こんなにも違うパリとウィーンの治安 〜視野が広がったフランス生活〜 | 子供と暮らすウィーン便り 〜美しいもの探し&文化の違いに思いを巡らせて〜

子供と暮らすウィーン便り 〜美しいもの探し&文化の違いに思いを巡らせて〜

イギリス、パリ、東京、現在ウィーンに暮らす駐在妻です。
「美しき青きドナウ」を見ながら子供とドタバタ暮らす
「忙しきクスミBBA」(笑)がウィーンで美しいものを探し、
新たなる価値観や文化の違いに興味を持ちながら暮らしています。
英仏回顧録、旅行記、収納等も♡

ウィーンはどことなく秋の風・・

え?まだ7月よね・・あせる

でも朝夕窓を開けているとひんやり・・・🍃

まだ夏は続くと思いますが

なんとなく淋しげな気がするこの頃デス。

 

***

 

さて今日は。

 

ウィーンとパリとの違いについて

ぼんやり考えていた時、

 

やっぱり一番の違いは治安かな。

と思った・・というお話ですウインク

 

ウィーンでは夜に女性が

一人で歩いても大丈夫だそうですし、

携帯をカフェのテーブルの上に置いて

話し込んだとしても、

誰も驚いたり、注意しあったりはしません照れ

 

 

地下鉄など外で携帯を出して

何かをチェックすることを

恐れるようなこともありません。

 

多少気をつけていればファスナーの

着いていないバッグだって気軽に持って

出かけることができます。

 

 

子供だって、先に走って行って

角を一人で曲がったとしても

そこまで心配する必要を教えられることも

ありませんでした。

 

ロマのスリ集団に取り囲まれたり、

耳が聞こえないふりをした

詐欺っぽいスリ集団に

会うようなことも、

それについて渡航後誰かに注意喚起を

されるようなこともありません。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

一方、フランス。

 

渡仏後

すぐに会った日本人たちが

いの一番に教えてくれたことは

まず、

 

「子供を角で絶対に一人で

曲がらせてはいけない。

(親の目が一瞬でも離れてはいけない)

 

というのも、特に女子は人身売買のために、

誘拐されたりすることもあるから」と。

 

(真偽の程は謎ですが、フランス、誘拐 人身売買と

検索すると確かに物騒な記事も目にはしますガーン

 

 

 

次に

「携帯電話は絶対に地下鉄などで外に出して

持ってはいけない。

携帯は立派な獲物なので、

一瞬でひったくって持ち去られるから。

もちろんカフェのテーブルの上に置くことも厳禁よ」

 

 

 

ということで、人の多い

カフェでは常にバッグに目を光らせ、

携帯なんぞ容易に出す気分には

なれませんでしたハートブレイク

 

 

実際、夫も一度子供を相手にしていた時、

うっかりズボンの後ろのポケットに

携帯を入れてしまい、ほんの短時間の一瞬で

いつのまにかすられていました・・・ゲッソリ

 

相手は、やつらは・・・プロですグラサン

 

そして治安がよろしいとは決して言えない

ローマ在住だった同期さえも、

パリに旅行に来た時の数日の間に

早速携帯をすられ衝撃をうけていました・・笑い泣き

慣れているはずなのに・・と。

 

 

パリでは

いつも心のどこかに緊張感を持って

過ごしていたような気がします。

 

あのテロ後はなおさら・・・

 

 

(↓下記にも記事をリブログしていますが)

そして例えば、

カフェでお茶をしていると、

アグレッシブな物乞いが来て、

私達が食べているカップを勝手に手にとって

「シルブプレ〜、マダームショボーン

と悲壮感出しまくりで近くまでやってきて

 

わざとらしい弱々しい口調

かつアグレッシブに(矛盾!)

可愛げなく物乞いをしてくるのだけれどえー

 

 

失礼ながら、

一度手で持ち上げられてしまった品を

食べる気にもならず、

もういいわ、と仕方なく

あげてしまったりしたことも数度。

 

 

 

そして、折しも我が家が駐在していた時は

シリア難民がヨーロッパ各地に

広がった時期でもありまして。

 

例えば車を運転中、信号で止まっていると、

大量のシリアの家族達が

 

「私達はシリアの家族です・・」

 

とダンボールにマジックで書いたカードを持って

我が車にドワーっと大勢で近寄ってきて、

お金をくれ、と窓のすぐ横までやってきたり・・

 

ガラス越し一枚の恐怖ったら・・。

 

治安とは少し意味合いは違いますが

車に乗っていて大量の人に囲まれる、

というのは恐怖を感じずにいられない

経験でした。

 

 

ヨーロッパの時期的に

シリア関係の、

そんなこともあった時期でした。

 

 

もちろん

普通の物乞いが一人で車によってくることは

頻繁にありましたねあせる

 

 

 

ウィーンでは車に乗って半年ですが、

今の所そんなことは一度もありません。

 

それどころか、

信号待ち中の短時間に大道芸人が

芸を披露した後

帽子を持って車にやってきた、

という楽しい出来事は経験しましたけれどラブ

 

 

フランスを離れて4〜6年経つので

現状はわかりませんが、

 

ウィーンはパリのような不安はなく

比較的日本と同じ感覚で過ごせています。

 

もちろんウィーンだって、見ていると、

なんだかなぁ・・という所も

結構ありはするものの(また記事に。)

 

 

フランスのような緊張感は持たずに

安心して過ごせる、というのは

何よりも暮らしの基本だなと感じています。

 

何よりフランスのテロ後は、巨体の軍隊の人が

3人組でライフルを持って

街を巡回していたのが日常だったので

 

帰国後に、ちゃりんちゃり〜ん音譜なんて、

自転車に乗った警官を見て、娘は

 

「日本のポリスは優しそうだねぇ」

 

とぼやいていました・・笑い泣き

 

 

 

とはいえ、オーストリアだって

やはり日本とは違う、

人種の入り交じる国。

油断はできませんので、

心のどこかにはやはり緊張感を持って

暮らしたいなとは思っています。

 

 

日本も最近は物騒なことも増えているけれど、

やはりまだまだ安心して過ごせる

平和な国の部類だなぁと心から感謝できます。

 

 

 

そういえば、パリでは↓こんな恐ろしい、

目の前で起こった出来事もあったなぁ。。

 

そして、こんなことも経験しました。↓

これは今思い出しても切なすぎます。。涙

お寿司を憂いなく食べれると言う、

この幸せよ・・

 

安全なウィーンでは

感じる必要のないことだけれど、

 

フランスでの生活や経験は、だからこそ

本当に視野を広げてくれた気がします。

 

 

安心安全というものの価値、尊さ、

日本に生まれたことがいかに

恵まれていることなのか、

同じ先進国と言っても違いがあること・・

 

日常の様々な出来事が示唆に富んでおり

思いを巡らせることができました。

それはいろいろなことが起こった

フランスならではの経験なので

勉強になったなぁと思っています。

 

 

とはいえウィーンも昨年テロがありましたし、

世界の状況は変わり続けていますので

引き続き安心安全なウィーンでいてほしいと

思います。

 

そしてパリの不穏なことばかりを

今日は記事にしてしまいましたが

パリはいわずもがな

素晴らしい文化に満ちた

美しい街でもちろん心から大好きですが。

 

でも今は何よりコロナあせる

世界が一日も早くコロナに打ち勝つことが

できますように・・チュー

 

 

ウィーンのセンターにそびえ

街を見下ろすシュテファン大聖堂。

街を守って下さいね。

 

***

 

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