1だし、特に資格も経験も不問で、申告すればその日から読ませてくれる

【再開後の特集テーマ企画(関連本がコーナー配置される)】


Saigottimo

一般の人には「ライブとセッションの違い」は分かり難い。ジャズスポットのスケジュールには「この日はセッション」等と書いてあったりするが、フィルムコンサートでもない限り、通常はライブ(生)のセッション(演奏会)が行われているのだから、言葉の意味だけではこの両者は区別できない。


まず「セッション」という形態はジャズ独特の演奏形式である。ジャズは演奏者が入れ替わっても初対面でも全員初見の曲でも合奏できるのだ。その前提にはスタンダードとして皆がよく知っている曲群があり、コードネームが振ってある(或いはコードネームのみの)譜を使う事でそれが可能となる。

通常の「ライブ」は予め決まった演奏者が予め決まったプログラムの曲目を演奏し、お客さんは聴衆(オーディエンス)として聴きに来る。それに対し「セッション」は、参加するお客さん自身がメイン演者であり、順番に自分が演りたい曲目の譜面をホストバンドに配って合奏する(または歌う)のだ。

    【SEABIRD三金セッション5/20】

  【中央の女性と私以外はホストバンドメンバー】


つまり「セッション」ではバンドは配られた譜面を即座に演奏することが求められるし、演目も参加者(お客さん)次第となる。また参加者にとっても参加者数が少なければたくさん合奏出来る(歌える)が、逆に参加者が多いと余り順番が巡って来ない。どちらにとっても“出たとこ勝負”になる。

渋谷・SEABIRDの第一金曜第二金曜「ライブ」なので決まったメンバーが所定のプログラムで演奏するし私も事前に決めた1曲を歌わせてもらっている。だが第三金曜「セッション」だから私は客として参加し、何巡するか分からないので何曲分もの譜面を持っていく。

5/20は参加者が少ないので私は7曲も歌い、最後は全員が参加できる定番曲「Route66」を演る事に。キーは(関西から長期出張で来たという)女性ヴォーカルに合わせ「F」、私は2コーラス目に歌い、以降はバンドと女性vo.にお願いした。
♩Route66…2022年5月20日、渋谷・SEABIRD三金セッションにて♩

そして「シットイン」とは、ライブに聴衆で来ているバンドメンバーの知人に飛入り的に演奏して(歌って)もらうことだ。5月27日(金)、私は音楽仲間の藤井さん(ds.)が出演するライブを聴きに横浜・Jones Cafeにマッキーに連れて行ってもらい、マッキーと共にシットインで歌わせてもらった。

      【Azamino Jazz Quartet】

【藤井知義(ds)、楠瀬悟之(kb)、川原淳(b)、平松和彦(flg)】

♩What A Wonderful World…2022年5月27日、横浜・Jones Cafeでのシットインにて♩
※3コーラス目の創作和訳詞は出来るだけ歌わずに朗読するよう試みた*1

   【Jones Cafeは横浜関内駅から徒歩5分】

 【実際に動く!ジュークBOXの動画←クリック!

このお店はアメリカ雑貨の店でもありジュークBOX(私と同じ1956年製)は現役で動く。百円硬貨を入れ曲を探すとレスリー・ゴーアの「涙のバースデイ・パーティ」(1963年坂本九のSUKIYAKIが全米No.1になる直前のNo.1)があったのでボタンを押したら、おお、アナログな音で再生されるじゃん!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*1:一般的に「歌は語れ、セリフは歌え」と言われており、私はこれをタイトルにしたブログ記事も書いている。

Saigottimo

私が所属する朗読グループ5Thanks(サンクサンクス)では、

岡田光代さんのベストセラーエッセー“ニューヨークの魔法”シリーズを以前に何度か朗読させて戴いた。昨年も岡田さんの地元・高円寺で講演と朗読のイベントを予定していたがコロナ禍で中止となり、ああ残念!と思っていた…

  【5Thanksと「ニューヨークの魔法」シリーズ】


しかししかし、インターネットラジオ「ホンマルラジオ」で先月から数か月にわたって定期的に放送して戴けることになりました!ホスト役のあさせやまさん、としやさんとゲストの岡田さん前尾さんとのトークあり、歌あり、朗読ありの約30分。webからいつでも聴けますので是非お聴き下さい。

@高砂放送局【美遊空間四国】第10話(5/23公開)
・ゲスト:エッセイスト・岡田光代、朗読家・前尾津也子
朗読「車内放送」(「ニューヨークの魔法の約束」から)
 …開始12分37秒から約5分間←クリック!

