「君のお嬢さんは4歳だよ!」フランスのサービス。 | 子供と暮らすウィーン便り 〜美しいもの探し&文化の違いに思いを巡らせて〜

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イギリス、パリ、東京、現在ウィーンに暮らす駐在妻です。
「美しき青きドナウ」を見ながら子供とドタバタ暮らす
「忙しきクスミBBA」(笑)がウィーンで美しいものを探し、
新たなる価値観や文化の違いに興味を持ちながら暮らしています。
英仏回顧録、旅行記、収納等も♡

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***

 

先日からこんな記事を書いていました。

 

 

日本と違うフランスの幼稚園の先生たちの裁量

日本の先生方の大変さを思う
 
娘の入学式を終えても新生活に
いろいろバタバタしていますが、
 
日本の小学校のきめ細やかさには
頭がさがるばかりです。
先生方もとても優しくて
授業を受ける姿勢、声の大きさ、
そんなことから取り上げて
しっかり指導して下さっている様子。
 
とても素晴らしいなぁと思います。
 
 
ところで、上の記事で
フランスは担当者の裁量により
行政サービスも含め、
色々なことが違ってくることや、
 
一方、日本はどちらかというと受益者や消費者が
強いという印象を受けている、
と書きました。
 
 
今日はフランスでのサービスで
時々起こっていたことについて
書いてみようかと思います。
 
先生方の裁量も、仕事をする人の裁量も、
フランスは担当者によりけりな部分が
日本よりずっとずっと多いのです。
そして交渉次第な部分も。
 
フランスではHow to 本は
とても少ないのだそうです。
一般的な物差しはあまりないようで。
日本は沢山ありますよね。
 
 
 
例えば、こんなことがありました。
ヴェルサイユ宮殿でベビーカー連れで
長蛇の列で待っていた時、
夫が何か確認したいことがあって、
入り口付近の担当者のところに行った際、
その横を
「子供づれの人はどうぞ先に」
と言われた家族が
さくっと入っていったとか。
 
それを見た夫、ついでに
「我が家もベビーカーがあるんだけど。」
といってみたら
あっさり「入っていいよ。」
 
と言われ、なんと1時間以上の待ち時間を
カットでき、すぐに入れたり
したこともありましたっけ。
 
オルセー美術館でもそうでした、
ゴッホの展示の長蛇を待っていたら、
「ベビーカーの人は先にいいわよ。」
と担当者から声をかけられました。
 
ベルサイユ宮殿の噴水。
虹がでて 綺麗でした。
 
 
でも、それは・・
公に書いてあるわけではないのでした。
ベビーカー連れなんだとこちらから伝えてみたり、
たまたま担当者がそこらへんを歩いていて、
気づいてもらえて入れたり・・。
 
ということが多々。
 
 
でも、忘れてはならないのは、
それは彼らの気分にもよるのですアセアセ
同じ担当者でもたまたまその日機嫌が良かっただけで、
悪い日に当たると、ダメと言われる。
そんなことは日常茶飯事です。
 
 
そして、いとも簡単に
「私の担当ではありません。」
「私の仕事ではない」
「私の責任ではありません。」
「知りません。」
と言われ、知らん顔をされる。笑
 
これはイギリスもそうでしたね。
 


会社や組織としての
ガイドラインはないの?などと
理不尽に感じることもありますが、
時々恩恵を受けることもある。
 
こんなこともありましたっけ。
 
いつも定期を持って乗車していたバス、
乗る時に定期を忘れたことに気づいたので、
「いつもは持っているのに忘れちゃった」と
伝えてみると、「そっか、それならいいよ。」
とあっさり乗せてもらえる。
 
 
そして、面白かったのは、私が娘を連れて
バスに乗った日。
確か、4歳か5歳から
子供料金がかかるのですが、
(うろ覚えなので5歳から、
ということにしましょうか。)
誕生日を迎え、
5歳になった娘とバスに乗り、
 
 
「確か5歳から料金がかかりますよね?
チケットを一枚ください。」
 
と確認しながら聞いてみると、
その運転手、こんなことを言い出すのです。
 
「君の娘は4歳だよ。」
 
「え?5歳です。」(と答えてしまった私。)
 
「いーや、4歳だ!ウインク」(ウィンク)
 
ウィンクされて気づきました。
あー、支払わなくていいということね?
 
というより、あなた、チケットを出すの、
めんどくさかっただけでしょ。
 
絶対にそうに違いないわ、とフランスらしい、
と内心苦笑いしたけれど、でも、
「ま、恩恵にあずかっちゃうべ!ラッキー!」
と乗車してしまいました。
 
そんなこともよくあるフランス。
 
 
でも同じ運転手さんが
いつも同じことをしてくれるとは限らない、
機嫌や運行状況(急いでいるか否か)等で
4歳だったり5歳だったり笑。
 
面白いなぁと。
 
 
カフェにいくと、
ギャルソンはとっても機嫌よく、
娘たちを可愛がって下さるお兄さんがいました。
 
すると、お兄さん、
娘にいつも結構高級なチョコレートなどを
店からパッと掴んで、
「どうぞー!マドモアゼール!」
と気軽にくれたりするのです。
 
娘は喜んでいるし、お兄さんとも
コミュニケーションができるので
ありがたいことなのですが、
 
こん感じだと、
きっと棚卸しとかしてないんだろうなー、
お兄さんたちもお腹が空いたら
勝手に食べても分からなそうだなぁ、などと
頭をよぎった私です。
 
(もちろん小さなカフェだからであって、
大きなスーパーとかはそんなことが
ないと思いますが。)
 
 
さて、カフェのギャルソンの話が出ましたが、
よくフランスというと
態度が悪いギャルソンの話が出ますが、
またそんなことは次回書いてみたいと
思います♫
 
***
 

 

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