元パン職人の講師が教える
【パン屋さんレベルのパンが、おうちで焼けるようになるパンレッスン】
よく読まれている記事をリニューアルしてみました♪
かーなーり前に書いた記事ですが…
文が読みにくい部分や表現などを改善しましたよ^^
自家製酵母の生地配合に関する記事です。
↓ ↓ ↓
☆------------------------------☆
イーストのパン生地での配合を、
「自家製酵母生地用の配合」に変換
することが出来ますよ♥️

自家製酵母でパンを作っている方、
最近はたくさんいらっしゃいますよね。
自家製酵母パンを作る時、
イースト用の生地の配合を参考にしたい場合。
どんな風に材料の割合を考えればいいのかな??
簡単な計算方法で、求めることができます^^
イースト生地の配合を、
自家製酵母の元種用配合へ変換する方法
まず、変換するにあたって必要なのは
●自家製酵母元種の配合(元種継ぎの)
●生地に練り込む元種の量
でございます。
元種の量は、一般的には30%~使うものが多いです。
※作った元種の状態や、発酵力の強さなどにもよりますが
なので、
こちらでは、例として元種30%での配合で書いています。
※40%、50%とかの場合も、同じ考え方で求められます
また、元種はいろいろな配合がありますが…
とりあえず、ここでは例として
●元種を3回継ぎ
①粉:酵母液(2,3回目は水)が1:1(50gずつなど同量)の場合
②粉:酵母液(2,3回目は水)が5:3(粉100g水分60g)の場合
を説明しますね。
まず、イースト用配合を見てみよう!
例えば、こんな生地の場合…
【イースト生地】 (単位g)
強力粉 100
塩 2
上白糖 2
イースト 1
吸水 70
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
↓これを、2つの自家製酵母の配合に変換すると…
A【自家製酵母生地】 (単位g)
(元種配合、粉:酵母液(水)1:1の場合)
強力粉 100
塩 2.3
上白糖 2.3
元種 30
吸水 65.5
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
B【自家製酵母生地】 (単位g)
(元種配合、粉:酵母液(水)5:3の場合)
強力粉 100
塩 2.375
上白糖 2.375
元種 30
吸水 71.875
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
となります。
【配合の求め方】
①元種を粉と水分にわける
A 50:50(1:1)で継いだ元種30gの内訳は
粉15g、水分15g
B 100:60(5:3)で継いだ元種30gの内訳は
粉18.75g、水分11.25g
②粉の総量を出す
A 50:50で継いだ元種を使う場合、
100+15で、粉115g
B 100:60で継いだ元種を使う場合、
100+18.75で、粉118.75g
③この粉量での他の材料の量を求める
例えば塩なら、粉に対して2%なので、
Aの時は2×1.15=2.3g となります。
Bの時は2×1.1875=2.375g となります。
他の材料も同様に求めます。
④最後に吸水量を出す
Aの時
115(粉量)×0.7(イースト生地の吸水量)で出た値から、元種に含まれている水分を引きます。
115×0.7-15=65.5g が吸水量となります。
Bの時(同様にして)
118.75×0.7-11.25=71.875g が吸水量となります。
これで、
元種を使った生地と、イーストの生地の配合は同じになります^^
適当でシンプルな生地を例に出しましたが、
基本どの配合でも
同じ方法で自家製酵母配合に変換することができます。
単純に比率の計算するだけなので、簡単でしょ^^
ちなみに
私は最近は自家製酵母パン、全然作ってません(^^;
(ハマってた時期は何種類も作ってたんですが…)
なかなか日々忙しいのもあり、イーストが主なパン作りしてます。
【イーストのパン生地での配合を、簡単な計算で「自家製酵母生地用の配合」に変換する方法】
自家製酵母でパン作りをされている方は
是非参考にしてみてくださいね!
◆元パン職人直伝
家庭用オーブンで焼く、本格的でおいしいパン作りを提供いたします。
【プロフィール】
❤️講師・宮脇弥生について
【現在のレッスン】
❤️私のパンレッスン・講座一覧
【メールで学ぶ】
❤️パン作りのなぜ?12日間無料メール講座付きメルマガ
【動画で学ぶ】
❤️家庭で本格バゲットを作る「ハードパン通信動画講座」
❤️さらに細くて長い本場レベルの「35㎝バゲット通信動画講座」
❤️アバンギャルドに学べる製法!「パネトーネ通信動画講座」
【アクセス】
❤️教室へのアクセス
【公式LINE】
❤️レッスン情報、キャンセル情報などをお知らせします

【おうちパン教室*パンの日々*】