この朗読は、前尾さんのサイトからもお聴き戴けます。

●先月放送分は下記Webからお聴き戴けます。
@高砂放送局【美遊空間四国】第9話(4/23放送分)
・ゲスト:エッセイスト・岡田光代、朗読家・前尾津也子
・朗読「東京ではできない頼み事」(「ニューヨークの魔法の約束」から)…開始4分50秒から約3分間←クリック!


Saigottimo
5月13日(金)SEABIRD二金(第二金曜)ライブ。今回は岩井バンマスの意向でセロニアス・モンク(pf.)特集。先週の一金ライブは本多バンマス曰く“jazz3大奇人”の1人チャールズ・ミンガス(b.)の特集だったが、モンクもミンガスやエリック・ドルフィーと並ぶ3大奇人の1人だという。



本多バンマスはサルサのバンドをやってたりNHK朝ドラテーマ曲をjazzアレンジしたりの“幅広さ”、対する岩井バンマスは帝王マイルスに傾倒するなど追求するのはjazzの“奥深さ”?このように両者は音楽の志向も異なるので互いに示し合わせた訳でもなく、たまたま奇人特集が続いたのだろう。

そもそもjazzミュージシャンには変わった人が多いというが、チャールズ・ミンガスはメンバーを殴ったり攻撃的だったらしいが、モンクは“ビバップの高僧”と称されるくらい寡黙だったという。ま、古今東西を通じて社交的でない人は得てして奇人扱いされるのかも知れない。

   【岩井千尋、加藤求実、小島幸三、榎本任弘】

     【中川佐登志、杉山尚子、山内恵英】

今回インスト(器楽曲)は、マイルスの「Half Nelson」を除く7曲をモンクの曲で揃えたから凄い。改めて聴くとタイトルは少々変わっているがメロディーは綺麗な曲が多いと感じた。なお&けい若手コンビも岩井バンマスに「こんな曲もあるよ」等とアドバイスをもらって練習を積んできたようだ。

PROGRAM(各曲名⇒なおちゃん限定公開動画にリンク)
1st.set
 1 I mean you
 2 Ask me now
歌3 Blackberry Winter (出雲井)
歌4 Pra Machucar Meu Coração (出雲井)
歌5 Favela (出雲井)
 6 Half Nelson by Miles Davis
 7 Hackensack
2nd.set
 1 Let's Cool one (なお&けい)
 2 Reflections
歌3 You And The Night And The Music *1(マッキー)
歌4 On the Street Where You Live *2 (Saigottimo)
歌5 I've Grown Accustomed To His Face (出雲井)
 6 Bemsha Swing
 7 Straight No Chaser

モンクには「Round Midnight」など歌モノの名曲もあるが、残念ながら今回ヴォーカル陣は3人(6曲)ともモンク特集には乗れなかった。ただし、2nd.setで出雲井さんが私の曲に合わせて同じミュージカルから別の曲を歌って「マイフェアレディ」の小特集にしてくれたのには驚いた。流石だ!


 【マッキーこと牧かおる、Saigottimo、出雲井裕美】

ライブ後に動画や写真を見た岩井バンマス曰く「モンクの楽しさが伝わってきますねー。自分に関しては、練習不足、才能不足、工夫不足、根性不足、、、ふーー。文句あっても、モンクはまたやりましょう。次回は『雨の曲』なんかいかがでしょうか」おお、では6月の二金のテーマは「雨」か。
――――――――――
*1:この曲の邦題について下記の記事をご笑読戴きたい。
貴方と夜と音楽とではないんよ | Saigottimoのブログ
*2:この曲については下記の記事をご笑読戴きたい。
クラシック音楽とスタンダード | Saigottimoのブログ

Saigottimo

5月6日、渋谷SEABIRD第一金曜(一金)ライブ。1st.setは奇人ベーシスト、チャールズ・ミンガス生誕100年で彼の特集全5曲!変則的な小節数の曲もあり、いつもは譜面不要の岩渕さん(ds.)まで譜面を求める。曲中に「叫び」が入る曲では十河さん(pf.)の奇声や肘奏法もあって面白かった。



