先生に怒りさえ感じてしまった件・・汗 | 子供と暮らすウィーン便り 〜美しいもの探し&文化の違いに思いを巡らせて〜

子供と暮らすウィーン便り 〜美しいもの探し&文化の違いに思いを巡らせて〜

イギリス、パリ、東京、現在ウィーンに暮らす駐在妻です。
「美しき青きドナウ」を見ながら子供とドタバタ暮らす
「忙しきクスミBBA」(笑)がウィーンで美しいものを探し、
新たなる価値観や文化の違いに興味を持ちながら暮らしています。
英仏回顧録、旅行記、収納等も♡

おはようございます。

今日もすでに暑いですね。

体調にお気をつけてお過ごしください。

 

初めましての方は、お読み頂く前に

こちら(およみ頂く前に♡)をどうぞ♫

 

***

 

さて。前回の記事で

こんなことを書きました。

 

個性個性というけれど・・
運動会を見ながら思う矛盾?
日本はまるで・・

 

 

頂いた沢山のコメントを拝見しながら

改めて日本って大変な国でもあるよなぁと

思った私です。

 

日本は建前と本音の国。

 

 

結局、「個性」と言っても

本音は

「みんなと一緒であってほしい」

「同じように行動してほしい」

 

(もう少し言えば

「都合の良い個性」

「都合よく使える個性」が

求められているような・・

 

コメントに書いてくださった方もいましたが、

「はい、ここから15分個性を出して〜!」

「はい、これでおしまい!

ここからはみんな同じでお願いね」

のような・・・笑

・・うまく表現してくださいました)

 

 

 

というのが、

教師にも親にも

静かに、でも確実に

浸透しているのだろうなぁ

と思います。

(かくいう私にさえあるのかも・・)

 

 

 

 

他に頂いたコメントの中に、

興味深いものがありました。

 

算数の問題で日本は

3+5=□

こういう質問が多いのに対し、

 

イギリスは

□+□=8

 

という質問だったのが印象的だった

と書いてくださった方がいましたが、

このような例からして、

 

日本は答えを一つ求めるようなやり方を

取りがちで、

イギリスは自由に考えられるベースが

作られやすい教え方をしているなぁと

つくづく感じ入った私です。

 

 

そんな中、先日、

娘の算数のテストで

思わず怒りを感じてしまった

出来事がありました。

 

4+5=9

 

という計算で、娘はきちんと

答えを9と書いていたのです。

 

でも娘は、9をフランスで習ってきた

字の書き方がまだ治らず、

日本のような綺麗な9では

書いていませんでした。

 

先生としては、

数字の書き順を必死で教えている

それが守られず嫌だったのかもしれません。

でも、思わず
「日本ぽいなぁ」
と呟いてしまった私です。

 

減点ならまだしも、バツをつけられ、

そこの点数は0点だったのです。


答えがあっているにもかかわらず、
数字の書き方が違うということで・・。

まぁ、一年生ですし、
数字の書き方も含めて
算数のテスト、ということなのかも
しれないけれど、
なんだか腑に落ちない私・・。



 

例えばフランスでの数字やアルファベットの書き方と

日本での書き方の教えられ方、正しい書き方は

違うことも多々あるのですがね・・・

 

 

日本で生きていくには日本の数字の

書き方が皆にわかりやすく、正しい、

というのももちろん分かりますし、

大事なことなのだけれど、

 

少なくとも、先生がたに望むことが

あるとすれば、

 

「これが正しい」

 

ではなく

 

「これが日本では正しい」

 

ということをしっかりと認識した上で

教えてくださる方が

これからの時代はよいのではないか、

ということです。


世界にはたくさんのスタンダードがあります。
数字は世界共通なのに、
正しいと教えられる書き方一つ
とっても様々なわけですから。



 

 

もう一問。

 

5個ずつ2列に、

計10個並んでいる

空白の丸があり、

その中の9個に

色を塗りなさい、

 

という問題だったのです。

 

大雑把な娘は

上の段に4つ塗り、

下の段に5つ塗りました。

 

計9個、

きちんと色は塗れているわけです。

 

 

それなのに、そこもバツになっている!!

しかも、「上の段からきちんと塗りましょう」

 

と赤ペンで書いてあり、

バツになっている!!

 

わかります、わかりますよ、先生!

ここは日本だもの、

日本人ならそう教えたい

ですよね!!!

 

 

でもね、それで減点ならまだしも

バツにするなら、そこは徹底して

「上から順に塗りましょう」と

指示を書いてあれば

バツでも結構!と

内心思ってしまった私です。

 

(静かなるモンペになってますかね・・・汗)

 

 

 

 

それにしたって、これぞ日本!!!

