今日の一曲!風鳴 翼(CV:水樹奈々)「絶刀・天羽々斬」
「今日の一曲!」と銘打っておきながら二ヶ月以上も更新をサボってしまい恐縮ですが、今回と次回の更新分に関しては執筆および選曲の動機が特殊なので、曲の紹介に入る前にこの点について説明します。以下の文字サイズが小さい部分がそれにあたりますが、興味がなければ読み飛ばしても大丈夫です。
当ブログには長らく「アニソン+」という名称で運用してきたブログテーマ(詳細はこの記事の2.3.2を参照)があるのですが、これを細分化して作品毎にテーマを作るスタイルに変えようと思っています。正確には「アニソン+」というテーマ自体は残して、その下位に作品名を冠したテーマを位置付けるつもりです。
リニューアルをする理由は、記事の数が増えてきたことで、たとえば「作品Aに関する記事のみを漁りたい」といったニーズに適さなくなってきている気がするからです。より詳しく言えば、スマホ利用者向けの導線を意識した改善となります。この記事の最後にも書いた通り、当ブログへのアクセスは連日スマホがPCにトリプルスコアを付けている状況ですし、タイムリーなことについ先日出た総務省の調査でもネット利用に於いてはスマホが優勢となっていることが示されていたので、最近はこの手の改革に注力しているわけです。この記事やこの記事で示したこともその一例となります。
話を「アニソン+」に戻しますが、作品毎にテーマを作るためには、全ての作品に対して最低1本は記事が存在していなければなりません(記事数が0のテーマを作りたくないので)。しかし中には網羅的な記事で言及したのみで、未だ単独記事が存在しない作品もあります。そのうちのひとつが『戦姫絶唱シンフォギア』なので、リニューアルを好機として単独テーマを作ってしまおうというのが、本記事の執筆動機というわけですね。なお、冒頭に書いた通り次回の更新分も同じ趣旨(作品は別)になる予定ですが、実際に「アニソン+」を細分化するのはその更新の後となるので、本記事のテーマは当座で単に「アニソン+」にしておきます。
同作品には名曲が多く存在するため選曲に悩みましたが、去る5/25が登場主要キャラクター・風鳴翼の誕生日だったので、彼女の楽曲の中から代表的な「絶刀・天羽々斬」(2012)を紹介することにしました。上掲の網羅記事の中でも「とりわけ気に入っている10曲」に入れていますし、後付けですが布石として利用してしまおうという次第。
楽曲制作をElements Gardenが手掛けているというだけでもクオリティの高さは言わずもがなで、翼というキャラを形成している「防人」と「剣」の要素を、謡のようなコーラスワークと和笛が印象的なアレンジの真中をエッジィ且つスピーディーな旋律が奔っていくという、納得の解釈でもって昇華させた藤間仁さんの作編曲センスも遺憾なく発揮されていると感じますが、それらを更に深化させているのが上松範康さんによる歌詞の素晴らしさで、特に1番サビのそれには度肝を抜かれるほどであったので引用して紹介します。
"無想に猛る炎/神楽の風に 滅し散華せよ/闇を裂け 酔狂のいろは唄よ 凛と愛を翳して"。このフレーズに於いては対比の鮮やかさがとりわけ好きなポイントで、"無想"状態と"猛る炎"の動静、美しき"神楽"で"散華"へと至らしめる儚さ、"酔狂のいろは唄"に共存するカオスとコスモス、"闇"が晴れた後に"愛を翳"す王道と、日本語の巧みさに惚れ惚れしますね。
歌詞に関してはその他の部分も基本的にはやや小難しくて硬い、言わば「翼らしい語彙」で構成されていると言えますが、そんな中でも天羽奏の存在が意識されていると思しき箇所では、比較的ストレートな言葉繰りになっているところがこれまた上手いと評すほかありません。"共に見た夢が叶う時まで/奏で合った あの日々を取り戻さん"や、"確かめよう 同じ場所にはいられない…だから"に潜む素直さは、言っても未だ18歳の少女なのだと思い出させてくれます。
当ブログには長らく「アニソン+」という名称で運用してきたブログテーマ(詳細はこの記事の2.3.2を参照)があるのですが、これを細分化して作品毎にテーマを作るスタイルに変えようと思っています。正確には「アニソン+」というテーマ自体は残して、その下位に作品名を冠したテーマを位置付けるつもりです。
リニューアルをする理由は、記事の数が増えてきたことで、たとえば「作品Aに関する記事のみを漁りたい」といったニーズに適さなくなってきている気がするからです。より詳しく言えば、スマホ利用者向けの導線を意識した改善となります。この記事の最後にも書いた通り、当ブログへのアクセスは連日スマホがPCにトリプルスコアを付けている状況ですし、タイムリーなことについ先日出た総務省の調査でもネット利用に於いてはスマホが優勢となっていることが示されていたので、最近はこの手の改革に注力しているわけです。この記事やこの記事で示したこともその一例となります。
話を「アニソン+」に戻しますが、作品毎にテーマを作るためには、全ての作品に対して最低1本は記事が存在していなければなりません(記事数が0のテーマを作りたくないので)。しかし中には網羅的な記事で言及したのみで、未だ単独記事が存在しない作品もあります。そのうちのひとつが『戦姫絶唱シンフォギア』なので、リニューアルを好機として単独テーマを作ってしまおうというのが、本記事の執筆動機というわけですね。なお、冒頭に書いた通り次回の更新分も同じ趣旨(作品は別)になる予定ですが、実際に「アニソン+」を細分化するのはその更新の後となるので、本記事のテーマは当座で単に「アニソン+」にしておきます。
同作品には名曲が多く存在するため選曲に悩みましたが、去る5/25が登場主要キャラクター・風鳴翼の誕生日だったので、彼女の楽曲の中から代表的な「絶刀・天羽々斬」(2012)を紹介することにしました。上掲の網羅記事の中でも「とりわけ気に入っている10曲」に入れていますし、後付けですが布石として利用してしまおうという次第。
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楽曲制作をElements Gardenが手掛けているというだけでもクオリティの高さは言わずもがなで、翼というキャラを形成している「防人」と「剣」の要素を、謡のようなコーラスワークと和笛が印象的なアレンジの真中をエッジィ且つスピーディーな旋律が奔っていくという、納得の解釈でもって昇華させた藤間仁さんの作編曲センスも遺憾なく発揮されていると感じますが、それらを更に深化させているのが上松範康さんによる歌詞の素晴らしさで、特に1番サビのそれには度肝を抜かれるほどであったので引用して紹介します。
"無想に猛る炎/神楽の風に 滅し散華せよ/闇を裂け 酔狂のいろは唄よ 凛と愛を翳して"。このフレーズに於いては対比の鮮やかさがとりわけ好きなポイントで、"無想"状態と"猛る炎"の動静、美しき"神楽"で"散華"へと至らしめる儚さ、"酔狂のいろは唄"に共存するカオスとコスモス、"闇"が晴れた後に"愛を翳"す王道と、日本語の巧みさに惚れ惚れしますね。
歌詞に関してはその他の部分も基本的にはやや小難しくて硬い、言わば「翼らしい語彙」で構成されていると言えますが、そんな中でも天羽奏の存在が意識されていると思しき箇所では、比較的ストレートな言葉繰りになっているところがこれまた上手いと評すほかありません。"共に見た夢が叶う時まで/奏で合った あの日々を取り戻さん"や、"確かめよう 同じ場所にはいられない…だから"に潜む素直さは、言っても未だ18歳の少女なのだと思い出させてくれます。