2nd.setのヴォーカルタイム1番手RumikoさんはNight And Dayで初スキャットに挑戦!2番手は銀座/赤坂/六本木と売れっ娘のマッキーこと牧かおるさん、Speak Lowは円熟の出来で「営業みてぇだな」と揶揄されるほど。3番手の柳田(やなだ)さんはゴダイゴの銀河鉄道999をカッコよく歌う。


そして大トリ美空ひばりの益田伸子さんが音信無いので暫定トリの私は春の歌としてアーヴィング・バーリン作「イースターパレード」(1933年)を選曲した。この曲はオリジナルのビング・クロスビー盤か映画(1948年)のフレッド・アステア盤が定番だが私は笈田敏夫盤(Youtubeに無く残念)が好きだ。

例によってこの曲の原詞は歌詞専門サイトを参照して戴くとして、ナンチャッテ和訳を試みると、こんな感じの内容だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
イースター・パレード
(作詞/作曲:アーヴィング・バーリン)

フリルがいっぱいのイースター用の飾り帽子で

貴女はパレード中最も豪華な女性となるだろう。

そして多くの人々が貴方に眼を奪われることで、

私はパレード中最も誇らしい連れになるだろう。


5番街の大通りではカメラマンが私達を撮影し、

貴方は明日の朝刊に自分の姿を見付けるだろう。

ああ私はそのイースター用の飾り帽子について

そして私がパレードに連れて行った娘について

ソネット(十四行詩)を書くことだって出来るよ。

(Translated By Saigottimo)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


※私も生まれてない時代の古色蒼然たる曲、バンドも誰も知らないだろうし演奏中に寝そうで心配なくらいだ。

♪Easter Parade…2022年5月6日、渋谷SEABIRD一金ライブにて(限定公開動画)♪


 【同名映画でのJ.ガーランドとF.アステア】

「復活祭」と訳されるイースターはイエス・キリストの復活を祝うお祭り*1なので、生誕祭であるクリスマス*2と並んでキリスト教徒にとっては大切な行事らしい。だが日本では、イースターエッグという彩色した卵はそこそこ知られているものの、イベントとしての認知度はまだ低い

戦後日本では銀座のバーから始まったクリスマスが不二家のケーキでホームパーティとして定着し、メリーチョコレートの仕掛けでバレンタインデーのプレゼントが根付き、いま仮装騒ぎでハロウィンも盛り上がってきた。さて果たしてイースターはそれらに続く新たな文化や商機を生み出せるか?

そもそもイースターは何月何日か?「春分の日以降の満月の直後の日曜日」で年によって違う。今年2022年は4月17日になるが、これは西方教会(ローマンカトリック&プロテスタント)であって東方教会(ギリシャ正教、ロシア正教会他)は違う。4月27日とか復活大祭期間が6月1日までとかである。

この歌の舞台は、歌詞に「5番街」とあるようにニューヨークだから当然プロテスタントだろうしパレードも西方教会式のイースター当日に行われているはず。ただ宗派によって日程が変わるようだと“触らぬ神に祟り無し”と考える“宗教音痴”の我々日本人には結構ハードルが高いお祭りかも?
――――――――――――――――――――
*1:イースターは春の女神に由来する“春の祭り”で、イエスの復活を祝うという宗教的意味合いは後付けと思われる。
*2:クリスマスも“冬至の祭り”をローマ帝国がキリスト教を国教とした際、イエスの生誕祭とした(詳細は下記ご参照)。
12/24はX'masイブではない | Saigottimoのブログ

Saigottimo
下戸で甘いもの好きの私はこれまでいろいろなスイーツを作ってきたパウンドケーキ珈琲ゼリー「クールン」のレアチーズケーキアップルパイキャラメルポップコーン、そして前回は「業務スーパー」のレアチーズケーキを買ってきて「クールン」の要領でタルトケーキに仕立ててみた。

これまでタルト仕立てのレアチーズケーキを3回作り、3回目はSEABIRDの39周年祝いでフルーツソースでデコレーションを試み失敗した(味はOK)。そして同シリーズの別製品も試してみたくなり、業務スーパーの「珈琲ゼリー」と「プリン」も買ってきた。だって凄~く安いんだもん。

 
  【どちらも1kgで珈琲ゼリー218円、プリン258円】

傍で冷ややかに見ているカミさん曰く「そのままじゃ食べられないの?」「…食べられるよ。でも、それじゃ面白くねーじゃん!」と今回もタルト仕立てにすることにした。そしてこの際ゼリーとプリンを2層化することで、タルト生地を含めた3層での食感の違いを楽しめるのではないかと考えた。

