こんばんは。
今朝は国内旅行なのにパスポートを忘れて
焦りまくる夢を見ました
初めましての方は、お読み頂く前に
こちら（およみ頂く前に♡）をどうぞ♫
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さて。
昨日書いたこんな記事
フランスのビーチはなぜ美しいか
コメントを頂きありがとうございました。
その中でこんな話を紹介して
下さった方がいました。
生粋のパリジャンの先生に、
「パリの街は何故あんなに
犬の糞だらけなんですか？」
と尋ねると、その答えは
「日本人は山に不法投棄をするけど、
フランス人はしない。
誰も片付ける人がいないから。逆に街では
税金で雇った掃除人が片付けてくれるから、
ゴミは平気で捨てるし犬の糞はそのまま。」
「掃除人は失業者などが多いんだけど、
街がきれいだと彼等の仕事が
無くなってしまうから。」
いかにもフランス人らしいコメントで、
よく聞く話です
そんなコメントを拝見して思い出したのが、
フランスに住んでいた時にネットで見た
日本のバラエティ番組です。
「スゴ〜イですね、視察団」
みたいなタイトルだったと思いますが、
日本の技術やサービスを
海外の人に紹介する番組で、
その回は日本の幼稚園教育について
やっていました。
それを視察に来たのが、その時は
ちょうどフランスと北欧の方だったので、
興味深くみたのを覚えています。
日本のお遊戯や歌のレベル、
きちんと並べること、手を洗うこと、
様々な幼稚園でのあり方を見て、
そのフランス人が目を丸くして
驚いていたのを思い出します。
（日本とフランスの幼稚園の違い、
レベルの違い、私も目を丸くしました。）
ただ、以前も書きましたが
その驚きが必ずしも「尊敬」
であるかは分からず、ひょっとしたら
「そこまで子供にさせるの？」
「そんなことが必要なの？」
という部分での驚きも
含まれていたかもしれません。
その中でフランス人教諭が
「これだけは受け入れられない」
といったその幼稚園の教育が
ありました。
それは何だったかというと・・
「床の拭き掃除」
デス
フランス人教諭はこう言いました。
「これだけは受け入れられません。
これは虐待に見えます。」
もしくは虐待です。
と言ったような・・・？
日本の小学校では当たり前の
「掃除の時間」。
これはフランスにはありません。
フランスでは給食も、教師ではなく、
給仕担当のマダムが給仕はもちろん
食事中のお手伝いをしてくれ、
掃除ももちろん、
掃除の方の「仕事」なのです。
明確に仕事の区分がある。
階級社会の名残かもしれません。
これはイギリスでも感じたことです。
話は戻り、
フランス人教諭にそのように言われ、
日本の先生はただただ難しい顔をして
黙ってしまわれた。
私などは
「そんなことを言っているから
フランスの街は汚いのよ！」
と心から思いました。
とはいえ、その日本の先生はそういった
フランスの現状は
ご存知なかったかもしれませんけれど、
フランスを知っている者としては
「日本はこのようにして幼い頃から
自分たちの使っている場所や物を
自分たちで綺麗にすることで
ものを大切に扱ったり、
物を捨てると誰かが掃除をしなければ
ならないことを学び、
街も綺麗になるということを
学んでいくのです。
道徳上もとても大切なことです。」
とでも言って欲しかった〜！
といいつつも、
こういう議論ではフランス人に
太刀打ちできそうにありません。
そんなことを言えば、すぐに
「どうしてそれを学校という教育の場で
それを教える必要があるのですか？
私たちが教えるのは勉強であって、
それは学校で教えることでは
ありません。
掃除の仕方などは家庭の中で
親が教えることです。」
とばっさり返って来そうなのが
目に浮かぶようです。
こうなると議論は平行線というか
長い歴史が育んできた「文化の違い」もあり
分かり合えないでしょうね。
逆に、掃除はないし街も汚いけれど、
フランス人は幼い頃から
哲学を学び、考える力を養い、
議論に打ち勝つ方法を
学んで来ているのです。
「君はよくそんな言い訳を
思いつきましたね。」
とある意味で褒められるほどに、
フランス人というのは
自分が間違っていてもそれを
正当化できるほどの素晴らしくも
恐ろしい？技術を幼い頃から
叩き込まれて学び育っています
おかげでフランスでは
悔しすぎる思い、というか、
よくもまぁそんなことを！
とか言葉は悪いですが、どの面下げて？
と思えることを何度か経験しました
冒頭に書いたパリっ子の先生の議論も
一理あるようにも見えるけれど、
あれだけフランス人を見たり
フランス人とやりあってくると、
「それ、完全に言い訳よね？」
「自己正当化のためのこじつけよ。」
「屁理屈にもほどがあるわ」
と思えて来たりもします
フランス人の生き方は自然ですが、
そのあり方は素敵な点だけではなく、
日本人からすると、自然というより正直
「幼稚」に見えてしまうと言わざるを
得ない部分も多々あるのも事実です
（当然皆が皆ではありません。
比較的密度の問題です。）
これも「文化の違い」でしょうか。
パリではゴミ箱なんて、
２０メートルおきくらいの
信じられない近い間隔で
設置してあるにもかかわらず
街はゴミだらけ・・・。
日本はゴミ箱なんて滅多に見なくても
パリよりずっと衛生的で
ゴミも少ないのです。
そしてパリっ子の言い訳が
「掃除人の仕事を奪うようなことを
したくない。」
犬のフンを捨てても
「これは私の仕事じゃない、
犬のフンを始末するのは
掃除人の仕事」
と仰るのだけれど・・
もはや、自分がポイポイ捨てて楽するために
その説を自分に信じ込ませてないかしらん？
と思えるほどです笑。
あれだけゴミ箱の設置してあるパリ。
掃除人のお仕事はあれだけの数あるゴミ箱の
ゴミを回収するだけで、
十分大仕事のはずなんだけれどね。
でも・・
今回のコメントを見て、
日本のある番組も思い出しました。
「池の水を抜こう大作戦」のような
番組。
番組中、横浜で以前住んでいたすぐ
近くの公園の水が抜かれました。
すると・・
出てくるわ、出てくるわ、
携帯、パソコン、やかん、
あげくは自転車まで！！！！
言われてみれば山への不法投棄も
多いのかもしれないけれど、
川や池や。。
人が見ていない時間帯に
捨てている人がたくさんいるんだなぁ
と、日本人は人が見ていなければ、
他の人の目がなければ、
悪いことをできてしまう・・・
そんな側面も確かにあるのかもしれない、
とも感じました。
いつでも「他の人の目」が
行動を制御している人も多いとしたら
それもまた不健全ですし、
何より恥ずかしいですね。
それにしたって・・
両国を考えると
やっぱり完璧な国などありませんよね。
だって私たち「不完全な人間」が
国を作っているのですから
当然といえば当然ですね
日本は
「議論に打ち勝てる術」
「人の目ではなく自分の心で判断する術」
を。
フランス人は
「言い訳より本質を」
「公共心、公徳心を」
「自己正当化ではなく恥を知る精神を」
スローガンにでもすべき？笑
なぁんて自分のことは棚にあげて、
偉そうに思いを巡らした朝です。
だけれども、やっぱりパリは
顔を上げて歩くと美しい！
写真はオペラ界隈にあるスターバックス。
宮殿のような美しさです！
世界でも訪ねて見てほしい
スタバの一つ
こういうことを考えるのは
なんだかとっても楽しいのです
お付き合いありがとうございました
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今日も素敵な夜をお過ごしください！
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