 

 

 

 

それでも世界は回る。日本の持つ矛盾?
フランスの幼稚園のプチデジュネから
思いを巡らして

 

だからこそ、この↑の記事でご紹介した、
シールの写真のように

きちんと並べて貼れる日本が

出来上がるのだろうし

 

 

一方で、個性が許されず、

出る杭は打たれる日本、

違うと叩かれる日本も

出来上がるのだろうし・・

 

 

ただ、日本の教育から

見て取れるこんなことは

先日のシールの例を見れば明らかで、

あんなに秩序正しくシールを貼れる国、

しかも自発的に・・

は、世界でも稀だ、ということで、

世界が驚いてくれるわけです。

 

 

それもまた誇らしいことだけれども

その一方で

「個性」「自由」が豊かに育まれ

受け入れられていく土壌とは程遠いのよね

・・とつくづく、感じてしまった出来事でも

ありました。

 



世界の人が日本を褒める時、
その秩序やきちんとしている面は
表立ったところですので、
気づいてもらいやすい美点だと思います。


だけれどもその影の部分として、
個性が埋没していきやすいとい点を
外国の方がどう評価するのか、

そんなことも興味がありますね。

これにちなんでは
私のフランス人の友人の旦那さんが
語った日本への印象を
またいつか書いてみたいと思います。

それから、これからの時代の
先生に望むことも・・・
いつか記事に・・。


フランスのギャルドリのクリスマス会。
自由な雰囲気。
大変失礼ながら先生方の歌の
キーの全く揃っていなかったこと・・
歌に合わせて踊る体を降る方向が
バラバラだったこと・・・
面白すぎましたが、
気楽で私は好きでした。

そんなことから思い出す
フランスの幼稚園や習い事事情についても
思いを巡らせたことをまた書きますね。

 

***

 

世界が穏やかな1日と
なりますように。

 

お読み頂きありがとうございました。


***

 

💖最近たくさん読んで頂いた記事です💖

 

 

「なぜ?」フランスの母乳事情
〜母親としての自己肯定感〜

 

「なぜ?」この一言でわかる出産への意識の違い

〜これなら産める!フランスの出産〜

 

子育て中のフランス人のお宅
〜決定的に日本と違うこと〜
 育児しやすいマインド

 

日本の教育の常識はフランスでは虐待!?
〜街のあり方と国民性と〜

 

自然と共にあるフランス
〜お肉やさんでの驚きの光景〜

 

フランスのビーチはなぜ美しいか
〜フランス人の自然な生き方〜

 

私がフランスに興味を持った理由〜
日本と一番と言っても良い違い〜

 

「日本は全てがきちんとしているわよね」
日本はどうして「systematic」になれるか

 

日仏の人生観の違い〜教育の力?〜
 
【続】ないない尽くしのフランスの幼稚園
驚きの事情
 
フランスで恥をかかないために
フランスと日本の接客業の違い
「お客様は神様!?」
 
「君のお嬢さんは4歳だよ!」
フランスのサービス
 
日本だったらすぐクレーム?
フランスのカフェのギャルソンの態度が
悪い理由
 
☆Maman GRACEが黙っていない
〜あなたはどこの国から来たの?〜

 

☆「あなたの好きなようにすれば良いのよ」

日本人を苦しめるメンタリティ

 

ないない尽くしのフランス!

日本の幼稚園ママは大変!と感じた理由

 

パリのママンは母親失格? 

日本とフランスを考える

 

☆「みんなと一緒でなきゃ・・」

そんな日本人はこんな風にして作られる

 
帰国前日の大パニック まさかの事件・・
フランスらしい駐在の〆?
 

マダムの紡ぐ言葉

〜私にできることしかできないし、

したくないの〜

 

フランス人がたくさん子供を産める理由

 

駐在妻の暮らし 〜本当のところ〜

 

☆日本と違うフランスの保護者会
出生率の高いフランスの男性のパフォーマンス
 
☆フランスの自由からヒントを得たら・・

 

***

 

ドキドキドキドキ応援よろしくお願いいたしますドキドキドキドキ

更新の励みになります。

1日に1回各ボタンを押して頂くと、

ポイントに反映されてランキングが

上がる仕組みになっています。


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

 

 

宝石ブルーこちらのブログも書いています宝石ブルー 収納について、時々

以下のブログで綴っています。

ご興味がありましたら

お立ち寄りください!

クリアな暮らし