さらにタルトの生地として使うビスケットも、前回のマリー系のビスケット(155g)がたまたまローソン100で品切れだったので「ココナッツクッキー」(180g)にしたら、ココナッツオイルが入っている分だけしっとりしているので、粉砕して練る際にミルクを入れる必要がなくなった。

 
  【クッキーは2回分、マーガリンは4回分で各100円】

タルト生地は3度も作ったので盤石だ。生地のクッキーをフードプロセッサーで粉砕しバターorマーガリンと2:1の比率で混ぜ、直径15cmの皿の上に押し付けてから1時間冷やし180℃で15分焼く。そこに先ず温めたゼリーを注いでは冷やし、次に温めたプリンを注いではまた冷やした

   【クッキーを粉砕しマーガリンと混ぜて焼く】
 
    【珈琲ゼリーを温めて注ぎプリンも同様に】

最上層をプリンにした場合、上には生クリームのホイップか、カラメルソースのコーティングか、ビターチョコを削って散らすか、などと考えた結果、中心部だけココアパウダーを降らせることにした。クリームやカラメルは凡庸だし甘過ぎるが、ココアパウダーなら苦味と風味が生きるはず。

  【ココアパウダーを中心部に降らせて完成!】
 
      【珈琲ゼリー&プリンタルト】

ということで完成した「珈琲ゼリー&プリンタルト」を食べてみた。正直な感想と反省だが、先ずタルトをマリー系のビスケットからココナッツクッキーに変えたのは風味の点でも良かったと思う。だがココナツオイルが焦げ過ぎた感じなので15分は焼き過ぎ。恐らく10分以内で良いのだろう。


次にゼリーとプリンは風味は異なるが食感に違いが無くタルト生地に比べて柔らか過ぎて3層構造にした食感効果はイマイチで、タルトケーキ仕立てにする意味なし。表面のココアパウダー処理は良かったと思う。結論としてはカミさんの言うようにそのまま食べた方が良さそうだ。あーあ

Saigottimo
5月2日(月)、GW前半の谷間は私のホームグラウンド、渋谷SEABIRDの開店記念日。オープンしたのは1983年(昭和58年)というからこの日が満39歳の誕生日であり、この日から40年目に突入した(*1)。折しもこの日は二金(第二金曜)バンドのスピンオフ企画「なおけいバンドライブ」が開催された。

ライブの冒頭では、今日の主役「なおけい」こと杉山尚子(ts.)&山内恵英(tp.)による「ご挨拶」とSEABIRD開店記念日の「お祝い口上」に続き、来店者全員による「Happy Birthday To You」の合唱が賑々しく行われた。これが二人の、そして杉山バンマスの初仕事となった。



ここでなおちゃんが持っている紙は私が持ってきたケーキデコレーションの設計図。昨年(38周年)はパウンドケーキにチョコペンでデコレーションしたが今回レアチーズケーキにしたのでどうしようか考えた挙句クッキングシートでロートを作ってフルーツソースの液体部分を入れて書いたが…。

    【これが理想(設計図) と 現実、あーあ】


この日のライブのコアメンバーは二金(第二金曜)バンドレギュラー陣。いつもはフロント陣の主役である岩井バンマス(tp.)や加藤さん(ts.)が脇にまわり、若手組(と言われる比較的若手)のなおちゃん(ts.)とけいちゃん(tp.)が主役を張り、ヴォーカルの伴奏も二人が担当した。


  【ピアノ、ドラム、管楽器と飛入り参加者も】

ライブの内容は、なおちゃんカメラによる限定公開動画として下記ブログ記事上のプログラムからのリンクにて全15曲ともご視聴戴けますので、是非ご覧下さい。
ライブにおけるスピンオフ作品 | Saigottimoのブログ

ライブ終了後、マスター&ママとバンドメンバー全員でママの美味しい手料理による「プチ打上げ」と集合写真撮影。さて御披楽喜というタイミングでなおちゃんが「では最後に一本締めで」と音頭と取る。おお、さすがバンマス!「いよ~パン!」とSEABIRD開店40年目のスタートを祝った(*1)。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*1:店の入口付近に1983年5月2日の朝日朝刊一面コピーが掲示されていたのでこの日が開店日と思った。しかし後にマスターに聴いたところ、これは計算を間違った知人がくれたもので、実際の開店は1984年5月2日だったとのこと。なのでこの日は38回目の開店記念日で39周年の1日目にあたる。

Saigottimo