初めましての方は、お読み頂く前に
こちら(およみ頂く前に♡)をどうぞ♫
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フランス人を、もしくは
フランスを見ていると
良くも悪くも、
日本人や日本よりずっとずっと
自然に近い感じで
生きているなぁと感じます。
「人間らしい」
「ありのまま」
「自然界に生きている」
例えばフランスのお肉やさんには
うさぎのお肉がそのまんまの
形で売っていたりする。
何かの本で読みましたが、
子供達は「ハム」や「お肉」は
わかるけれども、販売のされ方から
それらがどんな部位なのかを
暮らしの中で知る体験は少ない。
だけれどもフランスでは
それを知ることのできるチャンスが
非常に多いのだとか。
お肉というのはあんな風にして
動物の命を頂いているということ。
それを身近なところから
知ることができるチャンスには
日本よりずっとずっと恵まれている。
自然界の掟や不条理を
身近なところで学んでいる。
フランス人を見ていても
彼らはとても人間らしい。
自然にもっともっと近い形で
生きている。
無理をせず、あらゆる感情を露わにし、
陽の光を楽しみ・・
と言った具合に。
理性は持ち合わせている人間も
そもそもは動物で自然の一部。
それを考える時、
フランス人のあり方は羨ましいくらい
自然体に思えます。
ラデュレボナパルト店の裏側?入口
アジアンなボナパルト店の雰囲気とは
ちょっと違うイメージの一角。
話は戻り。
街を歩けば
犬を連れた多くの方たち。
ある日、
ひいきのお肉やさんに立ち寄ると
店頭で焼いている焼きたてチキンを待つ
人たちで長蛇の列が。
私の少し前に犬を連れて待っていた
ムッシュがいました。
すると、
そのお肉やさん、どうしたと思います?
ボンジュール!と威勢良く挨拶しながら、
毛がふっさふさの大きなその犬を
「可愛い、可愛い!」
とワッシャワッシャと
触りまくっているではありませんか
お肉やさん!!!
その手どうする気・・・・?
と思いましたが、
期待通り、洗いもせず、
当然除菌もせず、
次の方の番になりましたよ・・
当然お肉は手ではつかみませんが、
トングを持つ、犬をさわりまくった
ばかりのその手は
チキンを入れる袋の奥まで
入っているわけで・・・
日本人的には衝撃!
でも。
周りにいたフランス人は
少なくとも表立っては
そんなの全く意に介する様子もなく・・。
そして、
ケーキやさんに行けば
ショーケースには
驚くほどの蜂がブンブンケーキの上を
飛び回り、ケーキに止まりまくっています。
それでも
「蜂がいるってことはこのケーキは
美味しいってことよ」
とウィンクしてはい終わり
誰もそれを咎めるようなことは
ありません。
蜂と戦う見苦しい姿もありません。
ケーキはそこに蜂と共にあり・・
そしてその蜂はひょっとして
あれだけ犬の糞尿が落ちている
パリの道を踏んだこともあるだろうと
思うと、
あぁ、知らない、
そんなことは考えないようにして
生きるのが
フランスで生きるということなのよ、
と思う私なのでした。
いろんな意味で
自然と共に生きているフランス。
本当に興味深い、
常識を覆される国です。
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お読みいただきありがとうございました!
素敵な夜をおすごしくださいませ。
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