3月11日(金)、渋谷SEABIRD第二金曜(二金)ライブ。先月はオミクロン株による第6波の到来で岩井バンマスが早々に中止を宣言したので2か月ぶりだ。当日は折しも11年前の東日本大震災の日と重なったが、現時点ではロシア軍のウクライナ侵攻が予断を許さない状況であることが一番の懸念である。

 

報道を見るにつけ、我々日本人も「平和(戦争終結)のために自分達に何か出来ることは無いのか」との思いが日に日に募るが、岩井バンマスから送られてきたフライヤーには「ウクライナ支援」の文字と同国の国旗が描かれ、当日はメンバー全員に岩井さんのお孫さんお手製のウクライナ国旗を象ったバッジが配られた。

 

【↓終演後の集合写真をフライヤーに合成】

 

「青が上ですからね」と言われ、そーか、日の丸は上下左右あまり関係ないが二色旗や三色旗は方向が大切だ。青と黄色で服全体をコーディネートした国会議員もいたが、こんな小さなバッジでも身に着けると気持ちが違ってくるから不思議だ。そもそも自国を含め国旗を身に付ける機会なんて滅多にないからかも知れない。

 

ヴォーカルはマッキー(こと牧かおるさん)が「Night And Day」「Call Me」、シットイン(飛入り)で女声ヴォーカリストの方に「Desafinado」を歌って戴いた。また、メインヴォーカルの出雲井裕美さんが、時節物の「Love Turns Winter To Spring」、そして通常はジャズワルツ(8分の6拍子)で演る「Bluesette」をボサで聴かせてくれた。

【リズムセクションとヴォーカル陣】

 

私は「If Love Is Good To Me」をナンチャッテ訳詞の朗読と共に歌わせて戴いた。この曲については昨年2月に当ブログに下記の記事にしている。この記事では「さて、今年は果たして春になったら、あるいは夏になったらライブで歌える世の中になっているのだろうか」と書いてあるが、現実には1年後になったわけだ。

 

 

また、上記の記事では「この愛」と訳したが、原詞は単に「Love」であって「This Love」でも「The Love」でもないので、「この愛」という訳は何となく違う気がして単に「愛」とし、訳詞の朗読も「もし愛が私にふさわしいものだったら」とした。まあ、歌はともかく、朗読のスキルは自分でも確実に上達しているのではないかと思う。

 

♪If Love Is Good To Me…2022年3月11日・渋谷SEABIRD第二金曜ライブにて♪ (🎥杉山さん撮影・編集)

 

【フロントのブラス陣】

 

今回は加藤さんと杉山さん(共にts.)に欠場懸念があったものの無事参加されブラス陣は4管の厚みあるアンサンブルを響かせてくれた。また、この日はお客様も思いのほか来て下さって盛況なライブとなったが、これも平和ゆえの事。このようなライブをすること自体が平和な世の中を謳歌することなのだ、と身に染みて感じた

 

Saigottimo